「熱い」と「暑い」。
この2つは、どちらも
「あつい」と読むことができる漢字です。
「”あつい”料理を食べる」、「部屋の中が”あつい”」、
「体が”あつい”」など、
温度が高いものの事を指す時に、
この2つはよく使われますね。
しかしこの2つ、どちらも同じ読み方な上に、
似たような意味合いを持ってそうなので、
いざ漢字で書く時にどちらを使えばいいのか
迷ったことはありませんか?
昔習ったけど違いを忘れちゃった・・・
ということもありますよね。
でも、今更こんなことを他人に聞くのも
恥ずかしいと思っていることでしょう。
そんなあなたのために、
今回は「熱い」と「暑い」の違いと使い分けについて、解説していきます!
「熱い」の正しい使い方
「熱湯」や「熱風」など、使う言葉も見るからにあつそうな感じがする「熱い」。
「熱い」の正しい使い方を知るために、まずは漢字辞書で「熱い」の意味を調べてみました!
温度が著しく高く感じられる。
感情が高まった状態である。
おお!「熱い」の意味は、まさにあつ~い感じがする感じがしますね!
これらの意味を用いて例文を作ると、このようになります。
熱いお茶を飲む。←1の意味
憧れの人に熱い眼差しを送る。←2の意味
目頭が熱くなる。←2の意味
このように「熱い」は、触れることができる物や感情表現に対して”あつさ”に使うのが正しい使い方となります!
「暑い」の正しい使い方
これに対し、「猛暑」や「残暑」など、こちらもあつ~い感じがする言葉によく使われる「暑い」。
こちらの「暑い」も漢字辞書にて意味を調べてみました。
気温が著しく高い。
なんと!「暑い」は「熱い」とは違い、意味が1つしかありませんでした!
しかも、その意味も結構ストレートなものなので、すごく分かりやすいですね!
例文にしてみると、
部屋の中がすごく暑い。
暑い日が何日も続く。
今年の夏は特に暑い。
このように「暑い」は、気温の”あつさ”に使うのが正しい使い方となります!
「熱い」と「暑い」の違い
最後に、この2つの違いをまとめていきます!
「熱い」と「暑い」の違いは、分かりやすく言うと「あついものが触れることができるもの、もしくは感情のことか、気温か」の違いですね!
例えるなら「部屋が熱い」という文章であれば、部屋そのものに触れた時の”あつさ”の事を指します。
これに対し「部屋が暑い」という文章あれば、部屋の気温の”あつさ”の事を指すというわけです。
それでもわからなくなった場合は、その”あつい”ものを反対の言葉に変えてみてください。
「熱い」であれば、反対の言葉は「冷たい」、「暑い」であれば、反対の言葉は「寒い」となるので、これでも違いが分かるかと思います!
まとめ
「熱い」と「暑い」の違いはお分かり頂けましたか?
この2つは読み方こそ一緒なものの、使い方は全く違うので、しっかりと覚えて正しい日本語を使えるようにしましょう!