入浴介助に対してしんどいイメージを持っていませんか?
入浴介助をしていると、痩せるくらいにしんどいって聞くし、嫌だなって思うこともあるでしょう。
分かります、私も正直入浴介助に慣れてきても、楽ではないって感じます。
でも大丈夫です!
入浴介助って確かにしんどいけど、それだけではないのです。
あなたもこれからお話しすることを聞いていただければ、入浴介助に対するマイナスイメージを払拭できるでしょう。
そして、入浴介助のことを好きになり、やる気を出せます。
それでは、入浴介助のことを少しづつ紐解いていきますね。
入浴介助の参考記事
入浴介助はなぜしんどい?大変だと思われている理由がコレ
ではなぜ入浴介助がしんどいといわれるのでしょう。
私の思う、入浴介助がしんどい理由は以下の通りです。
- 浴室が蒸し暑い
- 決まった時間内に大人数の介助が必要
それぞれについてお話ししますね。
しんどい理由1:浴室が蒸し暑いから
しんどいと思われやすい一番の理由は、浴室の蒸し暑さでしょう。
入浴介助する際には、利用者さんの体の負担を減らすために、浴室は温かくしておきますよね。
脱衣した利用者さんにとっては、少し涼しい位の室温、これが介助者には暑いのです。
更に介助するために動き回るから、なおさら暑いのです。
もちろん、消費カロリーも高くなります。
消費カロリーは、
- 通常の介助
- 一時間当たり、110キロカロリー
と言われるのに対し、
- 入浴介助
- 一時間当たり150キロカロリー
消費するともいわれます。
蒸し暑さがしんどいと思われる一番の原因です。
あなたも、思ったより消費カロリーが少ないと思いませんか?
体験談ですが、蒸し暑いので汗がたくさん出ます。
カロリーはそんなに消費されませんが、大量の水分が排出されます。
水分が排出されるだけでは、あまりカロリーを消費しないのです。
しんどい理由2:決まった時間内に大人数の介助が必要だから
施設だと特に、決まった時間に大人数の入浴介助をします。
場所にもよりますが、一気に10人以上は当たり前で、場所によっては40人前後を一気に入浴介助することもあります。
同じ介助ばかりでも、そんな人数になってしまうと、当然しんどく感じますよね。
よって、大人数の介助が必要なのも要因と言えます。
入浴介助を辞めたい!そんな時の対処法は?
そんなしんどい入浴介助なんて辞めたくなることでしょう。
そんな時、以下のような対処法を取ってみてください。
- こまめに水分補給をする
- 洗体や更衣担当等、場所を分けてしている場合は一日ごとに役割を変える
- 極端に頑張りすぎない
それぞれ説明しますね。
対処法1:こまめに水分補給をする
当たり前ではありますが、こまめに水分補給をしましょう。
なぜなら、しんどい理由の一つは脱水なのです。
こまめに水分補給をすることで、体内の失われた水分を取り戻せます。
ただし、水分補給をしてもすぐには水分量は戻りません。
なので、こまめに水分補給をするようにしましょう。
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介助する場所を毎回変えるのも良いでしょう。
なぜなら、毎回同じ場所をしていると、一人が極端にしんどくなることもあり得ます。
毎日洗体をしていると暑くてしんどいし、更衣ばかりしていると涼しい顔をしていられるものです。
そこで今日は洗体、明日は着替え担当というように、役割分担を変えてみると、気分も変わり、少し楽になります。
対処法3:極端に頑張りすぎない
あまり頑張りすぎないことも重要です。
入浴介助をしていると、利用者さんも喜んでくれることでしょう。
でも、そんな利用者さんの為に張り切って時間をかけすぎていると、体も当然しんどくなります。
そこで、「洗体をしっかりしてあげたいけど、一分でてきぱき終わらす」といった感じにしましょう。
適度に頑張るようにするだけでも、身体的にも精神的にも楽になりますよ。
入浴介助が好きになる考え方とは?
では、入浴介助を好きになる考え方はないのかというと、あります。
それは「入浴介助をすることで、利用者さんに幸せを提供できている」と考えることです。
どの利用者さんでも、自分の体が綺麗になるのを拒むことはないからです。
介助していると、見るからに喜んでくれることでしょう。
仮に嫌がっている利用者さんに対しても、あなたの入浴介助で身体を綺麗にしてあげられるのです。
また、皮膚トラブルや感染リスクを予防できるのです。
長い目で見れば、入浴介助はどの利用者さんにとっても、気持ちの良い介助なのです。
よって、利用者さんに対して結果的に幸せを提供できている、と考えると、入浴介助が好きになることでしょう。
さいごにまとめ
入浴介助って、介護の中でも嫌われやすい介助なのです。
でも私からしたら、一番やりがいを感じる介助でもあります。
ものは考えようです。
嫌と思って介助するか、好きと思って介助するかで利用者さんに対する伝わり方も変わります。
あなたが笑顔で入浴介助が出来れば、利用者さんも喜んでくれることでしょう。
ひとりで無理しないように、協力して入浴介助をするように心がけてくださいね。