言葉の違い

「かつ」「または」「及び」「なおかつ」「並びに」の違いは?英語では意味が違う?使い分けを例文で解説!



かつ または 及び なおかつ 並びに 違い

「~かつ~」「~または~」のように、物事を列挙して表現する言葉はたくさんあります。

これらの言葉は、みな接続詞といいます。

似たような意味の接続詞も多いので、使い分けるのはなかなか難しいですよね。

それぞれどのように使うのが正しいのでしょうか?

そこで今回は、「かつ」「または」「及び」「なおかつ」「並びに」の違いについて、わかりやすく解説していきます。

ちなみに今回のように、使い方の紛らわしい言葉は、ほかにもたくさんあります。

こちらの記事で特集していますので、使い分けができるかどうか、ぜひ挑戦してみてくださいね。

知識を深めよう!

「かつ」の意味は?英語では何ていう?使い方を例文で解説

「かつ」は、漢字で

「且つ」

と書きます。

且つの例文1

「うちの学校の方針は『よく遊びかつよく学べ』になります」

このように、二つの行為や事柄が並行して行われるということを表す言葉になります。

また、

且つの例文2

「先週参加した講演は面白くかつ有意義でした」

このように、ある事柄に更に事柄を加えるといったことを表す場合にも使います。

動詞や形容詞、文節を繋ぐ働きを持ち、

  • 「同時に」
  • 「その上」
  • 「更に」

といった言葉に置き換える(言い換える)こともできます。

英語でも「その上」「更に」といったニュアンスの

  • 「besides」

  • 「moreover」

「同時に」「同じように」といったニュアンスの

  • 「at the same time」

  • 「as well as」

などになります。

「または」の意味は?英語では何ていう?使い方を例文で解説

「または」は、漢字で

「又は」

と書きます。

「または」の例文

「定食にはパンまたはライスが付きます」

このように、複数の選択肢の中から、いずれか1つを選ぶということを表す言葉になります。

選択肢の数に限度はなく、必ずどれかを選択する場合は、「または」を使うことが出来ます。

ただし、数学の世界で「AまたはB」といった場合は、どちらか一方だけでなくだけでなく、

ABどちらも含む

といった意味でも使われるので、注意が必要です。

英語では、「または」「あるいは」という意味の

  • 「or」

になります。

二者択一の場合は、

  • 「either~or~」

も使えます。

「及び」の意味は?英語では何ていう?使い方を例文で解説

「及び」は、複数の事柄を並べたりつけ足したりするということを表す言葉になります。

「及び」の例文

  • 「試験の際は筆記用具及びはさみを用意してください」
  • 「土曜、日曜及び祝日は休ませていただきます」

簡単に言うと、「~と」と同じ意味になり、前の物事に後ろの物事をつけ足して述べる場合に使います。

その場合、前の物事も後ろの物事も、同じレベルや種類の固まりとしてみなします。

英語でも、「~と」を意味する

  • 「and」

や、「~はもちろん~も」といった意味の

  • 「as well as」

で表現されます。

「なおかつ」の意味は?英語では何ていう?使い方を例文で解説

「なおかつ」は、漢字で

「尚且つ」

と書きます。

「なおかつ」の例文1

「彼女は美人でなおかつ頭脳明晰です」

このように、その上また、その上さらにという意味になります。

一つのことに、なにかを付け加えるという場面で使用します。

また、

「なおかつ」の例文2

「成功者は失敗してもなおかつあきらめない気持ちが強い」

このように、それでもまだ、それでもやはりといった意味でも使われます。

英語では、

  • 「moreover」(その上、さらに)
  • 「besides」(~のほかにも)
  • 「furthermore」(なお、その上)
  • 「in addition」(加えるに、さらに)

など、色々な表現があります。

「並びに」の意味は?英語では何ていう?使い方を例文で解説

「並びに」は、前後2つの事柄を繋ぐ際に用いる言葉になります。

「ならびに」の例文1

「氏名並びに電話番号をお書きください」

このように、種類や性質の違うものを繋ぐ際や、

「ならびに」の例文2

 「ご来賓の皆様並びに保護者の皆様にも、楽しんでいただきたいと思います」

このように、大きな分類でものごとを並べるときにも使います。

英語では、「及び」と同じように「~と」を意味する

  • 「and」

や、「~も~も」といった意味の

  • 「both~and」

が使われます。

「かつ」「または」「及び」「なおかつ」「並びに」の違いと使い分けは?

「かつ」「または」「及び」「なおかつ」「並びに」がそれぞれが使われるのは、以下のような場合です。

「かつ」「または」「及び」「なおかつ」「並びに」の違い(使う場面)

  • 「かつ」:2つの行為や事柄が 並行して行われる ことを示すとき
  • 「または」:複数の選択肢から どれか一つを選択 するとき
  • 「及び」:複数の事柄を 並列して挙げる ことを示すとき
  • 「なおかつ」:1つの事柄に さらに加える(強調) ことを示すとき
  • 「並びに」:複数の 種類や規模の異なるものを並べる ことを示すとき

それぞれ、複数のものを繋げるときに使います。

しかし、つなげるものが、それぞれ違うので、覚えておきましょう。

「かつ」「または」「及び」「なおかつ」「並びに」の使い分け(前後のつなげる言葉の違い)

  • 「かつ」は 動詞や形容詞 を繋げる
  • 「または」は 選ぶべき選択肢 を繋げる
  • 「及び」は 名詞と名詞 を繋げる
  • 「なおかつ」は 強調して上乗せする
  • 「並びに」は 異なるものや規模の違うもの を繋げる

といった違いがあります。

さいごに

以上、「かつ」「または」「及び」「なおかつ」「並びに」の違いについて解説してきました。

文章を繋ぐのに、接続詞はとても便利なものです。

ただし、使い方を間違うと、意味が通じなくなることもあります。

それぞれの意味や使い方をよく理解して、上手く活用してください。

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