「主旨」と「趣旨」。
この2つの漢字は、
どちらも「しゅし」と
読むことができる漢字です。
「話の”しゅし”を説明する」、
「企画の”しゅし”を述べる」
など、仕事の時に使われることが
多い言葉ですね。
しかしこの2つは、
どちらも同じ読み方なので、
違いが分かりにくいと
感じたことはないでしょうか?
もし間違った
使い方をしてしまうと、
思わぬ恥をかいてしまうかも!
今回は
「主旨」と「趣旨」の、
違いと使い分けについて
解説していきます!
「主旨」と「趣旨」の違いとは?
「主旨」と「趣旨」の
違いを知るために、
まずはそれぞれの漢字の違いを
漢字辞書で調べてみました。
主旨の意味
- 考え・文章・話などの中心となる事柄。
趣旨の意味
- 事を行うにあたっての、もとにある考えや主なねらい。
- 文章や話などで、言おうとする事柄。
それぞれの文章は
少しずつ違っていますが、
意味はほとんど同じようなものです。
なので違いが少し
分かりにくいですね(^^;)
少しまとめてみると、
「趣旨」は、
「事を行うにあたっての、
もとにある考えや主なねらい」
の事を指し、「主旨」は
「考え・文章・話などの
中心となる事柄」
という事を指します。
これだけでは分かりづらいので、
次は詳しくこの違いを
解説していきます。
「趣旨」と「主旨」の分かりやすい違い
「趣旨」と「主旨」の、
それぞれの使い方を詳しく
解説していきます。
趣旨の正しい使い方
まず「趣旨」は、「主旨」よりも
一般的なものと
されているのが特徴です。
とりあえず使い方に困ったら、
「趣旨」を使っておけば、
間違いは少ない
といった感じです(^^)
具体的な使い方としては、
「活動の理由や目的」の時に
使うのが正しい
使い方となります!
主旨の正しい使い方
これに対し「主旨」は、
「趣旨」とは違い、
「文章など、そもそもが
何らかの内容を伝えるために
存在しているもの」
についてのみ使われます。
特に「中心」という
意味を強調したい時は
「主旨」を使うのが
正しいということになります。
例文にすると、
「(話が長いから)
主旨だけを述べてくれ」
といった感じです。
話の中心の内容を伝える時は
「主旨」を使うのが正しい、
という訳ですね。
まとめ
「趣旨」と「主旨」の違い、
お分かり頂けましたか?
最後にまとめると、
- 趣旨・・・物事や活動を行う時の
理由や考えの事 - 主旨・・・話の中心の事
という事になります。
結構使い分けは難しいですが、
正しい使い方ができるように
しましょう!
この2つのように、
読み方は同じでも
意味が違う漢字は
たくさんあります!
あなたはどのくらい分かりますか?↓