入浴介助の見学の目標設定はどうすればいいですか?
介護実習が始まったばかりなので、どうすればいいのかわかりません。
介護実習で目標を設定するのって、慣れないうちは難しいって思いますよね。
分かります、私も入浴介助の場面で、見学時の目標設定には、かなり悩まされました。
実際に自分自身が何かをするわけではないですし、何を目標にするかなんて難しいですよね。
でも大丈夫です!入浴介助を見学する際には、学ぶべきポイントがあるのです。
あなたもこれからお話しすることを聞いていただければ、入浴介助の目的を知ることができることでしょう。
そうすることで何を学べばよいか理解でき、目標を立てやすくなるでしょう。
それでは入浴介助の目的や、見学する際の達成目標についてお話ししていきますね。
それでも介護実習がつらいときは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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入浴介助を見学する目的とは?
入浴介助を見学する目的は以下の通りです。
- 入浴介助の一連の流れをつかみ、実践できるようになるため
- 安全安楽な介助方法を体得するため
それぞれについてお話ししていきますね。
目的1:入浴介助の一連の流れをつかみ、実践できるようになるため
まず、入浴介助の一連の流れを学ぶ事が目的になります。
入浴介助と一言で言っても複雑だからです。
衣類の着脱や浴槽外での洗体、浴槽への誘導など、介助は多岐にわたります。
初めて見ると、どのタイミングで、どういった介助をすればよいのかわからないことでしょう。
衣類の着脱一つとっても、適切な順番があるのです。
そのため、一連の介助の流れを学ぶことが目的になります。
目的2:安全安楽な介助方法を体得するため
安全で安楽な介助の方法を出来るようになることも目的になります。
なぜなら、入浴介助って方法を間違えると大けがにつながることが多いからです。
浴室内は滑りやすくて、正しい介助をしないと利用者さんや介助者自身が転倒してしまいます。
また、洗体の際にかけるお湯も、温度を間違えると冷たすぎたりやけどすることもあります。
入浴介助は、介助の一つ一つに気を使うことが多いのです。
そのため、安全な介助を学ぶことも目的となります。
では、どのような実習目標を立てればよいでしょうか。
入浴介助を見学する際にその日の実習目標はどう立てる?
入浴介助の実習目標は、私ならば以下のように立てます。
- 入浴介助の動作の順序について学ぶ
- 利用者さんにとって安全安楽な介助方法を学ぶ
それぞれについて説明しますね。
目標の例1:入浴介助の動作の順序について学ぶ
入浴介助の動作の順序について学ぶことを目標にします。
動作の順序はプライバシー配慮の観点により、見学が難しくてイメージしにくいからです。
文字で見たり人に聞いたりするより、実際に見学するほうがすんなり頭に入りやすいことでしょう。
それが実習の一環として、見学出来るのです。
そのため、入浴介助の動作のイメージを定着させることも含めて、動作の順序を目標にします。
目標の例2:利用者さんにとって安全安楽な介助方法を学ぶ
利用者さんにとって安全安楽な介助方法を学ぶ事も目標にします。
なぜなら、入浴介助は方法を間違えると危険を伴いやすいからです。
安全のために利用者さんを拘束して自由を奪ってしまってはいけません。
また、安楽のために、利用者さんに自由に動いてもらっても、浴室で転倒したりして危険ですよね。
見学させていただける施設では、そんな介助をしてはいないでしょう。
ですので、安全安楽な介助方法を学ぶことを目標にします。
「入浴介助を見学する目的について」のさいごに
入浴介助の学ぶべきポイントには、実際に体験しながらでないと、学べない目標も多数あるのです。
でも、見学することで学べる事もあります。
しかし、見学ばかりでもよいかと言えば、そうでもないのです。
入浴介助を見学するということは、施設や職員に対してもそうですが、見学される利用者さんへの精神的な負担も被ります。
貴重な見学の時間を有効に利用するのも、無駄にするのも、あなたのやる気次第です。
あなたも入浴介助に自分なりの目標を立てて、有意義な時間にしてくださいね。