「遅れてしまってすみません!」
「遅れてしまってすいません!」
一見、同じように見える
この文章ですが、
あなたはこの2つの違いは
分かりますか?
この2つの違いは、
「すみません」か「すいません」。
意識して見ないと、
見落としてしまいそうな
違いですよね(;・∀・)
どちらも普段の生活で
よく耳にする言葉ですが、
あなたはこの2つの違いを
気にしたことはありますか?
私はつい最近まで
意識せずに混同させて
使っていました(*_*;
きっとあなたも、
「この2つってちょっと違う!」
という事に気付いて、
この記事を見ているのだと思います。
そんな疑問を持ったあなたの為に
今回は、
「すみません」と「すいません」の違い
を、徹底的に解明にしていきます!
5分程度で読めるので、
気楽に読んでくださいね(*^^)v
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「すみません」と「すいません」の違いとは?
「すみません」と「すいません」の
違いは、簡単に言うと
「言いやすさ」なのです。
あなたも実際に、
この2つを口に出して
言ってみてください。
実際に言ってみると、
「すいません」の方が
言いやすい事に気付くと
思います(^o^)
これがこの2つの
大きな違いなのです!
ではなぜ、
こういった違いが生まれたのか、
次の章で詳しく
解説していきますね。
すみませんとすいませんに
違いが生まれたワケ
本来、日本語として正しいのは
「すみません」。
すいませんは元々、
江戸時代の下町の方言だったのです。
「すみません、すみません・・・」
何度も繰り返して言うと、
「み」と「ま」のマ行の仮名が
連続で出てきて、
鬱陶しく感じてきますよね。
マ行の仮名は上唇と下唇が
くっついて発音するので、
こう感じてしまうのです(;´∀`)
面倒くさがりの日本人は
「これは面倒だ、手抜きにしちゃえ!」
と、すいませんの方を
多用するようになっていきました。
「み」の部分が
「い」に変わるだけで、
言いやすさが全然違いますよね(^o^)
これが、日本全国で
すいませんが使われるようになった
きっかけなのです。
豆知識:音便
すみませんからすいませんのように、
歴史の中で発音が変化していく事を
音便と呼びます。
発音がしづらい言葉が、
言いやすい言葉に
変わっていくのが特徴ですね!
この現象は、すみません以外にも
様々なものがあります。
ここでは、その代表例を紹介しますね。
- 仲人 ナカビト→ナカウド→ナコウド
- 踏みつける フミツケル→フンヅケル
- ござります ゴザリマス→ゴザイマス
「すみません」と「すいません」の使い分け
この2つの違いは「言いやすさ」。
意味には違いがないので、
日常生活ではどちらを使っても
支障をきたす事は無いという事です。
「それだったら、
『すいません』の方が言いやすいし、
こっちを中心的に使えばいいじゃん!」
こんな考えをしたあなた、
ちょっと待ってくださ~い!(;´∀`)
この2つは確かに
同じ意味なのですが、
使う場面が全然違うんです!
次はすみませんとすいませんの
使い分けについて、
解説していきますね!
すみませんを使う場合
まず第一に、
この2つを使う場面を
想定してみましょう。
この2つを使う場面といえば、
謝罪をする時。
自分が何か失敗をして、
目上の人に謝る時に
「すみませんでした!」
と言いますよね。
結論から言いますと、
こういった謝罪の場面で
すいませんを使うのはNGです!
その理由は”手抜きの表現”
だからなのですΣ(・∀・;)
謝罪などの真剣な場面で、
すいませんのような
手抜きの表現の言葉を
使ってしまうと、相手から
「なんだこいつは!
ちゃんとした言葉も
使えないのか!?」
と思われてしまう
可能性があります。
実際にあなたも、
自分より年下の人に
「すいませんでした~」
と言われたら、
「軽いなあ」と感じませんか?
大事な場面で、
正しくない日本語を使うのは
マナー違反です。
目上の人に対しては、
すみませんを使うように
心がけましょう!
「すいません」を使う場合
「じゃあ普段の生活では、
すいませんを使わっては
いけないの?」
そういう訳ではないのです\(^o^)/
先程も説明したように、
すいませんは比較的
軽い印象がする言葉です。
なので友人や会社の同僚など、
軽い言葉を使っても
何か言われたりしない相手には、
使ってもOKということです!
逆に親しい人に対して、
すみませんを使うと
「そんな大袈裟に
言わなくてもいいのに(笑)」
と思われるかも
しれません(;´∀`)
親しい人には、
こちらを使って行きましょう!
まとめ
すみませんとすいませんの違い、
お分かり頂けたでしょうか。
最後にこの2つの違いを
まとめていきたいと思います。
すみません
- 日本語としてはこちらが正しい。
- マ行が続いて少し言いにくい。
- 目上の人に対して謝罪をする時など、大事な場面で使う。
すいません
- 音便により言いやすくなっている。
- 友人に対してなど、軽い場面で使う。
といった感じです。
場面によって
使い分けるように
心がけてくださいね(^o^)