「眠る」と「寝る」。
この2つはどちらも
就寝する時に使う言葉ですよね。
「そろそろ寝るか~」や「眠りにつく」など、
どちらも同じような意味を持っています。
しかし、この2つの違いを説明しろと言われると、
あなたはちゃんとした違いを説明することができますか?
この2つの違いって、
意外と分からないものですよね~(^^;)
いざ説明するとなると、
難しいものです。
今回は、「眠る」と「寝る」の
違いと使い分けについて解説していきます!
「眠る」の正しい使い方
「睡眠」や「冬眠」など、
眠る言葉に多く使われる「眠る」。
「眠る」の正しい使い方を知るために、
まずは漢字辞書で「眠る」の
意味を調べてみました!
- 心身の動きが一時的に低下し、目を閉じて無意識の状態になる。
- 一時的に活動をやめた状態になる、利用されない状態のままである
- まぶたを閉じる、目をつぶる
意味を調べてみると
「眠っている状態のこと」を
指してるのが分かるかと思います。
「眠る」は、現在進行形で「眠っている」時に使うのが
正しい使い方となるのです!
例文にすると、
- すやすやと眠る。←1の意味
- 赤ちゃんが眠りにつく。←1の意味
- 草木も眠る丑三つ時。←2の意味
「眠る」は、眠っている最中の時の状態を
指す時に、使うようにしましょう!
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「寝る」の正しい使い方
これに対し「寝る」も、「就寝」や「寝室」など、
「眠る」と同じく眠る言葉に多く使われます。
「寝る」も正しい使い方を知るために、
漢字辞書で意味を調べてみました。
- 眠りにつく、寝床に入る、睡眠をとる、眠る
- 病気で床につく、寝込む
- からだを横たえる、またそのような状態で休む。
「寝る」の意味を調べてみると、
「眠る」と似たような意味を持ってますね。
さすがに同じような意味とだけあって、
違いも結構分かりにくいです。
しかし、「寝る」には
「眠る」には無い、重要な違いがあります。
それは「寝る」は、
「寝る動作」のことを指すということです!
例文にすると、
- 寝ることを惜しんで働く。←1の意味
- 風邪で2,3日寝ていた。←2の意味
- 大の字になって寝る。←3の意味
このように「寝る」には、
寝ることそのものという意味があります。
「眠る」は寝てる状態の時のことを指しますが、
「寝る」は、寝る動作の事を指すというわけですね。
まとめ
この2つの違いは
「寝ている状態の事を指すか、寝る事を指すのか」の違い。
「布団で眠る」という文章であれば、
布団で寝ている事を指し
「布団で寝る」という文章であれば、
布団で寝ることを指すという訳です。
この2つは本当に似たような意味を持っているので、
使い分けを覚えても、忘れてしまいそうですね(^_^;)
この違いに気をつけて、
「眠る」と「寝る」を使い分けるように心がけましょう!