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7月 違いは?

竹と笹の違いは?七夕に使われるのはどっち?

竹と笹の違い

七夕に願い事の短冊をぶら下げるのは、竹?笹?どっちなんでしょう?

 

実は・・・
でもでもどっちでもよかったのです(゚д゚)!

 

七夕の日に歌う「七夕さま」の歌詞の中に、「ささのはさーらさら♪」とありますよね。

私は今まで、この歌の影響で、七夕に使われるのは、てっきりだとばかり思っていました。

 

でも、飾ってある場所によってはにも見えてしまったり・・・

 

そもそも竹と笹って何が違うんでしょうか?

パンダが動物園で食べているのは笹?それとも竹の葉っぱ?どっちなんでしょう?

 

竹と笹は、見た目がそっくりで、パッと見で違いがわかりにくいですよね?

 

竹(写真左)と笹(写真右)は似ている!

竹と笹の比較

 

そこで今回は、竹と笹の違いについて、

  • 見た目の違い
  • 言葉の違い
  • 大きさの違い
  • 分布の違い

 

の順で、分かりやすくお伝えしていきまーす(^o^)

 

最後まで読んでいただければ、わかりづらい竹と笹の見分け方が、簡単にできるようになりますよ~♪

それでは参りましょう!

 

 

見た目の違い

 

竹と笹は、見た目は確かによく似ています。

でも明らかに違う点が以下の3つなんです!

  1. 成長後の茎の違い
  2. 葉っぱの違い
  3. 枝の出方の違い

 

ではそれぞれを詳しく見ていきましょう。

 

成長後の茎の違い

 

竹はご存知の通り、タケノコがぐんぐん大きくなったものです。

 

竹の表面と皮

 

写真の右側がタケノコで、左が成長したです。

 

タケノコはたくさんので覆われていますよね。

タケノコが成長するにつれて、この皮がすべてはがれ落ちていきます。

そして成長した竹は、皮がはがれ落ちるので、茎の部分がツルツルになります。

参考記事⇒ メンマとシナチクの違いは?筍(たけのこ)とは同じもの?

 

対して、は成長しても、この皮がはがれ落ちずに残っているのです。(下図参照)

 

笹の茎

 

茎の部分をよく見て下さいね!

  • 皮が残っている⇒
  • 皮が落ちてツルツル⇒

 

これで簡単に見分けがつきまーす(^^)v

 

葉っぱの違い

 

もしかしてあなたは、「竹の葉っぱの部分のことを、笹と呼ぶんだ!」と思っていませんでしたか?

実は、葉っぱもよく見てみると、竹と笹に違いがあるんですよ。

 

葉っぱには葉脈と呼ばれる、水や栄養分を運ぶ通路があります。

この葉脈の形状が竹と笹では違っていて・・・

  • 葉脈が格子状⇒
  • 葉脈が並行⇒

 

なんです。(下図参照)

 

竹の葉っぱ(左)と笹の葉っぱ(右)

竹と笹の葉っぱの違い

 

葉っぱにも違いがあったんですね!

 

枝の出方の違い

 

竹にも笹にも、茎の部分に節目があります。

そして、この節目の部分から出ている枝の本数にも違いがあります。

  • 枝の本数が2本⇒
  • 枝の本数が5~6本⇒

 

なんです。

 

「1カ所から枝がたくさん出てるなぁ」と思ったら、大体は笹なので、覚えておいてくださいね!

 

 

言葉の違い

 

「竹と笹。そもそも言葉が違うじゃん」

そう言ってしまえばおしまいですね。

 

でも、それぞれを英語に直すと、明らかに違いがわかります。

  • 竹を英語に直すと”bamboo”
  • 笹を英語に直すと”sasa”

なんですよ。

 

このことで何がわかるんでしょうか?

それは・・・

 

は日本に古くからある特有の植物で、海外でも日本語名がそのまま使われているということ。

それに対して、はアジアの温帯性気候で広く分布し、中国が原産だと言われています。

 

要するに、笹という言葉が使われるのは、日本だけなんです!

 

また、文部科学省の見解では、「竹と笹のどちらでも、利用する場所によって、言葉を使い分けても良い」となっています。

 

つまり、同じものでも・・・

  • 茎の部分を利用したものが
  • 葉っぱの部分を利用したものが

 

というわけなんです。

 

植物学上では、違いがあったにもかかわらず、一般的に、言葉として使い分ける分には、どっちでも良いということ。

 

例えば、あなたが七夕の時に、竹を使ったとします。

でも、「葉っぱの部分を使うなら、たとえ竹でも笹と言っても良い!」という意味なんですね。

 

 

大きさの違い

 

一般的には、竹の小型のものを笹と分類します。
(どちらもイネ目イネ科タケ亜科の植物)

しかし、大きさが逆転する場合もあるので、厳密に竹と笹を、大きさで分ける事は難しいです。

 

なぜなら・・・

「オカメザサという竹は小さく、メダケという笹はすごく大きくなる」

という非常にややこしいパターンが存在するからです。

 

名前も逆転していますよね~

頭がこんがらがってきました(;_;)

 

しかし、上に挙げた逆転パターンのような特殊な場合を除いては・・・

  • 大きいものが
  • 小さいものが

 

で、大方の見分けがつきます。

 

 

分布の違い

 

竹と笹は、分布にも大きな違いがあります。

 

竹は暖かいところに分布していますが、笹は寒冷地にも分布しています。

例えば、北海道には笹は生えていますが、竹は生えていません。

 

ちなみに笹は、冬の間に雪の中で、新芽を冷たい風から守る性質があります。

さらに、雪の下に埋もれてしまっても冬を越せる強い植物なんですよ。

 

 

さいごに

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ここまでで、竹と笹の違いがわかっていただけましたか?

 

茎と葉っぱを見れば、簡単に判別できるということでしたね!

 

実際に七夕飾りでは、竹も笹も両方使われているそうですよ。

しかも、どっちを使うかという、特別な決まりもありません。

 

あなたも竹と笹の見分けがつくようになったので、これからは家族や友達にも、ぜひ教えてあげてくださいね!

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