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「ギボウシ」「ウルイ」「オオバギボウシ」「バイケイソウ」の違いや見分け方は?食用はどれ?食べられないのは?



ギボウシ ウルイ バイケイソウ 違い
なや美

ギボウシ、ウルイ、オオバギボウシ、バイケイソウ

見た目が似てるけど、同じもの?

ギボウシという花をご存知ですか?

梅雨から夏にかけて、白から紫色の涼しげな色合いの花を咲かせる、この時期にピッタリの花です。

そして、このギボウシの新芽は「ウルイ」と呼ばれ、実は山菜として食べることができるんです!

アクやクセの少ない味と香り、ネギに似た独特のぬめりが美味しいウルイですが、見た目が似ている有毒植物と時々間違われてしまうことも…。

今回は「ギボウシ」と「ウルイ」、そしてギボウシの仲間である「オオバギボウシ」のご紹介と、「ウルイ」に間違われることもある「バイケイソウ」についてお話ししていきます。

それぞれの違いをまとめていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

「ギボウシ」とは?食べられる?見た目の特徴、種類、別名や名前の由来は?

「ギボウシ」とは漢字で「擬宝珠」と書き、おおよそ梅雨の時期から夏にかけて花を咲かせるユリ科の植物です。


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「擬宝珠」とは「ぎぼし」「ぎぼうしゅ」とも読み、橋や階段の欄干の柱の上に付けられているタマネギのような形をした飾りのことを指します。

この花のつぼみが擬宝珠に似た形をしているため、このような名前が付けられました。

縦に連なった花が付け根から近い順に開いていき、白から紫色の涼しげな色合いと細長いラッパのような形が特徴です。

観賞用の花としては江戸時代から親しまれており、いくつもの変異個体が栽培されてきました。

それを長崎の出島に来ていたドイツ人医師のシーボルトが持ち帰り、ヨーロッパでも多くの品種が育成されるようになり、元々雑種が生まれやすい花だったこともあって、今では40種以上の品種があるとされています。

また、ギボウシの新芽や若葉は食用としても用いられ、ギボウシの他に

  • 「ウルイ」
  • 「タキナ」
  • 「ギンボ」

など、地域ごとの呼び名で山菜として食べられています。

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「ウルイ」とは?食べられる?見た目の特徴、種類、別名や名前の由来は?

「ウルイ」とは「ギボウシ」の新芽のことで、おひたしや天ぷらにして食べられる山菜として用いられます。


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地域によって

  • 「タキナ」
  • 「山かんぴょう」
  • 「ギンボ」

など、様々な呼び名があります。

ウルイとして野菜売り場に出回るのは、ギボウシの中の一種である「オオバギボウシ」の新芽を葉が開く前に摘んだものです。

山地などの湿気の多い地に自生しており、

  • 葉に含まれる水分も多いことから「潤い(うるおい)→ウルイ」という名が付いた説
  • 葉の色が瓜類の果実の皮と似ていることから「瓜菜(うりな)→ウルイ」に転じた説

など、ウルイの名前の由来には諸説あります。

長ネギとちんげん菜やほうれん草を足して2で割ったような見た目をしており、アクやクセの少ない味と香り、ネギに似た独特のぬめりが特徴の野菜です。

「オオバギボウシ」とは?食べられる?見た目の特徴、種類、別名や名前の由来は?

「オオバギボウシ」とは、その名の通り大きな葉を持つギボウシの仲間です。

「ウルイ」の名前で野菜売り場に出回るのは、このオオバギボウシの新芽です。

成長すると50〜100cmほどまで大きくなり、白から淡い紫色をしたラッパのような形をした花を咲かせます。

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「バイケイソウ」とは?食べられない?見た目の特徴、種類、別名や名前の由来は?

「バイケイソウ」とは、ギボウシと同じくユリ科の植物で、緑がかった白い小さな花と先の尖った楕円形の葉を持つのが特徴です。


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花の形が梅の花に似ていること、葉の形が鶏の卵=鶏卵(けいらん)に似ていることから、「バイケイソウ」の名前が付きました。

見た目こそ可愛らしい花を付けますが、実は有毒植物であり、草全体に毒を含むため食べられません。

しかし、新芽が出たばかりの時の見た目がオオバギボウシ=ウルイに似ており、ウルイと間違えて食べてしまう人が毎年のようにいるようです。

口に含むと不快な苦みがあり、そのまま食べてしまうと嘔吐や下痢、手足の痺れなどの症状が現れ、重症化すると亡くなってしまうこともあるので注意が必要です。

バイケイソウの仲間には少し小さめの「コバイケイソウ」があり、白い花が稲穂のように咲きますが、こちらも有毒なので食用にはできません。

「ギボウシ」「ウルイ」「オオバギボウシ」「バイケイソウ」の違いや見分け方は?

それぞれについてお話ししたところで、「ギボウシ」「ウルイ」「オオバギボウシ」「バイケイソウ」の違いや見分け方についてもお話しします。

違いはコレ

  • ギボウシ→ユリ科の植物で、白から紫色をしたラッパ型の花が縦に連なっている。40種類以上の品種がある。
  • ウルイ→ギボウシの新芽で、おひたしや天ぷらなどにできる山菜として食される。
  • オオバギボウシ→ギボウシの仲間。ウルイとして野菜売り場などに出回るのは、このオオバギボウシの新芽を詰んだもの。
  • バイケイソウ→ギボウシと同じくユリ科の植物だが、有毒であり食べられない。ギボウシとは違い、梅の花に似た白い小さな花をつける。新芽が出たばかりの時の見た目がウルイと似ているため、注意が必要。

ギボウシ(ウルイ)とバイケイソウの見分け方

  • 葉の真ん中に太い葉脈があり、そこから細い葉脈が枝のように伸びているのが「オオバギボウシ(ウルイ)」
  • 葉の縦に沿って並行な葉脈が並ぶのが「バイケイソウ」

です。

ウルイを食べる機会があれば、よかったら注目してみてくださいね。

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「「ギボウシ」「ウルイ」「オオバギボウシ」「バイケイソウ」の違い」のさいごに

ギボウシやオオバギボウシの新芽であるウルイとバイケイソウの新芽は見た目こそそっくりです。

でもよーく見ると違いがあるので、見分けることが可能です。

また、ギボウシは観賞用の花としても可愛らしいので、もし見かける機会があれば観察してみてはいかがでしょうか。

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