次の英語の勉強の中で一番大事なのはどれ?
1 単語
2 文法
3 長文読解
このページに訪問してくれたあなたなら、もちろんわかりますよね?
そうなんです!単語が一番大事ですよね!
なぜなら、英単語の最低限の意味がわかっていないと、文法で短い文章も読めないし、ましてや長文読解なんてチンプンカンプン?!なんだから。
「その単語が覚えられへんから、こうやって覚え方を調べとるんやないんけ( ゚Д゚)!」
そう思ったあなた!ごもっともです。
後で、覚え方のコツをお教えしますので、もうちょっと待って下さいね。
でもその前に、あなたに知っておいて欲しい事実があります。
文部科学省が到達目標として挙げている英単語の数って、どれくらいか知っていますか?
高校生は3000語もあるのに対して、中学生は約半分の1500語だけなんですよ。
ということは、あなたはこれから先、もっともっと単語の数を増やしていかなければなりません。
少しキツい言い方をすると、中学生の間で、つまづいている場合ではないんですよ。
とは言っても、英語が苦手なあなたは、「英語の勉強法、特に単語の覚え方って、どうすればいいの?」と迷っているのではないでしょうか?
そこで今回は、
- 英語は語学
- 英単語を覚える方法
- 英単語の覚え方のコツ
の順で、英単語の覚え方をマスターしましょう(^^)v
この方法をマスターしたあなたは・・・
- 英語に対する恐怖心がなくなる
- 英語がもっと好きになる
- 他の教科の暗記のコツも分かってくる
ようになりますので、お楽しみに~♪
それでは参りましょう!
英語は語学
英語が苦手な子って、「英語は勉強だ!」と言う意識が強すぎるんだと思います。
「中1だからこの単語だけでいい」とか、「中3になったらあの単語を覚えよう」などと言う考え方は、実は意味がありません。
小学生の時、「○年生の漢字」といった学年別の言葉ってあったけど、それってそもそも、国が教えるのに都合がいいように決めただけなんだと思いませんか?
どんなに難しい漢字も、一度覚えてしまえば、難しいとは思わなくなるでしょ?
単語も同じことです。
教科書に出てくる順番ではなくて、関連する単語も、まるごと覚えるようにすれば、後でかなり楽になってきますよ。
また、アメリカ人の赤ちゃんが英語を覚えるのに、順番を気にするでしょうか?
気にしませんよね!
中学生の英語って、基本中の基本なんで、肩の力を抜いてもっと楽に考えてくださいね。
まずはこの考え方を踏まえて、次にお伝えする英単語の覚え方に進みましょう!
英単語を覚える方法
よく単語帳をペラペラめくって、英単語を覚える方法があります。
この方法のデメリットは
- 単語帳に単語を書き込んでいく、いわゆる「仕込み」に時間がかかりすぎる
- 単語→正しい発音が覚えられない
です。
そこで、電子辞書を使って、まず発音を確認して覚える方法を試してみてください。
この方法のメリットは、
- 五感をフル動員するから記憶が定着しやすい
- 仕込みに時間がかからないので、大量に覚えられる
- 発音のパターンからスペルも類推できるようになる
- リスニング力も付く
です。
もし電子辞書を持っていなければ、インターネットのGoo辞書なら発音を聞くことができますよ。
この方法の具体的な手順は以下のとおりです。
- 単語を見て発音を聞いてマネをする(※1)
- 単語の意味を覚える
- 日本語→英語も言えるようにする
- 1~3を繰り返す
(※1)1のマネをする段階で、ボイスレコーダーに単語をドンドン仕込んでいきます。
詳しくは、後述する覚え方のコツで説明しています。
この方法で、新しい単語をどんどん増やしていきましょう。
次に、英単語を覚えるために、あなたに知っておいてほしい考え方があります。
もし仮に、あなたが1日1時間で、1個の単語をみっちり覚えるとします。
これを100日続けると、100個の単語が覚えられると思いますか?
