「うちのおじいちゃんがもう寝たきりなので、介護がかなり大変なんです!」
「介護に使えそうなグッズが簡単に購入できればいいのに!」
介護福祉士である私も、時おり福祉用具のお店に行きます。
今までは、介護に使える便利グッズの購入は敷居が高いなぁって思っていました。
でもそんな心配は不要でした。
最近は、介護に便利なグッズは、通販でもいろいろ売っています。
さらになんと100均にも売っているのです。
ただ、介護に便利なグッズと言えど、使い方にも少し注意がいるんですよ。
そこで今回は、介護に便利なグッズを購入する際と使う際のポイントをお伝えしていきます。
それらに注意して、身近なお店に行ってみてくだされば、いろいろな介護グッズと出会えることができますよ。
それではどうぞ。
寝たきり介助に便利なグッズにはどんな種類がある?
寝たきり介助に便利なグッズは以下のようなものがあります。
- ストロー付きコップ
- うがい受け容器
- おしりふきやからだふき
- 調味料用ボトル
- クッション
それぞれについて説明しますね。
便利グッズ1:ストロー付きボトルとその使い方
ストロー付きボトルって結構便利なのです。
なぜなら、横になったまま飲み物が飲めるのです。
寝たきりだと起き上がるのが難しいですよね。
そんな時ストロー付きボトルがあれば、起き上がることなく水分補給できるのです。
また、横になったまま飲み物を飲もうとしたら、普通のコップならば中身がこぼれてしまいます。
でも、ストロー付きコップってふたがあり、こぼれないのです。
その点もよくできていますね。
ストロー付きボトルは重宝します。
便利グッズ2:うがい受け容器とその使い方
うがい受け容器とは、カーブした洗面器のようなものです。
実はこの形、一般的な人のあごあたりに沿うような形とされています。
これ、寝たきりの方の介助においては必要不可欠です。
その理由は以下の二点です。
- 寝たままうがいができる
- 嘔吐時に吐しゃ物を受け止めることができる
それぞれ簡単に説明します。
寝たままうがいができるから
そのままではありますが、寝たままあごにうがい受け容器をつけて、うがいをすることができます。
顔に沿っているために、水をこぼすことはありません。
嘔吐時に吐しゃ物を受け止めることができるから
うがいの水同様、顔の横につけることにより、吐しゃ物を受け止めることができます。
以上の2つの理由で便利な、うがい受け容器は非常に重宝します。
便利グッズ3:おしりふきやからだふきとその使い方
おしりふきやからだふきは体の清潔に役立ちます。
なぜなら、寝たきりの場合はお風呂に入るのが難しいからです。
そんなとき、体中を清拭したり、排便があった際に便をふき取ることが簡単になります。
成分的にも、体やおしりを拭いた時に爽快感も感じられます。
タオルで拭くのもありですけど、おしりふきを使うと、もっと簡単かつきれいにできるのです。
よって、おしりふきやからだふきは寝たきりの人の清潔保持に重宝します。
便利グッズ4:調味用ボトルとその使い方
調味用ボトルなんて何に使うか分からないかと思います。
でも、介護をしていると、調味用ボトルの使いやすさに気づきますよ。
なんと、陰部やおしりの洗浄に使えるのです。
ボトルの中にぬるま湯を入れて、便や汚れを流すことができるんです。
ペットボトルのふたに小さな穴をあけて代用も可能ですが、調味用ボトルの方が柔らかくて使いやすいのです。
よって、調味用ボトルも重宝します。
便利グッズ5:クッションとその使い方
クッションと聞くと、あなたにもなじみ深いでしょう。
そう、あのいたって普通のクッションです。
クッションは寝たきりの方の体位保持・床ずれ予防に重宝します。
寝たきりの方って、体が自由に動かせず、一方ばかり向いてしまうことが多いのです。
また、体の部分的に圧力がかかって、床ずれが起きやすかったりするのです。
そんな時にクッションがあれば、体の位置を固定できたり、体圧の分散に使用したりできます。
よって、クッションは体位保持や床ずれ予防には必須です。
欲を言うと、抱き枕クッションのような長いものなら、より効果を発揮できます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
身の回りにありそうなもので、寝たきりの方の介助に使えそうなものを上げてみました。
これらの商品は全て、通販でも普通に購入できます。
それどころか、実は100均で全て購入できるのです。
ただし、耐久性に問題があったり、本来の使い道でないために多少使いにくいこともあります。
私のお勧めとしては、まずは今回お話ししたものを100均でそろえて使ってみて下さい。
そしてもう少しいいものを使いたいって思ったら、通販なり福祉用具を頼ってください。
介護に大切なことは、良いものを使うことではありません。
介助者の心が大事なのです。
あなたの寝たきりの家族様への心はすぐに伝わります。
寝たきりの家族様への介助はゆっくり、自分に合った方法を見つけてくださいね。