「探す」と「捜す」。
この2つは、どちらも「さがす」と
読むことができる漢字です。
「本を”さがす”」、「犯人を”さがす”」、「仕事を”さがす”」など、
色んな場面で使われる漢字ですね。
しかしこの2つの漢字、書く時に読み方が同じなので、
どちらを使えばいいのか迷ったことはありませんか?
使い分けを知らないと、違いが分かりにくいですよね~
今回は「探す」と「捜す」の、
違いと使い分けについて解説していきます!
「探す」の正しい使い方
小学校でも習い、文章を書くときには
こちらの方が多い「探す」。
「探す」の「探」は「探索する」や「探偵」など、
一般的にもよく使われる漢字ですね。
この「探」を漢字辞書で調べると
こういった意味がありました。
- 奥深くさぐりを入れる。
- 景色などを見にたずねていく。
調べると、意外とあっさりとした意味で
ビックリしました('A`)y-~
今回重要となるのは、やっぱり1番目の
「奥深くさぐりを入れる」という部分。
結構ざっくりしてて、明確な使い分けが分かりにくいですが、
「探す」の正しい使い方を例文にするとこんな感じです。
- 新しい職を探す。
- デパートで商品を探す。
- 新築の家を探す。
このように「探す」は、
「奥深くさぐりを入れる=欲しいものについて探す」
ということになるので、欲しいものを
「探す」時に使うのが、正しい使い方です。
「捜す」の正しい使い方
これに対して、少し漢字が難しく、
「探す」と比べるとあまり使われることがない「捜す」。
それでも「捜す」の「捜」は、
「捜索」や「捜査」など、
警察関連の用語でよく使われることが多いですね。
この「捜」を漢字辞書で調べると
こういった意味がありました。
- すみずみまでさがし求める。
- 見つけ出そうとして方々を見たり、歩きまわったり、人に聞いたりする。
「捜す」は、結構詳しく意味が
書かれていました(^^♪
これらの意味を用いて、
「捜す」で例文を作るとこんな感じです。
- 事件の犯人を捜す。
- 失くした財布を捜す。
- 家族を捜す。
このように「捜す」は、
「見つけ出そうとする=失くしたものを捜す」
時に使うのが、正しい使い方です。
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「探す」と「捜す」の違い
「探す」と「捜す」のそれぞれの意味と
使い方について解説しましたが、
最後にこの2つの違いについても解説していきます。
この2つの違いは、
「探しているものが、欲しいものなのか失くしたものなのか」
ですね。
例えば、「人を”さがす”」であれば、
人がいなくなって、探しているということなので「捜す」を。
「職を”さがす”」であれば、
職が欲しいということなので
「探す」を使うということです。
これで違いが分かりやすくなったのではないでしょうか!
この違いに気をつけて、
「探す」と「捜す」の使い分けを
しっかりするようにしましょう!