入浴介助の時はどんな履物を履いたらいいでしょうか?
お風呂の中で滑るのは危ないし、水虫になるのは嫌なんです。
分かりますよ。
私も入浴介助に慣れないうちは、履物選びにも迷っていました。
もし入浴介助で履くなら、
- クロックス
- サンダル
- 長靴
- スリッパ
- 素足
などが候補に挙がるのですが…
この中で自分に適した履物はどれか?
選ぶのにも、本当に迷ってしまいますよね。
でも大丈夫です!それぞれの履物ごとにメリットもデメリットもあります。
これからお話しすることを聞いていただければ、あなたも入浴介助時に、自分に合った履物を選ぶことができるでしょう。
そうすることで、快適な入浴介助をすることができますよ。
それでは、入浴介助に適した履物の特徴についてお話ししていきますね。
入浴介助の参考記事
入浴介助の履物を選ぶポイントは?
入浴介助をする際に履物を選ぶポイントは以下の通りです。
- 滑りにくさ
- 動きやすさ
- 水虫対策
それぞれについてお話ししていきますね。
履物を選ぶポイント1:滑りにくさ
滑りにくさは重要です。
なぜなら、浴室ってお湯で濡れて滑りやすくなっているからです。
また、床に残った石鹸やシャンプーも滑りやすい要因です。
気を抜けば、介助中に介助者が浴室で転倒する可能性もあるのです。
そのため、滑りにくさは重要になってきます。
履物を選ぶポイント2:動きやすさ
動きやすさも重要です。
入浴介助って脱衣所と浴室を行き来するからです。
動きにくかったら、入浴介助に時間がかかってしまいます。
そうなると、利用者さんも熱い思いや寒い思いをして困ってしまいます。
そのため、動きやすさも重要です。
履物を選ぶポイント3:水虫対策
入浴介助には水虫対策も必要です。
浴室って水虫の原因である白癬(はくせん)菌が好む環境だからです。
高温多湿な所で履物選びを間違えると、知らない間に水虫になっていた、なんて恐れもあります。
よって、水虫対策も重要になってきます。
以上の選ぶポイントを踏まえて、候補に上がっている履物のメリットとデメリットを、次の章でお話ししていきますね。
入浴介助でのクロックス!メリットとデメリットは?
普段用で履いても遜色ないクロックス、実は入浴介助でも有用なのです。
通気性が良いから水虫対策もできるし、軽くて動きやすいといったメリットがあります。
クロックスは種類も豊富で、好きなものを選ぶことができますよ。
入浴介助で使用することを考えれば、滑り止め加工がついているものを選ぶとよいでしょう。
ただし、施設等で用意されていることはなく、自分で用意する必要があるといったデメリットがあります。
つまり多少の費用がかかるということですね。
- ホームヘルパーとして働いていて、入浴介助の為に出向く
- 入浴介助用の履物を自分で用意する
こんな場合にはお勧めです。
入浴介助でのサンダル!メリットとデメリットは?
サンダルは入浴介助に使われることもあります。
メリットとしては通気性もよく、軽くて動きやすいことが挙げられます。
しかし、デメリットも何点かあります。
- 激しい動きをすると脱げてしまって転倒する恐れ
- 裸足でサンダルを使いまわす場合には水虫等感染症への配慮が必要
- 入浴用サンダルでないと滑りやすい
などの注意が必要なのが、デメリットと言えます。
入浴介助での長靴!メリットとデメリットは?
長靴を入浴介助で使っていることもあるでしょう。
メリットとしては、
- 足が全面守られているために濡れない
- 靴底も滑り止めがついていて滑りにくい
などが挙げられます。
しかし、
- 結構重い
- つっぱって動きづらい
- 蒸れやすい
というデメリットがあります。
入浴介助でのスリッパ!メリットとデメリットは?
入浴用にスリッパを使うメリットは、軽いことです。
しかしデメリットが多数あります。
- 脱げやすいために動きづらい
- 撥水加工がされていなければ足が濡れてしまう
といった点があり、あまり入浴介助には向いていません。
可能であれば、スリッパを使うのならば、サンダルを使うことをお勧めします。
入浴介助での素足!メリットとデメリットは?
入浴介助を素足ですることもあるとは思います。
メリットとしては、動きやすいし、何も用意しなくて良い事が挙げられます。
しかし、
- 足を守る手段がない(ケガをしやすい)
- 感染リスクが高い
- 滑りやすい
といったデメリットがあり、注意が必要です。
さいごにまとめ(私ならコレを選ぶ)
入浴介助をする際の履物は、どの点を重視するかによって変わってくるでしょう。
水虫を避けたい、はたまた浴室の滑りをどうにかしたいなど、人によって悩みは様々です。
そういった悩み全てに適した履物といったものはありません。
ですが、私ならばクロックスを選びます。
他の履物ならば、施設で共用で使われることもあり、自分で用意しなくてよいから楽かもしれません。
一方クロックスの場合は、自分で用意する必要がある分、自分の履きやすいサイズや性質のものを選べるのです。
ぜひ、あなたに合った適切な入浴介助の履物を見つけてくださいね。
そしてあなた自身にも、利用者さんにも安全な入浴介助を出来るように頑張ってくださいね。