「早い」と「速い」。
この2つは、どちらも
「はやい」と読むことができる漢字です。
「足が”はやい”」、「起きるのが”はやい”」、
「仕事が”はやく”終わる」など、
速度に関することに、この2つはよく使われますね。
しかしこの2つは、どちらも同じ読み方な上に、
使いどころも似ているため、漢字で書く時に、
どちらを使えばいいのか迷ったことはありませんか?
小学校の時にこの2つの違いを
教えて貰ったような気もするけど忘れちゃった・・・
という人もいるでしょう。
でも、今更こんことを
他人に聞くのもなんか恥ずかしいですよね・・・
そんなあなたのために、
今回は「早い」と「速い」の
違いと使い分けについて解説していきます!
「早い」の正しい使い方
「早朝」や「早急」などの熟語にも
使われることが多い「早い」。
「速い」と比べると、字が簡単なので、
こちらをよく使うという人も
多いのではないでしょうか。
「早い」の正しい使い方を知るために、
まずは漢字辞書にて
「早い」の意味を調べてみました。
- ある基準より時間があまり過ぎていない。ある基準より時間があまり過ぎていない。
- まだその時期ではない。その時がまだきていない。
- 簡単である。てっとり早い。
漢字辞書で調べると、
なるほど!となるような意味が載ってありました!
これらの意味を用いて、
例文にするとこのような感じになります。
- 早い内に手を打つ。←1の意味
- 結婚するにはまだ早い。←2の意味
- 調べるよりも聞くほうが早い。←3の意味
このように「早い」は、
「時間的な速度の事を表す」のが、
正しい使い方となります。
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「速い」の正しい使い方
これに対し、「早い」と比べると
少し難しい漢字を使ってる「速い」。
こちらの「速い」も漢字辞書で調べると、
このような意味が載ってありました。
- 動作・作用の進行にかかる時間が短い。進む程度が大きい。すみやか。
「速い」は「早い」と比べると、
あっさりと1つだけしか
意味がありませんでした(゚д゚)
この意味を用いて、
例文を作るとこのような感じになります。
- 彼は仕事が速い。
- この川は流れが速い。
- 走るのがとても速い。
このように「速い」は、
「目に見える動作的な速度を表す」のが、
正しい使い方になります!
まとめ
「早い」と「速い」の違いは、
もうお分かり頂けましたか?
それでは最後に、
この2つの違いについてまとめていきます!
この2つの違いは、
「はやい物が時間か動作か」
というところですね!
例えば「早い電車」という文章であれば、
朝早く来る電車の事を指し、
「速い電車」であれば、
特急などのスピードの出る電車を指すというわけです。
意外とこの2つの違いは分かりにくいですが、
日常生活でもよく使う漢字なので
しっかり使い分けを覚えて、
正しい日本語を使えるように頑張りましょう!