潮干狩りに行きたいけどタイミングがわからない!
そんなことってありませんか?
実は、日によって干潮(潮の満ち引き)に差があります。
その違いを知らずに海まで行って、アサリが全く獲れなかった…
なんてさみしいですよね。
ズバリ、潮干狩りには「大潮」「中潮」前後の日を狙って行くのがベストです!
理由は「大潮」「中潮」の日は干潮差が大きいので、アサリがたくさん獲れる沖の方まで歩いて行けるからです。
今回は
- 「大潮」「中潮」の日にちと時間の調べ方
- 「大潮」「中潮」と「若潮」「長潮」「小潮」との違い
をご説明しますので、最後までごらんくださいね。
潮の呼び方!「大潮」「中潮」「若潮」「長潮」「小潮」とは?意味や仕組みをわかりやすく
「潮」とは主に月の重力により海面が高くなったり低くなったりすることです。
一番低くなった時を干潮、一番高くなった時を満潮といいます。
主に月の重力に引かれて潮汐が起こっているため、月に面した海面の水位が上がります。
ですが、月の反対側の海面が一番下がっているのかというと、そういうわけではありません。
というのも、地球は自転しているため月の反対側では遠心力によって海面が上がっているからです。
そのため、一日に満潮は2回あります。
この干潮差、日本では最大で5.6m程ですが、干潮差が大きい国は15mを超えるそうです。
また、月の影響以外に太陽も影響し、月・地球・太陽が直線に並ぶ新月と満月の前後は太陽の重力も合わさって、普段よりも干潮時と満潮時の差が出ます。
この差の違いを「大潮」や「長潮」と呼ぶわけですね。
「大潮」「中潮」「若潮」「長潮」「小潮」の違いは?
満潮時と干潮時の水位の差が一番大きい時を「大潮」、一番小さい時を「長潮」といいます。
新月と満月の前後が「大潮」となるので、大体月に2回「大潮」が来るというわけですね。
大潮→中潮→小潮→長潮→若潮→小潮→中潮→大潮…
という順番に回ってきます。
「若潮」は「長潮」が終わり「大潮」に向かって干満の差が大きくなりだす日の事を指します。
太陽と月の位置に密接しているため、月の満ち欠けとリンクさせると分かりやすいです。
満月と新月の前後が「大潮」となり、半月になるにつれて「中潮」「小潮」「長潮」となります。
潮干狩りをするならどれ?
潮干狩りに向いているのは「大潮」「中潮」の時期です。
理由として、干潮の差が大きいためアサリが沢山獲れる沖の方まで歩いて行けるからです。
では、具体的に「大潮」「中潮」の時期の調べ方をお教えします。
気象庁が潮位表という水位のデータを公表していますので開いてみましょう。
- この表の中から潮干狩りに行きたい場所を選びます。
- 満月・新月の日前後で「潮位」が昼間で最も低い時間を探します。
このマイナスの数値が大きいほど、海面の下がり幅が大きいということです。
潮の引きが大きく沖の方まで歩いて行けるので、潮干狩りに向いているというわけですね。
付け加えると、GWがあり、アサリが獲りつくされていない5月の「大潮」「中潮」の日がおすすめです。
月と太陽の重力によって、干潮の差が一番大きい時期が「大潮」、一番差が小さい時期が「長潮」です。
この干潮の差は月だけではなく、太陽にも影響されるので、「満月」「新月」の前後が「大潮」となります。
さいごに
「大潮」「中潮」の時期が潮干狩りにはおススメです。
「半月」の時期は「長潮」や「若潮」となり、干潮差が少ないため潮干狩りには向きません。
気象庁の潮位表を見て、「大潮」「中潮」の時期を見計らって出かけましょう。
海水もまだ冷たい時期(水道水くらい)なので、防寒はしっかりした方がいいかもしれません。