実はこの方法だと、100日目の時に、1日目に覚えた単語を忘れている可能性が高いんです。
では次に、うろ覚えでもいいので、1日1時間かけて10個の単語を覚えるとします。
これをやれば、10日目には100個の単語をひと通り覚えたことになります。
そうして、100日経った頃には、10周していることになり、先ほどの1日1個の方法よりも、多くの単語を覚えられているんです。
さらに慣れてくると、今度は1日1時間かけて100個の単語を、だんだんこなせるようになってきます。
重要なのは、「1度に覚える単語を、とにかくできるだけたくさんにしましょう!」ということ。
単語を見て→発音を聞いて→意味を覚えるようにしていきます。
最初は無理に覚えなくてもいいですよ。
この方法を100日繰り返すと、どうなると思いますか?
あなたが子供の頃に口ずさんだ歌を、今でも歌詞を見なくても歌えるように、100個の単語の意味、発音、ましてやスペルまで、頭に焼き付いていることに気付くでしょう。
このように、覚え方自体をトレーニングすることによって、100個くらいの単語なら、100日もかからなくなってくるんですよ。
英単語の覚え方のコツ
英単語を覚える方法が分かっていただいたところで、次はうまく覚えられるように、コツを幾つかお教えしますね。
とにかく最初は書くな
先ほどの単語帳のデメリットのところでも少し触れましたが、
「単語を覚える」だけならば、書く時間がもったいないです。
「テストではスペルも出るんだけどなぁ」って思うかもしれませんが、まずは音から入ってください。
そのうち、発音からスペルを類推できるようになるからです。
発音を聞いた時に、発音のパターンから、初めての単語でもスペルがだんだんわかってくるようになるんですよ。
例えば、haveという単語があります。
発音が「ア」と「エ」の中間音なら、スペルは「a」と類推できますよね。
haveの発音を聞いた時に、「v」の発音が分かれば、「ve」のスペルもすぐ分かるようになってくるという具合です。
日本語も一緒です。
赤ちゃんは、字を書くよりも先に話せるようになりますよね。
音から入ることは、語学を習得するのに自然な流れなんですよ。
ボイスレコーダー・iphone・iPadを駆使する
これまでに、「発音をマネてから単語を覚えていく方法」が良いと言ってきました。
そのためには、ボイスレコーダーや、iphone・iPad・スマホなどに付いているボイスレコーダー機能をとことん使い倒しましょう。
「中学生にスマホやiPhoneは良くない!」と言う大人もいますが、勉強のために使うのであれば、自信を持って「欲しいから買って!」と言ってもいいと思いますよ。
スキマ時間を有効に使う
机に向かっている時間だけが、勉強の時間ではありません。
ボイスレコーダーやスマホに、単語をドンドン録音しておけば、ちょっとしたスキマ時間も、単語を覚える貴重な時間になりますよ。
例えば、
- トイレに座っている間
- 防水のBluetoothスピーカーを利用して、風呂の時間
- 毎朝ジョギングしながら
- 移動中
などは格好の勉強タイムです!
覚えるコツは繰り返すこと
英単語に限らず、なんでも記憶するためには、反復することが欠かせません。
繰り返し覚えることによって、忘れやすい単語も定着していきやすくなるからです。
例えば、小学生の時に、掛け算の九九を、何度も何度も練習しましたよね?
今では、何も考えなくても九九がスラスラ出てくるでしょ!
英単語も同じで、1回目では50%でも上出来。
2回目、3回目と繰り返していく内に、いつかは100%になるんですよ。
そう考えると、英単語を覚えることなんて、簡単に思えてきますよね!
さいごに
いかがでしたか?
英単語を覚えることは、勉強というよりはむしろ、筋トレに近いものがあります。
机に向かって考えていても、覚えることは難しいでしょう。
それよりも、ちょっとした空き時間に、スマホや携帯音楽プレイヤーに録音されている自分の音声を聞いている方が、よっぽど覚えられます。
「サラッと英単語を覚えて、実際の勉強時間は考える問題に集中する!」、そんなパターンに持ち込めば、あなたの成績もグングン伸びてくるでしょう。
がんばってくださいね!