リュックサックとバックパックは同じもの?でも実は・・・
通学や、ちょっとしたお出かけに便利なリュックサック。
バックパックとも言いますよね。
そもそも両者にはどんな違いがあるのでしょうか?
他にも似たようなものに、ナップサックやデイパックなどもあります。
さらに、自分が欲しいものを探すには、それぞれの違いを知っておいた方が、きっと見つけやすいはず。
そこで今回は・・・
- リュックサックとバックパックの違いは?
- ナップサックとの違いは?
この順で、それぞれの違いを徹底的に見ていきましょう。
最後まで読んでいただければ、頭もスッキリして、あなたの使いみちに合ったベストなものが選べるようになっていますよ。
それではどうぞ。
リュックサックとバックパックの違いは?
通勤や通学、お出かけなど、便利に使えるリュックサックとバックパック。
結論から言いますと、リュックサックもバックパックも、同じものを指します。
ドイツ語読みと英語読みの違いだけだったんですね。
つまり言葉を分解して直訳すると・・・
- リュック(ドイツ語)=バック(英語)=背中(日本語)
- サック(ドイツ語)=パック(英語)=袋(日本語)
と言う意味で、二本のストラップがついた、背中に背負う、そう!あのカバンのことを指すんです。
でも!
リュックサックもバックパックも、意味的には確かに同じものを指すのですが、こと日本においては、その用途において使い分けされているのが現状です。
つまり・・・
- リュックサック⇒ 通学など、普段使いできるような、小さめのもの
- バックパック⇒ ハイキング、トレッキング、キャンプ用に使える大きめのもの
として分けられているんですね。
この点を踏まえて、あらためて両者をよく観察してみると・・・
- リュックサック⇒ 横幅広め、腰ベルトなし
- バックパック⇒ 縦長形状、腰ベルトあり
といった、見た目の違いにも気づくことができます。
ちなみに、リュックサックの「サック」は、ドイツ語風に発音すると、「ザック」と言います。
そして、リュックではなくて、単に「ザック」だと、一般的には登山仕様のものを指します。
すなわちバックパック=ザックのようなイメージです。
参考記事⇒ ハイキングとピクニックと遠足!今さら聞けない3つの違いとは?
またリュックサックやバックパックの大きさを表すのに「収納容量」という言葉を使います。
この収納容量という視点で見てみると・・・
- リュックサック⇒ 24Lまでの小型のもの
- バックパック⇒ 25L以上の大型のもの
という線引きもできそうですね。
現に、低予算で気ままに一人旅している人のことを「バックパッカー」と呼びますよね?
でも「リュックサッカー」とは、普通呼びません。
すなわち、バックパックは泊まりを前提とした、身の回りのものがたくさん入る、大型のものだというわけですね。
で、実際に探すときは・・・
大手通販サイトの楽天市場で、「リュックサック」と「バックパック」、それぞれを検索してみました。
まず「リュックサック」と検索窓に入れてみると・・・
173923件の商品がヒットしました。
そして出てきた商品はやはり、以下のような普段使い風のものが多かったです。
また次に「バックパック」と、検索窓に入れてみると・・・
308152件の商品がヒットしました。
私は当初、「リュックサックの方が多いのではないか?」と予想していたんですが、意外に「バックパック」の方が多いことに少し驚きました。
今ではリュックサックよりも、バックパックの方が一般的なんですね。
そして出てきた商品は、予想通り、本格的な登山用のものもありました。
しかし普段使い風のもの、いわゆるリュックサックと呼べるようなものまで、まんべんなく並んでいます。
実際に商品を探してみた結果、「バックパック」が「リュックサック」を含んでいるようなイメージでした。
以上の結果を、あなたがお目当てのものを探すときの参考にしてみてくださいね。
ナップサックとの違いは?
リュックサックとバックパックは、同じものを指すとは言え、用途によって使い分けをしていましたね。
では、ナップサックはどうなんでしょうか?
理解しやすいように、まずは意味を調べてみましょう。
ナップサックは英語で”knapsack”と書きます。
そして”knap”は丘、小山、”sack”は袋の意味です。
おそらく、登山用のものをリュックサックと呼ぶのに対して、もっと小さな山に出かけるのに便利だということで、ナップサックと呼ばれるようになったのではないでしょうか?
また歴史的には、バックパックという言葉よりも、ナップサックという言葉の方が古くから使われていたようです。
その影響か、英語圏では、ナップサックはバックパックの別名として使われていて、一般的には同じものを指します。
しかし日本では、リュックサックとバックパック同様、大きさ(容量)の違いで、言葉を使い分けているのが現状です。
そう!ピクニックや遠足なんかでよく使う、肩紐が袋の口を絞るのを兼ねている、あのタイプです。
これまでのことをまとめると、リュックサックもバックパックもナップサックも、本来は同じものを指します。
しかし日本では、それぞれの使いみちによって、言葉を使い分けているんです。
すなわち・・・
ナップサック<リュックサック<バックパック
の順で、大きくなるというわけですね。
さいごに
たとえ同じものだとしても、用途の違いだけで、呼び名が変わるというのは、とても興味深いですね。
ちなみにリュックサックやバックパックの他にも、似たようなものがあって・・・
- デイパック
- キスリング
- メッセンジャーバッグ
- フレームザック
などもあります。
詳しくは調べていただければわかりますが、やはり使いみちがそれぞれ違うんですよ。
さてリュックサックって、両手が空くので、とても便利に使えますよね。
お目当てのカバンの用途によって、言葉を選ぶことは、あなたが欲しい商品にたどりつくコツなのかもしれませんね。
例えば通学に使うなら、「リュックサック」や「ナップサック」を探すというふうに・・・
それぞれの違いがわかり、モヤモヤしていたものがスッキリしていただけたのなら、私も嬉しいです。