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「勧める」「薦める」「奨める」「進める」の違いは?漢字の使い分けを例文で解説!英語の意味は?店、料理、飲食物、病院(検査、診察、手術)はどの「すすめる」を使う?

2015-03-19



薦める 勧める 違い

「勧める」「薦める」「奨める」「進める」。

これらはどれも「すすめる」と、読むことができる漢字です。

  • 美味しい料理を”すすめる”
  • 友達に、自分の気に入った本を「すすめる」

ときに、「勧める」「薦める」どちらを使えばいいか迷ったことはありませんか。

他にも「すすめる」には「奨める」「進める」と言った漢字もあります。

これらは、どれも同じ読み方な上に、似たような意味を持っているため、違いが分からない!と思うかもしれません。

いざ漢字で書くとなると、違いを知ってなければ、使い分けが難しいですよね。

もし間違った使い方をしてしまうと、恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません!

そこで今回は、「勧める」「薦める」「奨める」「進める」の違い使い分けについて、わかりやすく解説していきます!

正しく使い分けることで文章の意図がより伝わりやすくなるので、よく理解して上手く使えるようにしてください。

ポイントは、それぞれの漢字を使った

「熟語」をイメージすること

になります。

ちなみに今回の「薦める」「勧める」のように、同じ読み方で使い方の紛らわしい言葉は、ほかにもたくさんあります。

こちらの記事で特集していますので、使い分けができるかどうか、ぜひ挑戦してみてくださいね。

知識を深めよう!

「勧める」の意味や使い方を例文で解説!英語では何ていう?言い換えはできる?

「勧める」には

  • 人がそのことを行うように誘いかける
  • 物を供して、飲食または使用してもらおうとする
  • 積極的に実行するようにたすけ励ます

という意味があります。

一つ目の意味の場合は、

  •  「怪我をしているので病院に行くことを勧めた」
  •  「私たちのサークルへ入ることを勧めます」

などのように、

相手に何かを行って欲しいと誘う

ときに使います。

二つ目の意味の場合は

  • 「酒を勧められたが、車で来ていたので断った」
  • 「お客様に椅子を勧めた」

などのように、

物を提供し、食べたり使ったりしてもらいたい

ときに使います。

三つ目の意味の場合は

  • 「老後に備えて貯蓄することを勧めます」
  • 「健康のために定期的な検診を勧められた」

などのように、

良いこととして相手に何かを行うよう強く励ます

ときに使います。

一見、「勧める」の意味も、「薦める」と一緒のような感じがしますね。

しかし、「勧める」の違うところは「勧誘する」という意味があることです。

これは「薦める」には無い意味なんです。

そのため「勧める」には、「何かをするようにはたらきかけること」という意味があるのです!

言い換える場合は、「誘う」をつかって

  •  「私たちのサークルへ入るよう誘った」
  •  「酒に誘われに誘われたが、車で来ていたので断った」

のようになります。

英語にする場合、一般的には「推薦する」といった意味の

  • 「recommend」

でもいいですが、もう少し強い「忠告する」「知らせる」といった意味の

  • 「advise」
  • 「advise someone to go to a hospital(病院に行くことを勧める)」
  • 「I adviseyou to stop smoking(禁煙を勧めます)」

の方がニュアンス的に伝わりやすいかもしれません。

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「薦める」の意味や使い方を例文で解説!英語では何ていう?言い換えはできる?

「薦める」には

  • ある人や物をほめて、採用するように説く

という意味があります。

  • 「次の会長にふさわしい人としてAさんを薦めました」
  • 「どの参考書が良いか聞かれたので、B社のものを薦めました」
  • 「以前食べた美味しい料理を薦めました。」
  • 「友達を生徒会に薦めました。」

などのように用い、

良いと思った物事を紹介し採用してもらいたい

といったニュアンスになります。

このように、他の人に何かをおススメする時は「薦める」を使うようにしましょう!

言い換える場合は「推薦する」

  • 「次の会長にふさわしい人としてAさんを推薦した」

や、「提案する」

  • 「どの参考書が良いか聞かれたので、B社のものを提案した」

のようになります。

英語の場合も「推薦する」といった意味の

  • 「recommend」
  • 「recommend to the chairman(会長に推薦する)」

提案するといった意味の

  • 「propose」
  • 「Propose a new project(新しいプロジェクトを提案する)」

となります。

「奨める」の意味や使い方を例文で解説!英語では何ていう?言い換えはできる?

「奨める」の意味は「勧める」と同じです。

主に

  • 「病院の先生に早寝早起きを奨められた」

のように 

人を指導する立場や地位のある人が、相手にそれを行うように促し励ますとき

に使われます。

ただし、「奨める」は常用外漢字になり、公用文などでは使用できないので、一般的に使うことはあまりありません。

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「進める」の意味や使い方を例文で解説!英語では何ていう?言い換えはできる?

「進める」には

  • 前へ行かせる、前方へ移動させる (歩みを進める)
  • 物事を進行させる (工事を進める)
  • 物事の内容や程度を更に高める、進歩させる (合理化を進める)
  • 地位やポジションをあげる、高める (階級を一段階進める)
  • 刺激して盛んにする、促す (食が進む)

という意味があります。

英語では

  • 「move forward」
    • 「The car is moving forward(車が前に進む)」
  • 「proceed」
    • 「Proceed with the project(企画を進める)」
  • 「advance」
    • 「He advanced to the position of manager(彼の地位が支配人に進んだ)」

のようになります。

言い換える場合は

  • 「車が前に移動する」
  • 「企画を進行する」
  • 「支配人に昇進した」

となります。

「勧める」「薦める」「奨める」「進める」の違いと漢字の使い分け方は?

「勧める」「薦める」「奨める」「進める」の違いまとめ

  • 「勧める」→
    • 物事を行うよう誘い促す
  • 「薦める」→
    • 物事を採用してもらうように紹介する、褒める
  • 「奨める」→
    • 指導する立場の人が、それを行うよう励まし促す
  • 「進める」→
    • 前方へ移動させる、進行する

このようになります。

それぞれ

  • 「勧誘」
  • 「推薦」
  • 「奨励」
  • 「前進」

と熟語に置き換えると、使い分けがわかりやすくなります。

なお、「勧める」と「奨める」は、同じ意味やニュアンスとして理解してもかまいません。

ですが「奨める」は常用外漢字になるので、一般的には「勧める」を使用します。

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店、料理、飲食物、病院(検査、診察、手術)はどの「すすめる」を使う?

店、料理、飲食物の場合

  • 一緒に入ろう、食べようというニュアンスならば 「勧める」
    • 例文「ぜひこのお店に入るよう勧めます」
  • 入ったり食べたりするものを選んでもらいたい、というニュアンスならば 「薦める」
    • 例文「どの店が良いか相談されたので、このお店を薦めました」

となります。

病院の検査、診察、手術の場合

  • それを行うように促すニュアンスなら 「勧める」
    • 例文「完治のためにも手術を勧めます」
  • 続行するというニュアンスなら 「進める」
    • 例文「問題なければ手術を進めます」

となります。

さいごに

以上、「勧める」「薦める」「奨める」「進める」の違いについて解説してきました。

薦める」と「勧める」の違いは大きく分けると、「おススメするか、働きかけるように言うか」ということ。

  • 良い物や人を紹介したい時には「薦める
  • 行動をうながす時には「勧める

を使うようにすると覚えれば、使い分けが簡単ですね。

これで「薦める」と「勧める」の違いはバッチリですね!

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