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言葉の違い

「痛む」と「傷む」の違いとは?頭にはどっちを使う?

2015-02-17

痛む」と「傷む」。

 

この2つの漢字は、どちらも「いたむ」と

読むことができる漢字です。

 

りんごが”いたむ”」、「怪我したところが”いたむ”」、「髪が”いたむ”」など、

色んな時に使われますね。

 

こういう漢字は違うけれども、

読み方が同じな漢字のことを「異字同訓」と言います。

 

異字同訓の中には、声に出して読むと

違いが分かるもの(雨や飴など)もあるのですが、

痛む」と「傷む」は声に出しても

違いが分かりませんよね・・・

 

あなたは、この2つの漢字の使い分けを

しっかりとすることができますか?

 

今回は「痛む」と「傷む」の、

違いと使い分けについて解説していきます!

「痛む」の正しい使い方

 

傷む 痛む 違い

 

頭痛」や「痛覚」などの

熟語にも使われる「痛む」の「」。

 

文字の使われ方からして、

物理的な痛みに関して使われそうです。

 

「痛む」の正しい使い方を知るために、

漢字辞書で意味を調べてみました。

 

  1. 病気や傷などのために、からだに痛みを覚える
  2. 心に痛いほどの悲しみや苦しみを感じる
  3. 金銭に関して痛手をこうむる

このように「痛む」は、

病気や怪我などで起こる体のいたみ

の事をさすのです!

 

例文にすると、

  • 脚の怪我が痛む。←1の意味
  • 風邪で頭が痛む。←1の意味
  • 遺族の事を思うと胸が痛む。←2の意味

「痛む」は、心や身体の痛みに対して

使うのが正しい使い方です。

 

「傷む」の正しい使い方

 

これに対して、「切り傷」や「殺傷」などの

言葉に使われる「傷む」の「」。

 

こちらも「痛む」と同じように、

怪我をしてる時に使いそうな感じがしますね。

 

こちらも正しい使い方を知るために、

漢字辞書で調べてみました。

 

  1. 器物・建物などが、傷ついたり損なわれたりする。
  2. 食物が傷ついたり腐ったりして悪くなる。

「傷む」は「痛む」と比べると、

少し違った意味を持ってますね。

 

「傷む」の正しい使い方を説明すると、

食べ物や器物などが傷ついた」時に使うのが、

正しい使い方です。

例文にすると、

  • 靴が傷む。←1の意味
  • 昔に買った本が傷む。←1の意味
  • 買ったリンゴが傷む。←2の意味

「傷む」は「物が腐ったり傷ついた」時に、

使うようにしましょう。

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「痛む」と「傷む」の違い

 

この2つの正しい使い方と意味について調べてみましたが、

この2つの違いについては理解できましたか?

 

もうお分かりの人もいるでしょうが、

最後にこの2つの違いについてまとめていきます。

 

この2つの違いは、

いたんだ物が物体か自分の身体か」の違いですね!

 

自分の体の一部が痛くなったら「痛む」

物がいたんだら「傷む」を使うのが正しい使い方です!

 

この違いを覚えて、「痛む」と「傷む」の違いを

しっかり使い分けるようにしましょう!

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