「利用者様に楽しんでもらえるような漢字クイズは、何かないかな?」
馴染みのある漢字を使ったクイズって、意外と面白いですね。
私も、デイサービスのレクリエーションに、普段何気なく使用する漢字をクイズにしてみたいって思ったことがあります。
でも、ただ読み書きをするのではつまらないです。
でも大丈夫です!
漢字はよく見ると、部首ごとに分かれています。
「へん」や「かんむり」など、色んなパーツでできているのです。
その漢字の特徴を活かせば、面白いクイズにすることができますよ。
あなたもこれからお話しすることを聞いていただければ、利用者様と一緒に楽しめる、漢字バラバラクイズの構成について知ることができます。
そうすることで、利用者様にクイズを楽しんでもらいながら、脳トレの手助けをすることができますよ。
それでは漢字バラバラクイズについてお話ししていきますね。
ちなみに、こちらのレクも人気があるので、参考にしてみてください。
→ 【オノマトペクイズ 】《高齢者が笑える!盛り上がる》日本語の擬音当て全30問の問題と答え!デイサービスのレクリエーションや脳トレに最適!
【高齢者向け】《一文字》漢字バラバラ合体クイズ10問!
まずは高齢者向け、一文字の漢字バラバラクイズを10問ご紹介します。
- 「田」+「力」=男
- 「く」+「ノ」+「一」=女
- 「日」+「十」+「一」+「寸」=時
- 「ハ」+「刀」=分
- 「禾」+「小」+「ノ」=秒
- 「犭」+「瓜」=狐
- 「犭」+「日」+「土」=狸
- 「ム」+「月」+「ヒ」+「ヒ」+「灬」=熊
- 「虫」+「世」+「木」=蝶
- 「ク」+「田」+「灬」=魚
男女だったり、時間の単位、生物をテーマ例に挙げてみました。
文字のパーツを単純に組み立てることもよいでしょう。
でも、例ですと狸の土の部分を縦長にするなど、ちょっと工夫がいるようなバラバラ漢字を出題するのも面白いと思います。
【高齢者向け】《二字熟語》漢字バラバラ合体クイズ10問!
次に二字熟語の漢字バラバラクイズを紹介します
- 「氵」+「工」+「一」+「尸」=江戸
- 「日」+「刀」+「口」+「禾」+「口」=昭和
- 「日」+「月」+「氵」+「ム」+「口」=明治
- 「」+「丶」+「マ」+「禾」+「口」=令和
- 「木」+「木」+「木」+「木」+「木」=森林
- 「十」+「カ」+「カ」+「力」+「力」=協力
- 「口」+「口」+「口」+「斤」+「斤」+「目」+「ハ」=品質
- 「火」+「火」+「火」+「火」=火炎
- 「」+「人」+「人」+「人」+「人」+「十」+「三」+「ノ」+「寸」=傘寿
- 「ハ」+「ム」+「車」+「二」+「ム」=公転
二文字熟語は◯◯時代と、同じ文字を複数使うものを紹介してみました。
同じ文字を多数使う熟語は、簡単そうに見えて、なかなか思いつかないこともあり、面白いのではないかなと思います。
【高齢者向け】《四字熟語》漢字バラバラ合体クイズ10問!
次は四文字熟語のバラバラ合体クイズを紹介します。
- 「三」+「人」+「日」+「丅」+「目」+「夂」+「禾」+「火」+「夂」+「丶」+「丶」=春夏秋冬
- 「七」+「車」+「ニ」+「ム」+「八」+「走」+「己」=七転八起
- 「一」+「氵」+「十」+「一」+「艹」+「ノ」+「ツ」+「木」=一汁一菜
- 「田」+「共」+「口」+「冂」+「一」+「口」+「立」+「日」=異口同音
- 「ハ」+「ム」+「日」+「月」+「正」+「一」+「人」=公明正大
- 「工」+「一」+「丶」+「一」+「ノ」+「口」+「氵」+「日」+「ヒ」+「ヒ」+「亠」+「父」=玉石混交
- 「門」+「木」+「言」+「千」+「口」+「亻」+「木」+「是」+「頁」=閑話休題
- 「一」+「其」+「月」+「一」+「」+「云」=一期一会
- 「忄」+「ユ」+「人」+「刀」+「千」+「口」+「广」+「木」+「木」=快刀乱麻
- 「一」+「一」+「ム」+「土」+「攵」+「口」+「寸」+「糸」+「士」+「口」=一致団結
四文字熟語に関しては、比較的有名な物を選んでみました。
四文字熟語は分解の具合によっては、いくらでも難しくできます。
でも、難しすぎるのも楽しくないものです。
そのため、程々にバラバラにすることをお勧めします。
介護現場で漢字バラバラクイズを作るコツと活かし方は?
介護現場で漢字バラバラクイズを作る場合、
- 身の回りの物
- 利用者様の興味のあるもの
を題材に使うことがコツです。
なぜなら、あまり関わりがないものを選ぶと、利用者様がクイズに答えられないからです。
また、分からないと面白くないと感じられます。
そこで、利用者様の、
- 趣味
- 生きてきた時代
- 座右の銘
などを取り入れることで、興味を持っていただきやすくなります。
また、日ごろ使っているものなどでも答えやすいですよね。
利用者様の知りうるものをクイズにすることで、程よく難しく、興味を持ってもらえるような問題が作れます。
さらにそのような問題を出すことで、利用者様の趣味などを、他の利用者様に知っていただけるといった活用法ができます。
利用者様は他の利用者様の趣味など知っているとは限りません。
全員に共通の問題を出すことで、「この方は〇〇の知識が豊富ですよ」といった風に自然に周知できます。
つまり、クイズを通じて、利用者様の紹介といった活かし方も出来るのです。
さいごに
いかがだったでしょうか。
漢字バラバラクイズは、あなたが見ても迷ってしまうことがあるでしょう。
どう組み合わせれば、どんな文字になるのか、それを考えることが脳トレにつながるのです。
あなたも漢字バラバラクイズの問題を作ることで、脳トレをしてみてくださいね。
レクリエーションというのは、利用者様に喜んでもらうためだけにあるのではないのです。
あなたも楽しまなければ、利用者様の本当の満足は得られません。
じっくり取り組んで、職員も利用者様も思考能力の向上を目指してくださいね。
なお、今回紹介した漢字バラバラクイズはわかりやすく、順番に載せています。
使用する際には、適宜表示順序を入れ替えて使用してくださいね。