「貼る」と「張る」。
この2つは、どちらも「はる」と読むことができる漢字です。
「ポスターを”はる”」、「テープを紙に”はる”」、「クモが巣を”はる”」などなど、日常生活の場面でもよく使われる漢字ですよね。
しかしこの2つは、どちらも同じ読み方なため、違いを知らないと、いざ漢字で書く時にどちらを使えばいいのか、迷ったことはありませんか?
使い分けを知らないと、どっちを使えばいいのか迷うことがあると思います。
でも、今更こんなことを他の人に聞くのも少し恥ずかしいですよね・・・
そんなあなたのために、今回は「貼る」と「張る」の違いと使い分けについて解説していきます!
「貼る」の正しい使い方
熟語としてあまり使われず、「はる」という読み方で、日常生活によく使われている「貼る」。
この「貼る」の、正しい使い方を知るために、まずは漢字辞書にて「貼る」の意味を調べてみました!
のりなどでくっつける。
板などを平らに並べて打ちつける。
「貼る」の意味を調べると、まさしく「壁などに何かを”はりつける”」という意味が載ってありました!
これらの意味を用いて、例文を作ると、
壁にポスターを貼る。←1の意味
紙にシールを貼る。←1の意味
羽目を貼る。←2の意味
2の「板などを平らに並べて打ちつける。」はあまり使われない使い方ですが、1の「のりなどでくっつける。」は、日常生活でもかなり使われる使い方ですよね。
壁などに、紙やポスターなど”はる”時は、「貼る」を使うようにしましょう!
「張る」の正しい使い方
これに対し、こちらも”はる”と読むことが有名で、日常生活でもよく見る「張る」。
こちらの「張る」も、正しい使い方を知るために漢字辞書にて、意味を調べてみました!
のばし広げる。
はちきれそうにふくらむ。ふとる。
大きく見せようとしてふくらせる。
一面におおう。
いっぱいにする。
強く盛んになる。
なんとビックリ!「張る」の意味を調べると、予想以上にたくさんの意味が出てきました!
それぐらい「張る」には、様々な使い方があるということですね!
意味を用いて、例文にすると、
テントを張る。←1の意味
腹が張る。←2の意味
胸を張る。←3の意味
池に氷が張る。←4の意味
浴槽に水を張る。←5の意味
声を張る。←6の意味
このように「張る」は、たくさんの意味があるため、「貼る」とは違うと思ったら、こちらを使うようにしましょう!
まとめ
「貼る」と「張る」の違いはお分かり頂けましたか?
「貼る」は、結構限定的な使われ方をする漢字で、「張る」は色んな場面で使う漢字のため、「貼る」の使い方と違う時は、「張る」を使うと覚えれば、この2つの使い分けは楽ですね!
これであなたも、正しい日本語が使えるようになりましたね!
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