「保証」と「保障」。
この2つは、どちらも「ほしょう」と
読むことができる漢字です。
家電や車などを買うと、
「ほしょう」がついてくるので、
そういう場ではよく見かける言葉ですよね。
しかしこの2つは、どちらも同じ読み方のため、
いざ使う時になると、
どちらを使えばいいのか迷ったことはありませんか?
この2つは意味合いも
似てるような感じがするので、
違いを知らないと迷ってしまいますよね(^_^;)
しかもこの2つはビジネスや生活の場でも、
よく使われる言葉なので、間違えた使い方をしてしまうと
恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません!
今回は「保障」と「保証」の、
違いと使い分けについて解説していきます!
「保障」と「保証」の違いとは?
「保障」と「保証」の違いを知るために、
まずはそれぞれの意味を
漢字辞書で調べてみました!
保障
- ある状態がそこなわれることのないように、保護し守ること。
保証
- 間違いがない、大丈夫であると認め、責任をもつこと。
- 債務者が債務を履行しない場合に、代わって債権者に債務を履行する義務を負うこと。
あれ!?調べてみると、
全く違う意味が出てきました!
同じ読み方でも、結構違うものなんですね(・∀・)
この2つのそれぞれの意味を
分かりやすく解説すると、
- 保障・・・状態や地位が害を受けないように守ることの約束
- 保証・・・人や物が欠陥を生じた場合、他人を及ぼす損害を引き受けること
つまりこの2つの違いは、
「守ってくれるものが状態や地位か人や物か」
ということですね!
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「保障」と「保証」の正しい使い方
この2つの違いを知った上で、
次は「保障」と「保証」の正しい使い方について
例文を使って解説していきます!
保障の正しい使い方
- 国家の安全が保障される。
- 生涯保障の保険に入る。
- 権利を保障する。
保証の正しい使い方
- 保険の保証人になる。
- 携帯の保証サービスを受ける。
- 彼に人柄については保証する。
このように『地位や安全を守ってくれるのは「保障」、
人や物を守ってくれるのは「保証」』
という風に使い分けると覚えやすいですね!
まとめ
「保障」と「保証」の違いはお分かり頂けましたか?
この2つは読み方こそ同じなものの、
意味は全く違うものなので、違いをしっかりと覚えて
使い分けるようにしたいですね。
特に保険関係の話では、
「がんを完全保証!」という風にしてしまうと、
がんを守ってしまうということになってしまいます(^^;)
このように使い分けて、
仕事の場や生活内でも間違えることの
ないように気をつけましょう!