「怖い」と「恐い」。
この2つの漢字は、
どちらも「こわい」と
読むことができる漢字です。
「お化けが”こわい”」や、
「担任の先生が”こわい”」など、
だれでも1度は使ったことの
ある言葉だと思います。
しかしこの2つ、
読み方が同じなため、
漢字で書く時どちらを
使えばいいか
迷ったことはありませんか?
もしこの2つに違いがあって、
使い方を間違えてしまうと
恥ずかしい思いを
してしまうかも!
今回は「怖い」と「恐い」の、
違いと使い分けについて
解説していきます!
「怖い」と「恐い」の違いとは?
「怖い」と「恐い」の
違いを知るために、
漢字辞書でこの2つの
意味を調べてみると、
それぞれこういった
意味が書いてありました。
怖い
- それに近づくと危害を加えられそうで不安である。
- 悪い結果がでるのではないかと不安で避けたい気持ちである。
- 不思議な能力がありそうで不気味である。
恐い
- それに近づくと危害を加えられそうで不安である。
- 悪い結果がでるのではないかと不安で避けたい気持ちである。
- 不思議な能力がありそうで不気味である。
なんとこの2つは、
意味が全く一緒なのです!
ということなので、
この2つに違いは
無いということですね。
1つ分かりやすい
違いを挙げるなら、
「怖い」と違い「恐い」は
常用漢字ではないことです。
そのため新聞や
ニュースなどの場では、
「恐い」は使われることなく
「怖い」を使うように
決められているのです。
なので基本的には、
常用漢字である
「怖い」を使うのが
正しいことになります(^^)
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「怖い」と「恐ろしい」の違いとは?
常用漢字ではないため、
あまり使われることがない
「恐い」は、別の読み方をすると
「恐ろしい」とも
読むことができます。
「恐ろしい」は「こわい」と
ほぼ同じようなニュアンスを
持っているため、
「恐い=恐ろしい」としても
いいのではないでしょうか。
そうなると、
「怖い」と「恐い」の
細かい違いが浮かんでくる
かもしれません!
「恐ろしい」を
漢字辞書で調べてみると、
こういった意味が
書いてありました。
「恐ろしい」の意味
- 危険を感じて不安である。
- 程度がはなはだしい。
という風に「恐ろしい」は、
「客観的に対象の
危険性を表す」時に
使うのが正しい
使い方になります。
これに対し「怖い」は、
「主観的な恐怖感」を
表します。
つまりこの2つの違いは、
「恐怖の対象が主観的か客観的か」
ということなのです!
「怖い」と「恐い」は
同じ意味ですが、
「恐ろしい」の意味を考えると、
「恐い」は客観的な恐怖の時に
使うのがいいでしょう!(^^♪
日本語には、これ以外にも
似たような言葉が
いっぱいあるのを知ってますか?
このブログでは、
この記事以外でも
「言葉の違い」について
詳しく解説しています!
最後に
「怖い」と「恐い」の違いは、
お分かりいただけたでしょうか?
この2つには明確な
違いこそないものの、
詳しく調べると
細かい違いがあります。
この違いに気をつけて
使うのもよし、
常用漢字の「怖い」を
使うのもよしです!
これでこの2つの使い分けは
バッチリですね!