扇風機とサーキュレーター、同じように使えそうだけどどちらを選べばいいのでしょうか?
そもそも何がどう違うのですか?
「送風機」「扇風機」「換気扇」「サーキュレーター」。
どれも風を発生させる機械で、冷暖房と合わせて使うと電気代が浮く、なんて話もありますよね。
これらの違いは、
- 風を人に当てるため
- 空気を循環させるため
という、目的の違いがあるんです。
そこで今回は、「送風機」「扇風機」「換気扇」「サーキュレーター」の違いを、より詳しく解説していきます。
ちなみに今回の「扇風機」「サーキュレーター」のように、使い方の紛らわしい言葉は、ほかにもたくさんあります。
こちらの記事で特集していますので、使い分けができるかどうか、ぜひ挑戦してみてくださいね。
知識を深めよう!
「送風機」とは?見た目の特徴や用途など
「送風機」とは風を送り出す機械の総称です。
- 「換気扇」
- 「サーキュレーター」
- 「扇風機」
は「送風機」の一種であり、その用途によって形も様々に変わります。
「空気を循環させる目的で使われる場合」は
- 「換気扇」
- 「サーキュレーター」
「人が涼むために使われる場合」は
- 「扇風機」
といいます。
一般的には「送風機」は
- 業務用の「サーキュレーター」
- スリムファン(家庭用の回転羽が付いていないサーキュレーター)
これらを指して使われることが多いです。
「扇風機」とは?見た目の特徴や用途など
扇風機は人が直接風を浴びて涼むために、風を作り出す機械です。
65cm〜90cm程の支柱に30cmほどのプロペラが取り付けられています。
回転羽に指が巻き込まれないようにカバーがつけられています。
うちわのように優しい風を送り出すことができ、プロペラ型の羽を使って風を広範囲に送り出すことができます。
人が涼むためという用途ですので、高さ調節・首振り機能・風量の調節・タイマーや静穏性に優れているものが多いです。
「換気扇」とは?見た目の特徴や用途など
「換気扇」とは室内の空気の排出や、室外との空気の入れ替えを行うための機械です。
見た目はプロペラタイプのものと、縦長の羽が筒状に取り付けられたものがあります(シロッコファン)。
プロペラ型のものは直接屋外に空気を送り出すため室外に面した壁に取り付けられており、音は大きめです。
シロッコファンタイプのものはダクトから空気を屋外に送り出すため、天井に付いていることもあります、音は小さめです。
どちらも風は屋外に向けて送り出されます。
「サーキュレーター」とは?見た目の特徴や用途など
「サーキュレーター」とは主に空気の循環を目的とした機械です。
「サーキュレーター」の意味は循環装置という意味ですのでそのままですね。
主な特徴は、回転羽の前に渦巻き状の風切り羽がついている事です。
この風切り羽が付いていることで送り出された風が渦巻き状になります。
そのため、送り出された風は直線的に、かつ遠くまで届くようになり、空気の循環を行いやすくなります。
風切り羽が付いていないタイプのものもありますが、その場合は回転羽の形が扇風機とは違います。
人が直接風を浴びるためのものではないため、上下の角度調整が出来る程度です。
タイマー機能や首振り機能・風量の調節機能は付いていないことも多く、音も大きめです。
扇風機としても使えないわけではないですが、強い風はあまり身体によくないため長時間の利用は控えましょう。
「送風機」「扇風機」「換気扇」「サーキュレーター」の違いは?
「扇風機」「換気扇」「サーキュレーター」は「送風機」の一種です。
- 「扇風機」→首振り機能・タイマー・風量の調節が可能で人が直接風を浴びて涼むために使います。
- 「換気扇」→壁や天井に取り付けられており、屋内の空気の入れ替えをするために使います。
- 「サーキュレーター」→プロペラの前に渦巻き状の風切り羽が付いているのが特徴で、室内の空気を循環させるために使います。
業務用の「サーキュレーター」や家庭用のスリムファンを指して「送風機」と言うこともあります。
参考記事
さいごに
「扇風機」と「サーキュレーター」は混同されていることもあります。
確かに見た目も似ているのでわかりにくかったと思います。
今回の記事で明確な違いがわかっていただけたことと思いますので、これからは用途によって使い分けていきましょう。