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言葉の違い

「寂しい」と「淋しい」の違いとは?

2015-02-27

寂しい」と「淋しい」。

 

この2つはどちらも「さみしい、さびしい」と

読むことができる漢字です。

 

 

心が”さみしい”」、「誰もいなくて”さみしい”」、

”さみしい”気持ちになる」という文章に

これらの漢字は使われますね。

 

 

 

しかしこの2つ、読み方が同じなため、

漢字で書く時、どちらを使えばいいか

迷ったことはありませんか?

 

もし違いを知らないでいると、

間違った使い方をしてしまうかも!

 

今回は、「淋しい」と「寂しい」の

違いと使い分けについて、解説していきます!

「寂しい」と「淋しい」の違いとは?

 

「寂しい」と「淋しい」の違いって?

 

この2つのそれぞれの使い方を知るために、

漢字辞書で意味を調べてみました。

 

寂しい

  • 心が満たされず、物足りない気持ちである。さみしい。
  • 仲間や相手になる人がいなくて心細い。
  • 人の気配がなくて、ひっそりとしている。さみしい。

淋しい

  • 心が満たされず、物足りない気持ちである。さみしい。
  • 仲間や相手になる人がいなくて心細い。
  • 人の気配がなくて、ひっそりとしている。さみしい。

 

なんとこの2つは、

意味が全く同じなのです!(゚д゚)

 

どちらも同じ意味なので

違いは無いということになります。

 

 

違いがあるのかと思ったのに、

全く同じ意味とは予想外でした(^^;)

 

 

 

厳密な違いを挙げると、「淋しい」は常用漢字ではなく、

寂しい」が常用漢字とされているので、

新聞教科書などでは、

寂しい」が使われています。

 

なので、基本的には「寂しい」を

使うのがいいのではないでしょうか。

 

「寂」と「淋」には「さみしい」の意味はない!?

 

「寂しい」と「淋しい」は

一緒の意味だと解説しましたが、

実はそれぞれの漢字の部分である「」と「」には、

「さみしい」という意味は込められていないのです!

 

 

「寂」が「さみしい」の意味を発生するのは、

「寂」を使用した熟語の中で発生するものです。

 

例えるなら、「静寂」や「閑寂」といった熟語ですね。

 

これらの熟語は、「表現者の周りの雰囲気」を表しています。

 

 

 

これに対し「淋しい」は、漢語とは関係ない

日本語用法となるので、常用漢字には含まれないのです。

 

」には、「水がしたたる」という意味があり、

「淋しい」は「自分のおかれたさびしい状態を悲観的にとらえる

という意味になります。

 

 

結構難しいですが、先程も言ったように

この2つには明確な違いはないため、

この詳しい意味は頭の片隅に

置いておいても大丈夫です(╹◡╹)

 

最後に

 

寂しい」と「淋しい」。

 

この2つには違いはないということでしたが、

詳しく違いを調べると、

すごく細かいものになります。

 

「寂しい」と「淋しい」は、

自分の好きな方を使うようにし、

ちゃんとしたところでは

寂しい」を使うようにしましょうね。

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