読み方は一緒なのに
意味が違う漢字ってありますよね?
有名なものだと、
『会う』と『合う』とか。
この2つは、どちらも「あう」と
読むことが出来ますが、
意味は全く違います。
こういう漢字は、
間違えて使うと
恥をかいてしまいます!
それでは本題に入ります。
『頂く』と『戴く』。
あなたは、この2つの
「いただく」の違いは分かりますか?
この2つは、
どちらも「いただく」と
読むことができる言葉です。
しかし、この2つの「いただく」は
読みは同じですが、
実は使いどころが異なるのです!
この2つの「いただく」の違いとは、
一体なんなのでしょうか?
気になる違いを
徹底解説しましょう!
『頂く』の正しい使い方
「いただく」と聞くと、
大半の人が「頂く」の方を
頭に浮かべることかと思います。
実際私も、
「いただく」と聞いた時は、
こちらの方を最初に思い浮かべました。
こっちの「いただく」は、
小学校で習いますし、
字も簡単なのでよく使われますよね。
辞書で調べてみると
「頂く」は、2つの意味を
持っていました。
それがこちら。
- 「大切にする・敬い扱う」の意。
- 「食う・飲む」の謙譲語
例文にすると、
「先生から連絡を頂く」や
「お茶を頂く」
といった感じですね。
「頂く」は、自分の行動や
飲食をする時に使うのが、
正しい使い方です。
『戴く』の正しい使い方
対して「戴く」は漢字が少し難しく、
「頂く」と違って
常用漢字ではないので、
普段はあまり見かけることは
ありません。
しかし「戴く」も辞書で調べてみると、
「頂く」とは全く異なる
意味を持っていました。
それがこちら。
- 「ありがたく受ける」の意
- 「もらう」の謙譲語
例文にすると、
「大会優勝の表彰状を戴く」や
「お土産を戴く」
といった感じですね。
「戴く」は、
目に見える物品を貰う時に
使うのが正しい使い方です。
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ひらがなで『いただく』を使う時もある?
「いただく」は、漢字ではなく
平仮名で表記することも
ありますよね。
漢字を平仮名で書くというと、
めんどくさがって平仮名にした、
という印象を受けますが、
実は平仮名で書くのが
正しい時もあるのです。
それが、補助動詞の役割を
もっている時ですね。
分かりやすく説明すると、
「ご覧いただく」や
「お越しいただく」
といった感じです。
こういう時には、
漢字の「いただく」を
使ってはいけません!
ちなみに、
食事の前の「いただきます」も、
平仮名で書くのが正しいんですよ。
最後に
『頂く』と『戴く』の違い、
いかがだったでしょうか。
使いどころによって、
漢字を使い分けたり、
平仮名にしたりと
少し面倒くさいですが、
正しい日本語を書くためには、
しっかりマスターしていきましょう。
こういう読み方が
同じ漢字は他にもあり、
普段良く使うものなら、
「押さえる」と「抑える」も
違いが分かりにくいですね。
これであなたも
「頂きマスター」ですね!(笑)
この2つ以外にも、
同じ読み方なのに
使い方が違う漢字は
たくさんあります!
あなたはどれだけ分かりますか?↓