あなたは小学校や中学校の頃、
なんの教科が得意でしたか?
国語、理科、社会、体育、など
たくさんありましたよね。
そんな中でも私は
算数が大の得意でした。
ところであなたは
小学校から中学校に進学する時、
こんな事を思い浮かべた事はありませんか?
「算数が数学に変わってる!?
なんで変わったの!」と。
なんの前触れもなく
変わっていたので、
私もビックリした記憶があります。
あなたはこの2つの違い、
知っていますか?
今回は算数と数学の違いを、
詳しく解説していきたいと思います!
算数と数学の違い
算数と数学には大きく分けて
3つの違いがあります。
その3つの違いがコレ!
- 求められる答え
- 具体的か抽象的か
- 日常生活で必要かどうか
どういったところが違うのか、
次の章から1つずつ紹介していきます。
求められる答え
算数と数学は求められる
答えが違います。
求められる答えというのは、
それぞれを勉強した時に
どういった答えを
出して欲しいかという事です。
算数は次の3つの事が要求されます。
- 計算の正確さ
- 単位や面積、割合といったものへの理解
- 正しい解答
対して数学は次の2つの事が求められます。
- 答えに行き着くまで過程
- 論理の正確性
比べると全く違う事が分かりますね。
正しい答えを求めるのが算数、
正しい式を求めるのが
数学というわけです。
どちらも重点的にしてることも違います。
算数は「正しく計算する」ことに
重点が置かれています。
正しい答えを
導き出せればいいので、
ある程度は暗記しても
大丈夫なのが特徴。
掛け算の九九は暗記しても
大丈夫ですもんね。
数学は
「そこの解に至るまでのプロセス」に
重点が置かれています。
考える力が求められるので
算数のような暗記は通用しません。
具体的か抽象的か
算数は具体的、
数学は抽象的といった
違いもあります。
上でも紹介したように
この2つは求める答えが違います。
算数は分かりやすい具体的な答え。
数学は式や記号を用いている抽象的な答えです。
日常生活で必要かどうか
この項目が1番重要と言っても
過言ではありません。
この2つは教わる内容が
日常生活で使うかどうか
天と地ほどの差があります。
算数は足し算や引き算など
普段の生活では必要不可欠な
ものを習います。
実用的な日常生活に
密接した数について学ぶのが算数。
なのでまだ小学生には
分かりにくい記号を用いた
公式は勉強しません。
例えばπを3.14と表すようにですね。
これに対して数学は知らなくても
ほとんど日常生活には影響しません。
数を基盤とする
学問体系を学ぶため、
普段は使わない記号なども
多く出てきます。
例えば負の数や虚数などですね。
学問として正確性を追求をしていくので、
3.14は正しいとは言えません。
なのでこれもπに置き換えるのです。
あなたもπなんて学生の時以来、
見た記憶が無いのではないでしょうか。
まとめ
算数と数学の違い、
お分かり頂けたでしょうか。
最後にこの2つの違いを
まとめていきましょう。
算数
- 正確な答えが求められる
- 具体的
- 日常生活に密着している
数学
- 答えに辿り着くまでの過程が求められる
- 抽象的
- 日常生活に関わりが薄い