「辞典」と「辞書」。
この2つは、どちらも言葉などの意味を
調べる時に使うものですね。
漢字辞書や国語辞典、英和辞典など
種類もたくさんあります。
しかしこの2つ、どちらも同じようなものなので、
違いが分からないという人が
多いのではないでしょうか。
今回は、今すぐ他人に教えることができる
「辞書」と「辞典」の違いについて解説していきます!
「辞書」と「辞典」のそれぞれの意味とは?
「辞書」と「辞典」では、
どういった違いがあるのかを知るために、
まずはそれぞれの意味を調べてみました。
辞書
- 多くの言葉や文字を一定の基準によって配列し、
その表記法・発音・語源・意味・用法などを記した書物。 - パソコンの日本語入力システムやワープロソフトで、
入力した仮名を漢字に変換するために
登録されている語・熟語・類語などのファイル。
辞典
- 単語を配列しその発音、語形、語義、用法等を解説したもの。
それぞれの意味を調べてみても、
この2つは似たようなものなので
違いが分からないですね・・・
唯一違うところは、「辞書」の方に書いてある
「パソコンの日本語入力システムやワープロソフト~」
というところ!
最近では、本ではなく電子辞書を
使っているという人も多いかと思います。
こういったものは「電子辞典」とは言わず、
必ず「電子辞書」と言いますよね。
これだけでは、「辞書」と「辞典」の
明確な違いとは言い切れませんが、
機械のものを使う場合は「辞書」を使うようにしましょう。
「辞書」と「辞典」の明確な違いとは?
「辞書」と「辞典」の意味が、ほぼ同じということなら、
「書」と「典」の違いを知れば、
自ずと「辞書」と「辞典」の違いも
分かるのではないでしょうか!
それぞれの漢字の意味はこのようになります。
「書」
- かく(描く、画くとも)。しるす
- 文字。筆跡。
- 手紙。かきつけ。
- 本。
「典」
- 書物。
- 規則。手本。
- 儀式。
- 根拠がある。
- 整っている。
「書」と「典」を比べると、
「典」には「規則・手本」「根拠がある」「整っている」
という意味があるように、
「典」の方が信頼性を増す感じがしますよね。
漢字の意味を見ても分かるように、現在の傾向を見ると、
「辞書」はジャンルや書籍以外の形態を意味する場合が多く、
「辞典」は出版された書籍を意味している場合が多い、
という事になります!
「辞書」は、電子辞書やハンドブックなど
手軽に持ち運びができるもの、
「辞典」は厚みや重さがある大きい本と
考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
まとめ
「辞書」と「辞典」の違いは
お分かり頂けましたか?
この2つは結構似たような意味を持ってるので、
違いを知っておかないと
使い分けが分かりにくいですよね。
もし、他の誰かが「辞書」と「辞典」の
違いについて気にしていたら、
この事を教えてあげてくださいね!