「目標」と「目的」。
この2つは、どちらも
「何かに向かって行動する」時の
”何か”に対して使いますね。
「目標を立てる」、「目的を決める」、
どちらもよく耳にしませんか?
しかし、この2つの違いを教えて!って聞かれたら、
あなたはこの2つの違いを
しっかりと説明することができますか?
この2つは、お互い同じような意味を持っているため、
いざ違いを説明しようとなると
難しいのではないでしょうか。
正しい日本語を使えるようにするためにも、
今回は「目標」と「目的」の
違いと使い分けについて解説していきます!
「目標」と「目的」の違いとは?
「目標」と「目的」の違いを知るために、
まずはそれぞれの言葉の意味を
漢字辞書で調べてみました。
目標
- そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。
- 射撃・攻撃などの対象。
- 行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。
目的
- 実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。
- 倫理学で、理性ないし意志が行為に先だって行為を規定し、方向づけるもの。
意味を調べてみても、
似たような意味で違いが分かりにくいですね(^^;)
しかしこの2つには、大きな違いがあります!
それは「目標は具体的、目的は抽象的」ということです!
「目的」を達成するための「目標」?
「目標は具体的、目的は抽象的」と聞いても、
あまりピンと来ませんでしたか?
そういうあなたのために、
次はこの違いについて
分かりやすく例にしてみました!
- 目的・・・美しいボディを手に入れる
- 目標・・・体重を3kg落とす・健康な食生活を送る・毎朝1時間運動をする
これで少しは、分かりやすくなったのではないでしょうか(・∀・)
このように、抽象的で数値では表せないものを「目的」、
具体的で数値で表すことができるものを「目標」と呼ぶのです!
『「目的」のために、「目標」を達成する』、
という風に認識すれば覚えやすくなりますね!
「目的」は1つ!「目標」は複数個!
「目的」と「目標」の違いは、
これ以外に持つことができる数にも、違いがあります。
「目的」は最終的に達成することなので、
1つしか持つことができないことになります。
これに対し「目標」は、その「目的」を達成するためであれば、
たくさん用意しても良いということです。
細かい「目標」をいくつも設定し、
地道にクリアする事で着実に
「目的」に向かうことができるという訳です。
『「目的」は1つだけ、「目標」はたくさん持てる!』と
覚えれば、分かりやすいですね!
まとめ
「目標」と「目的」の違いは
お分かり頂けましたか?
この2つは違いを知らないと
混合させてしまいがちですが、
詳しく知ると全く違うニュアンスを
持ってることが分かったかと思います。
この違いに気をつけて、
あなたも正しい日本語を使えるようにしましょう!