「戦う」と「闘う」。
この2つはどちらも
「たたかう」と読むことができる漢字です。
2つ合わせて「戦闘」という言葉もあるように、
この2つは「何かと戦闘する」という意味を持っていますね。
しかし、この2つは同じ読み方のため、
いざ漢字で書く時にどちらを使えばいいのか
迷ったことはありませんか?
どちらも同じ読み方な上に、意味まで似たようなものだと、
使い分けに悩んでしまうこともあると思います。
でも今更こんなことを他人に聞くのも、
少し恥ずかしいですよね・・・
そんなあなたのために、
今回は「戦う」と「闘う」の
違いと使い分けについて解説していきます!
「戦う」と「闘う」の違いとは?
この2つの違いを知るために、
まずは漢字辞書でこの2つの
意味について調べてみました。
「戦う」の意味
- 武力を用いて互いに争う。戦争する。
- 互いに技量などを競い、勝負を争う。競争する。試合する。
「闘う」の意味
- 思想や利害の対立する者どうしが自分の利益や要求の獲得のために争う。
- 苦痛や障害を乗りきろうとする。打ち勝とうと努力する。
あれ!?
調べてみるとこの2つは、
同じ読み方なのに全く違う意味が載ってありました!
ということは、この2つは辞書に書いてある通り、
読み方こそ同じなものの、
使い方は全く異なっていることなのです!
では、どのように違うのかを
具体的に説明していきます。
「戦う」は、戦争や試合など、
物理的に”たたかう”事を指します。
これに対し「闘う」は、
病気や自分の利益のために
”たたかう”ことを指すのです。
正しい使い分けをマスターできるように、
次はこの2つを使った例文を紹介していきます。
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「戦う」と「闘う」の正しい使い方
「戦う」の正しい使い方
- 隣の国の反乱軍と戦う。
- 優勝をかけて相手のチームと戦う。
- 武器を持って戦う。
「闘う」の正しい使い方
- 劣悪な犯罪と闘う警察官。
- 母親が難病と闘う。
- 迫り来る困難と闘う。
このように、目に見えるものと”たたかう”時は「戦う」を、
目に見えないものと”たたかう”時は
「闘う」を使うという風に覚えると、
使い分けがわかりやすいのではないでしょうか!
これでも迷った時は、それぞれの漢字が
使われてる熟語を思い出してみてください。
「戦う」であれば「戦争」や「対戦」など、
「闘う」であれば「闘病」や「闘争」などですね。
これらの意味から考えれば、
この2つの違いも分かりやすいものになりますね(・∀・)
まとめ
「戦う」と「闘う」の違いは
お分かり頂けましたか?
この2つは、読み方こそ同じなものの、
意味を知ると全く違うことが分かり驚いたかと思います。
この違いに気をつけて、
あなたも今日から正しい日本語を
使えるようになりましょう!