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「ソーダ」と「サイダー」の違いは?「ラムネ」「スカッシュ」「炭酸水」「コーラ」は同じもの?英語ではなんて言う?

2014-10-30

サイダー ソーダ  違い

誰でも飲める、おいしい炭酸飲料といったらサイダー

あなたは、こんなことを疑問を感じたことがありませんか?

サイダーとソーダの違いって何?

私もつい最近までは、ソーダもサイダーも変わりない物だと思っていました・・・

しかしこの2つは似てるようで、実は全く違うものなんですよ!

では、サイダーとソーダの具体的な違いとは、 いったいなんなのでしょうか?

今回は、その違いを詳しく解説していきます!

それでは行ってみましょう!

ちなみに今回の「サイダー」「ソーダ」のように、使い方の紛らわしい言葉は、ほかにもたくさんあります。

こちらの記事で特集していますので、使い分けができるかどうか、ぜひ挑戦してみてくださいね。

知識を深めよう!

「ソーダ」の定義は?英語ではなんて言う?

「ソーダ」とは「ソーダ水」の略で、水に無機塩類を加え、内圧が0.29Mpa以上の二酸化炭素ガスを飽和させたものになります。

簡単に言うと、炭酸入りの水のことで、炭酸飲料全般を指します。

英語では、ナトリウム加工物を意味する「soda」になります。

これは、以前炭酸を、炭酸水素ナトリウム(重曹)から作っていたことに由来します。

ちなみに、現在は、二酸化炭素を水に飽和して作る方法が主流ですが、名前はそのまま「ソーダ」になっています。

「サイダー」の定義は?英語ではなんて言う?

「サイダー」とは、炭酸水に、甘味料、酸味料、香料などを加えた清涼飲料のことを言います。

簡単に言うと、味がついた炭酸飲料のことで、ソーダの一種になります。

英語では「cider」になります。

ただし、「cider」と表記して、味のついた清涼飲料を想起させるのは日本だけなんです。

  •  イギリスでは → 炭酸の入ったりんごのアルコール飲料
  •  アメリカ・カナダでは → リンゴ果汁

のことを表します。

これは、「cider(サイダー)」が、フランス語でりんご酒を意味するcidre(シードル)」が由来となっているためになります。

ですので、日本での甘い「サイダー」のことは、「soda pop」と表記されます。

ちなみに、日本初の国産サイダーとして知られる『三ツ矢サイダー』も、最初は、りんごの香料を加えた炭酸飲料のことを、『サイダー』として発売していました。

しかし今ではあなたもご存知の通り、味のバリエーションが多様化されるようになりましたね。

サイダーとソーダの違いは?

サイダーとソーダの違いは、大きく分けて3つあります。

その違いがコレ!

  • 味の違い
  • 用途の違い
  • 言葉の発祥の違い

この違いを1つずつ解説していきますね。

味の違い

サイダーとソーダは、同じようなものだと、勘違いしやすいです。

でも驚くことに、この2つは味が全く異なるのです

最初にも紹介したように、サイダーは甘くて美味しく作られています。

しかしソーダは違います。

一般的にソーダと呼ばれているのは、炭酸水の事だったんです!

カクテルを飲む人はよく知っていると思いますが、カクテルにはカシスソーダという種類がありますよね?

あれはカシスの原液をソーダで割ったカクテルです。

あのソーダにはもちろん味はついていません。

なので、サイダーとソーダの味の違いは、

  • サイダー→甘くて味がある
  • ソーダ→無味

という風に覚えておくといいですね。

用途の違い

サイダーとソーダは、使用用途も全く違います。

サイダーは元々甘く、味付けがされているので、そのまま飲むことを目的としています。

対してソーダは、炭酸水なので味がついていません。

もちろんそのまま飲むこともできます。

でもお世辞にも美味しいとは言えないものです。

ソーダは先程も紹介したように、カクテルを作る時に使われることが多いです。

カクテル以外にも、普通のジュースをソーダで混ぜてオリジナルの炭酸ジュースを作る事もできますね。

つまりソーダは、他のものと混ぜて飲み物を独特にするのが特徴です。

言葉の発祥の違い

ここまでは、飲む時の違いを説明しました。

次は言葉の発祥元の違いついて紹介します。

日本で馴染みのあるサイダーは、ペリーの黒船来航の時に伝来されたのが、最初と言われています。

その後に、リンゴ風味の炭酸飲料である「シャンペンサイダー」というものが日本で発売されます。

その名前を略してサイダーと呼ばれるようになりました。

これがサイダーの発祥元です。

ところが、この炭酸飲料をサイダーと呼ぶのは、実は日本だけの表現なのです!

