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言葉の違い

「上げる」と「挙げる」の違いとは?

2015-05-05

 

上げる」と「挙げる」。

この2つの言葉は、どちらも
あげる」と読むことができる漢字です。

 

仕事で成果を”あげる”」や「祝杯を”あげる”」など、
あなたも普段から、よく使っているのではないでしょうか?

しかしこの2つはどちらも同じ読み方なので、
いざ漢字を使おうとすると、
どちらを使えばいいのか迷ったことはありませんか?

 

今回は、今更他の人には聞けない
上げる」と「挙げる」の、
違いと使い分けについて解説していきます!

 

「上げる」と「挙げる」の違い

 

「上げる」と「挙げる」の違いを知るために、
この2つを使った文章を用いて、
意味の違いを理解していきましょう!

 

手を”あげる”

 

まずは「手を”あげる”」という文章から。

これは「手を上げる」と「手を挙げる」、
どちらも正しい使い方なのですが、
漢字が変わるだけで文章の内容が少し変わってくるのです!

 

「手を上げる」では、
単純に手を上に出す動作を指す以外にも、
暴力を振るうといった意味もあります。

親に手を上げる」という使い方もしますよね。

 

これに対し「手を挙げる」は、
意見を述べる時注意を引くために、
手を上に出す動作の事を指します。

単純に手を上に出すのではなく、
意味を持って出す時は
挙げる」を使うという訳です。

挙手」という言葉が、
そういった意味を持っているので
分かりやすいですね。

 

単純に手を上に出す時は「上げる」、
注目を集める為に、手を上に出す時は「挙げる」を
使うようにしましょう!

 

「上げる」と挙げる」の違いとは?

 

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成果を”あげる”

 

こちらも、どちらの「あげる」を
使えばいいのか分からない「成果を”あげる”」。

これも「上げる」と「挙げる」、
どちらを使うかによって
意味が変わってくる文章になります!

 

「成果を上げる」では、
低いものを高くする”という意味になります。

なので、単純に成果がアップした場合には
上げる」を使うようにしましょう。

 

これに対し「成果を挙げる」は、
「上げる」の時とは違い、
一定の成績を収める”といった意味になります。

上司に対して
成果をあげてきましたー!
と言う場合には、
挙げる」を使うのが正しいという訳ですね。

 

成果の数値があがった場合には「上げる」を、
成果を収めた場合には
「挙げる」を使うようにしましょう!

 

まとめ

 

この2つの文以外にも、「上げる」と「挙げる」のどちらをも
使う場合があるものはありますが、
この2つの例を見ただけでも、
この2つの違いが分かってきたのではないでしょうか。

 

この2つの使い分けの違いは、
「上げる」は目に見える物や数が上昇した時に使い、
「挙げる」は上昇するだけではなく、
何か意味がある時に使うのが正しい使い方です。

 

この違いに気を付ければ、
この2つの使い分けは完璧ですね!

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