「柔らかい」と「軟らかい」。
この2つの言葉は、どちらも
「やわらかい」と読むことができる漢字です。
「体が”やわらかい”」、「”やわらかい”ベッド」、「”やわらかい”表情」など、
色んな場面で使われる言葉ですね。
こういう読み方が同じの
漢字同士のことを「異字同訓」と言います。
異字同訓の中には、声に出して読むと違いが分かったり、
そもそもの意味が違ったりするものもあります。
しかし「柔らかい」と「軟らかい」は、
読んでも違いが分からないし、意味も似通ってて
どっちがどっちか分かりにくいですよね・・・
あなたは、この2つの使い分けを
しっかりとすることができますか?
今回は、この2つの違いと使い分けについて
解説していきます!
「柔らかい」の正しい使い方
「温柔」や「優柔不断」などの
言葉にも使われている「柔らかい」の「柔」。
「やわらかい」と聞くと、
こちらの方を思い浮かべたのではないでしょうか?
「柔らかい」の正しい使い方を知るために、
漢字辞書で「柔」の意味を調べてみました!
- やわらかい。しなやかで弱い。
- 心がやさしい。おだやか。
- やわらげる。
意味を調べてビックリ!(゚д゚)
「柔」は、読み方の通り「やわらかい」という
意味を持っている漢字なのです。
具体的に、何に対しての「やわらかい」なのかが
分かりませんけどね(-_-;)
「軟らかい」との違いをしれば、
使い方が分かるかもしれません!
「軟らかい」の正しい使い方
これに対して、「軟体」や「軟骨」などの
言葉にも使われる「軟らかい」の「軟」。
こちらの「軟らかい」の意味も、
漢字辞書で調べてみました。
- やわらかい。
- おだやか。
なんとこちらの「軟らかい」も、
具体的な意味が書かれていませんでした!(゚д゚)
しかも、「柔らかい」と意味が同じ!
これは違いがかなり分かりにくいですね~(-_-;)
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「柔らかい」と「軟らかい」の違い
意味が全く同じで、
違いも使い方も分からないとなると
困ってしまいますね・・・
このままでは使い方が、
分からずじまいになってしまうので、
広辞苑にてこの2つの違いを調べてみました!
すると、驚きの違いが載っていました!(╹◡╹)
その「柔らかい」と「軟らかい」の違いとは、
「力を加えて変形した後、形が元に戻るか戻らないか」です!
例えば「”やわらかい”リンゴ」という文章であれば、
リンゴは力を加えると形は元に戻らないので「軟らかい」を。
「体が”やわらかい”」という文章であれば、
体は力を加えても元に戻るので
「柔らかい」を使うということです。
違いを知っても、この2つは
結構ややこしい使い分けになりそうですね(^_^;)