「去年」と「昨年」。
この2つは、どちらも今年の前の年の事を指す言葉です。
会話や文章でも頻繁に使うので、どちらもよく見かける言葉だと思います。
しかし、この2つはどちらも同じ場面で使う言葉なので、使い分けが分からない!と感じたことはありませんか?
昔どこかで聞いたような気もするけど忘れちゃった・・・と思った人もいるのではないでしょうか。
確かに、いざ違いを考えてみると、パッとは出てこないと思います。
今回は「去年」と「昨年」の違いと使い分けについて解説していきます!
「去年」と「昨年」の違いとは?
まずはこの2つの正しい使い方を知るために、まずは漢字辞書でこの2つの意味を調べてみました!
去年
今年の前の年。去年。
昨年
今年の前の年。去年。
・・・って調べてみても、どっちも一緒やないか~い!\(-o-)/
全く同じ意味ということは、この2つに違いは無いということでしょうか?
こんな事では納得が行かないので、次は漢字辞書ではなく、似たような意味の言葉について載ってる類語辞典で意味を調べてみました!
「去年」と「昨年」の使い分け
二語とも今年の前の年をいう。
「昨年」は、「去年」にくらべて改まった場合に用いられることが多い。
「昨年」は、現時点と比較したり、状態が継続していることを表わしたりする場合に用いられやすい。
さすが類語辞典!この2つの違いが分かりやすく乗ってありました!(・∀・)
「昨年」と「去年」」の違いを分かりやすく説明すると、『「昨年」は改まった場合に使い、「去年」はそれ以外の時に使う」といった感じですね!
「昨年」と「去年」の使い分け
改まった場合といっても、実際どんな場面なのか分からないという人もいるかと思うので、次は例文を使って「昨年」と「去年」の使い分けを覚えましょう!
「昨年」の正しい使い方
昨年の今頃はアメリカにいました。
昨年来続いている警察官の不祥事
昨年、子供が生まれました。
「去年」の正しい使い方
去年から仕事が大変だ。
去年から仲良くなった友人です。
去年の文化祭は楽しかった。
例文にしても、結構使い分けが難しいですが、「昨年」はちゃんとした場面で使われることが重要になります。
もっと分かりやすい例えを出すと、ニュースや新聞などは真面目な場面なので「去年」ではなく「昨年」を使うということです!
私達が使う時としては、面接や履歴書を書く時などでしょうか。
そういう場面では「昨年」を使うようにし、堅苦しくない場面では「去年」を使うようにしましょう!
まとめ
「去年」と「昨年」の違い、お分かり頂けましたか?
この2つは意味が同じく、使う場面によって使い分けが必要になる漢字なので、覚えておかないと混合させてしまいそうですね(^^;)
でも、違いを1度でも知れば覚えやすいので、間違えることはなさそうですね!
これであなたも正しい日本語が使えるようになりましたね!