「誉める」と「褒める」。
この2つは、どちらも「ほめる」と
読むことができる漢字です。
子供がテストでいい点をとった時や、
部下が仕事で大成功した時など、
誰でも1度は人に対して”ほめた”事が
あるかと思います。
しかしこの2つ、どちらも同じ読み方なので、
いざ漢字で書く時にどちらを使えばいいのか
迷ったことはありませんか?
どちらも似たような意味を持ってそうなので、
違いを知らないと間違った使い方を
してしまうかもしれません!
今回は「誉める」と「褒める」の
違いと使い分けについて解説していきます!
「誉める」と「褒める」の違いとは?
まずはこの2つの違いを知るために、
漢字辞書でそれぞれの
意味について調べてみました!
「誉める」の意味
人のしたこと・行いをすぐれていると評価して、そのことを言う。
祝う。ことほぐ。
「褒める」の意味
人のしたこと・行いをすぐれていると評価して、そのことを言う。たたえる。
祝う。ことほぐ。
なんとこの2つは、
どちらも同じ意味を持っているのです!(゚д゚)
ということなので「ほめる」という言葉を使う時は、
どちらを使っても問題は
無いということです!
この2つは確かに同じような意味を持ってそうでしたが、
まさか一緒だとは思いませんでしたね(^^;)
なので、「ほめる」という言葉を漢字で書く時は、
どちらを使っても大丈夫です!
「誉める」と「褒める」の厳密な違いとは?
「誉める」と「褒める」は、
どちらを使っても問題が無いということですが、
厳密にはちょっとした違いがあります。
それが、常用漢字かそうでないかということです!
詳しく説明すると、「褒める」は
常用漢字に指定されているのですが、
「誉める」は常用漢字に
指定されていないのです!
そのため、学校やテレビのニュース、
新聞などで「ほめる」という言葉を使う時は、
「誉める」ではなく「褒める」を使うというわけです。
なので、そういう重要な場所では
「褒める」を使った方がいいかもしれませんね。
ちなみに漢字の成り立ちも「誉」は、「言」という字が含まれているので、
言葉で「ほめる」ことが由来とされており、
「褒」は「衣」という字が含まれているので、
衣など金品を与えて「ほめる」ことが由来となっています。
この2つは同じ意味なので使い分けは必要ありませんが、
もし使い分けるなら、この違いに気をつけてみてもいいですね!
まとめ
「誉める」と「褒める」の違いは、
お分かり頂けたでしょうか?
この2つには明確な違いが無いため、
漢字で書く時は使い分けなくていい、
というのは予想外だったのではないでしょうか。
厳密な違いは豆知識程度に置いといて、
他の人に教えてあげてもいいですね!
これからも、正しい日本語を使えるようになりましょう!