外国では、サイダーは「リンゴ酒」の事を指し、日本のサイダーに相当するものは、英語ではレモンライムと呼ばれているのです。

対してソーダは、炭酸水が初めて開発された1769年のイギリスから。

開発された当時から、炭酸水はソーダと呼ばれていました。

炭酸水が日本にやってきた時も、炭酸水のことをソーダと伝えられ、炭酸水=ソーダというのが定着していったのです。

このように、サイダーとソーダは、言葉の由来も異なっているのです。

「ソーダ」「サイダー」「ラムネ」「スカッシュ」「炭酸水」「コーラ」の違いと見分け方は?

「ソーダ」は、炭酸飲料全般を指すので、広義の意味で

  • 「サイダー」
  • 「ラムネ」
  • 「スカッシュ」
  • 「炭酸水」
  • 「コーラ」

は、いずれも、ソーダの一種になり、それぞれ製造過程に違いがあります。

それぞれの基本的な製造方法は、以下の通りです。

製造方法の違い

  • 「ソーダ(水)」:水に重曹とクエン酸を混ぜた物
    • 基本的に香料や混ぜ物のない、無味無臭の飲み物) 
  •  「サイダー」:炭酸水に、甘味料、酸味料、香料などを加えた清涼飲料
    • (元々はりんごの香料を加えた炭酸飲料)
  •  「ラムネ」:炭酸水にレモンやライムの香料や砂糖を加えた飲み物
  •  「スカッシュ」:果汁に砂糖を加え炭酸水で割った飲み物
  •  「炭酸水」:二酸化炭素を溶解した水
  •  「コーラ」:サイダーの原料に、カラメル色素、カフェインなどを加えたもの
    • (特に香料は各社によって異なり、基本的にはシナモンスティック、バニラビーンズ、グローブといったスパイス系と、レモンなどの柑橘系)

となります。

製造法以外の見分け方は、

見分け方

  • 味があるかないか
    • 「ソーダ」「炭酸水」:基本的に無味無臭
    • 「サイダー」「ラムネ」「スカッシュ」「コーラ」:味がある(基本的に甘い味)
  • 見た目の違い
    • 「ソーダ」「炭酸」「サイダー」「ラムネ」「スカッシュ」:ほぼ無色透明に近い
    • 「コーラ」:基本的に黒褐色(かつて「透明コーラ」というものも販売されていた)
  • 容器の特徴
    • 「ラムネ」:容器にビー玉が入っている物

などがあって、判別できますよ。

カクテルに使うのは「ソーダ」「サイダー」どっち?

カクテルとは、ウィスキーやジン、ウオッカなど、アルコール度の高い蒸留酒をベースに、リキュールやシロップ、果汁などを混合し氷を加えた飲み物になります。

簡単に言うと、お酒に他の味を混ぜ合わせたものになります。

ですので、割る際には基本的に、味やにおいのないものを使いますので、カクテルを作る際に使うのは、ソーダ(水)」になります。

ただし、ウィスキーをコーラで割った「コークハイ」など、味のある物でもカクテルは作れます。

特に「サイダー」などを使ってはいけないという決まりはありません。

さいごに

「ソーダ」と「サイダー」「ラムネ」「スカッシュ」「炭酸水」「コーラ」の違いについて解説してきました。

最近では、

  • 「ラムネ」と「サイダー」が同じ味
  • 「炭酸水」を割らずにそのまま飲むようになっている

など、時代とともに、それぞれが指す意味も変わってきました。

炭酸飲料を見かけたら、「これはどれになるのだろう」と考えてみるのも良いかもしれませんね。

また、サイダーとソーダは似てるようで、実は全く違う種類のものでしたね。

どちらも同じ炭酸飲料なので、知っておかないと違いが分かりにくいです。

この違いを覚えて、友達にも教えてあげましょう!

サイダーとソーダのように似たような言葉は他にもたくさんあります!

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