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「ご教示」「ご教授」「ご指摘」「ご指示」「ご指導」「ご提示」の違いは?間違いの例と正しい使い分け方は?

ご教授 ご教示 違い

 

「部長が今まで培ってきた営業の知識について、私にご教示いただけませんか?」
「先輩、明日のミーティングで使う書類についてご教授いただきたいのですが……」

 

上の例文にある「ご教示」「ご教授」という言葉。

目上の人に何かを教えてもらう時によく使われる言い回しです。

 

でも、実はさっきの使い方だとちょっと間違ってるんです!

 

今回はそんな、

「人に何かを教えてもらう時によく使われる言い回しの意味の違いや正しい使い方」

について一緒に見ていきましょう。

 

上の文章を見て

「正しいよね?何が違うの?同じ意味じゃないの?」

と思ったあなたも、以下を読めば違いが分かるはずです!

 

 

「ご教示」の使い方と例文

 

「教示」とは、「教え示す」こと。

書類の書き方や業務の手順など、比較的簡単で、答えが決まっているものを教えてもらう時に使います。

 

仕事で分からないことがあった時、その場で解決方法を教えてもらう場合は「ご教示」を使いましょう。

 

この時に「ご教授」を使うと、仰々しく聞こえてしまうので注意が必要です。

 

例文

  • 宅配便の納品処理についてご教示いただけませんか?
  • 書類の進め方について、お手隙の際にご教示いただけますと幸いです。

 

 

「ご教授」の使い方と例文

 

「教授」とは、「教え授ける」こと。

特に経験の中で培ってきた専門的な知識やスキルについて教えるという意味合いが強いです。

 

「教示」に比べると、ある程度の長い期間継続して教えを受ける時に使われます。

 

例文

  • (新しい部署での挨拶などで)これからご教授いただきたく存じます。
  • 部長にご教授いただきましたおかげで、成果を上げることができました。

 

 

「ご指摘」の使い方と例文

 

「指摘」とは、「大切な事柄や問題点などを具体的に取り上げて指し示す」こと。

ある物事に関して「ここに注意が必要」「ここは直すべきだ」と具体的に示す時に使います。

 

上司や先輩からのアドバイス、取引相手や顧客からの苦言に対して、何か返答をするときは「ご指摘」を使いましょう。

 

例文

  • お客様にご指摘いただきました通り、掲載内容に誤りがございました。
  • 表計算の入力間違いに関してご指摘いただきありがとうございます。

 

 

「ご指示」の使い方と例文

 

「指示」とは、「物事を指し示す」こと。

今後の行動をどうするか、上司や先輩に教えてもらう時に「指示を仰ぐ」と言いますよね。

 

問題点などを指し示すのではなく、上の立場の人から下の立場の人へ、これからやるべきことを示す時に使います。

 

例文

  • 今後の発注についてのご指示をお願いします。
  • ご指示いただいた通りに訂正致します。

 

 

「ご指導」の使い方と例文

 

「指導」とは、「ある目標・目的に向かって教え導く」こと。

 

未熟な自分を教え導いてください、というニュアンスで「ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します」という使われ方をするのが一般的です。

 

異動や転勤などで新しいことを始める時や、ゼロから教わり始める時の挨拶に使われることが多く、日常的な仕事の中で使われることはほとんどありません。

 

例文

  • 今後ともご指導を賜りますようお願い申し上げます。
  • この度、◯◯先生にご指導いただけることになりました。

 

 

「ご提示」の使い方と例文

 

「提示」とは、「相手に差し出して見せる、自分の考えなどを相手に示す」こと。

運転免許証のような形あるものを見せてもらったり、相手の都合の良い日程や予算を教えてもらったりするときに使われます。

 

相手から何かを見せてもらう=「ご提示」を使う、と覚えると良いでしょう。

 

例文

  • ご本人確認のため、運転免許証か保険証のご提示をお願い致します。
  • ご提示いただいた金額で、プランを組ませていただきます。

 

 

「ご教示」「ご教授」「ご指摘」「ご指示」「ご指導」「ご提示」の使い分けのコツや覚え方は?

 

さて、ここまで人に何かを教えてもらう時によく使われる言い回しの意味の違いや使い方について見てきました。

 

改めて、それぞれの違いをまとめてみましょう。

 

  • 「ご教示」→ 一般的な知識を簡単に教えてもらう時
  • 「ご教授」→ 専門知識やスキルなどを時間をかけて教えてもらう時
  • 「ご指摘」→ アドバイスや間違いを教えてもらった時
  • 「ご指示」→ 具体的な行動を教えてもらう時
  • 「ご指導」→ 分からないことや初めてやることのやり方を教えてもらう時
  • 「ご提示」→ 相手の考えや持ち物を自分に見せてもらう時

 

日常的に使うのは「ご教示」「ご指摘」「ご指示」「ご提示」が多いでしょう。

「ご教授」「ご指導」は使い所を間違えると、大袈裟に聞こえてしまい、相手が萎縮してしまう可能性があります。

 

異動先など、改まった場での挨拶の時に使うと良いでしょう。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?要約するとどれも「教えてください!」という意味になります。

でもそれぞれを詳しく見ていくと、細かなニュアンスの違いがありますね。

 

せっかく教えていただけることになるのであれば、正しい言葉遣いで失礼のないようにしたいですね!

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