デパートなどでエレベーターに乗った時に、地階は「B1」「B2」のように表記されているのを見かけます。
その他にも、
- 鉛筆
- 車のシフトレバー
などに「B」という表記を見かけますが、これは全て違う言葉の略になります。
当然、それぞれの意味も違います。
そこで今回は、日頃よく見かける「b」の意味についてまとめます。
知識を深めよう!わかりづらい意味特集!
「地下」を表す「b」の意味は?
エレベーターなどで「地下」を表す「B」は、「basement」(地下室)を略した「B」になります。
本来、「地下」は英語で、「underground」です。
しかしエレベーターの場合は、単に地面の下ではなく、地下の部屋を意味するので、「basement」になるのです。
ちなみに、日本で一般的に使われている地下1階を表す、「B1F」は、アメリカではほとんど使われていません。
代わりにアメリカで多いのは、「F(floor)」ではなく「lebel」を使った表現になるそうです。
「チャット」中の「b」の意味は?
オンラインゲームなどのチャットでよく使われる「b」には、
- 「OK」
- 「了解」
- 「ナイス」
といった意味があります。
これは、
- (^_^)b
- (^O^)b
のような顔文字についている「b」が由来です。
この「b」は、サムアップ、つまり、親指を立てた手 (👍←これです)を表しています。
親指を立てた手は、
- 「good 」
- 「イイネ」
といった表現になることから、チャット中の「b」は「OK」や「了解」「ナイス」という意味で使われます。
「ツイッター」での「b」の意味は?
「Twitter」の場合は、「周辺b」「関係者b」といった使われ方をします。
この場合の「b」は、ブロック(block)の「b」になります。
ブロックとは、不快なアカウントや不審なアカウントとの繋がりを絶ち、今後の関りを拒否する機能です。
ブロックされると
- 相手のツイートが見られなくなる
- 相手のフォローが出来なくなる
- DMが送れなくなる
等のような状態になります。
「カレンダー」での「b」の意味は?
5/Bのように、明確な日にちを指定しない表現で使う「b」は、「biginning」の「b」になります。
つまり、月の初旬、上旬のことを「b」で表します。
これは、ビジネスなどで、納期や解答時期など、明確な日にちを指定したくないようなときによく使われる表現になります。
一般的に、
- 「B」:biginning:上旬
- 「M」:middle :中旬
- 「E」:end :下旬
という表現になります。
「車の運転、シフトレバー」の「b」の意味は?
車のシフトレバーの「B」は、「blake」(ブレーキ)を意味します。
この場合の「ブレーキ」は、通常に車を止めるためのブレーキではありません。
急な下り坂などで、強いエンジンブレーキが必要な時に使用するポジションになります。
また、低い変速比を維持できるので、登坂路でも使用できます。
「競馬新聞」での「b」の意味は?
「競馬新聞」の馬柱で見かける「b」表記は、その馬が、ブリンカー(blinkers)を付けているという意味になります。
ブリンカーとは、「遮眼革」とも呼ばれ、競走馬の目を覆い、視界を一部遮る馬具の一種です。
これは、競走馬の意識を競争や調教に集中させ、周りに影響されず走らせるためのものです。
馬具の中で、唯一出走投票時の届け出が必要になるものです。
未装着で出走した場合、「道具忘れ」として調教師にペナルティが課せられます。
「鉛筆」の「b」の意味は?
「鉛筆」に表示されている「b」は、「BLACK(ブラック)」の略になり、芯の濃さと固さを表しています。
B 2B 3B ・・・と「B」の数字が大きくなるほど、濃く柔らかい芯になります。
ちなみに、鉛筆によく表記されている記号に「H」もあります。
これは、「HARD(ハード)」の略字になり、Hの数字が多くなるほど、薄く硬い芯を表しています。
さいごに
以上、日ごろよく見かける「b」の意味についてまとめてみました。
上に挙げた他にも、
- 著作権を表す
- 「©(copyright mark)」
- 服などのサイズを表す
- 「S(small)」
- 「M(medium)」
- 「L(large)」
- 屋上を表す
- 「R(rooftop)」
など、分かっているようで、よく分かっていない英語一文字がたくさんあります。
この機会に、街なかに潜む一文字の英語を確認してみてもいいかもしれませんね。