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言葉の意味

「主として」の読み方は「おもとして」が正しい?「主に」との違いは?意味や言い換えを例文で解説

主として 読み方 おもとして
  • 「主として」
  • 「主に」

似たような意味の言葉があります。

「主」には、「しゅ」という読み方と、「おも」という読み方があります。

「主として」「主に」、これらの読み方はどちらになるのでしょう。

今回は、「主として」の読み方について、わかりやすく解説していきます。

「主として」「主たる」「主となるもの」の読み方は?正しい例と間違い例

「主として」「主たる」「主となるもの」の読み方は、しゅとして」「しゅたる」「しゅとなるもの」になります。

「おも」と読むのは、「主に」「主な」といった時です。

「主として」「主に」の読み方と例文

  • 「学生の頃は主として英語の勉強をしていました」→「学生の頃はしゅとして英語の勉強をしていました」
  • 「学生の頃は主に英語の勉強をしていました」→「学生の頃はおもに英語の勉強をしていました」

どちらも、「学生の頃は英語をメインに勉強していました」といった意味のニュアンスになります。

「主として」と「主に」の違いや使い分けは?割合はどれくらい?英語は同じ?

「主(しゅ)として」の意味は、おもに、もっぱらになります。

また、「主(おも)に」の意味は、主(しゅ)として、大部分となっています。

つまり、「主として」も「主に」も、基本的に同じ意味を表し、使い方も同じです。

  • 「この国では主として英語が使われています」
  • 「朝食は主にパンになります」

このように、全体の中で大きな割合(一般的には八割程度)を占めるといったことを表す時に使います。

ただし、会話の中では、「主として」という表現よりも、「主に」の方が頻繁に用いられることが多いので、

  • 「主として」 → 文章にする場合によく用いられる
  • 「主に」   → 会話の時によく用いられる

とも言えます。

「主として」と「主に」の英語表現は、

  • 「大概は」「大部分は」といった意味の「mainly」
  • 「大部分は」「たいていは」といった意味の「mostly」

になり、これも基本的には、同じ表現になります。

「主として」の言い換えや類語は?例文で解説

「主として」の言い換えや類語には、「専ら」があります。

「専ら」は「もっぱら」と読み、ある一つのことに集中するさま、一つのことを主とするさまという意味になります。

「専ら」の例文

「休日は専ら子供と過ごしています」

このように使い、

  • そのことばかりに打ち込んでいる
  • そのことを主にやっている

ということを表します。

ただし、「主として」が、全体の中で大きな部分を占めるもの、優先して行うものといったニュアンスであるのに対し、「専ら」は、他は差し置いてそのことだけに集中するといったニュアンスの違いがあります。

さいごに

今回は、「主として」の読み方などについて解説してきました。

最近では、「主として(しゅとして)」を「おもとして」と読むケースが多くなっているそうです。

基本的な読み方は、「しゅとして」になり、主な辞書も同様な読み方になっています。

個人的な使い方以外では、「しゅとして」という使い方をした方がいいですね。

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