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ギャッジアップとヘッドアップの違いは?使い分けを例文で解説!【介護】

ギャッジアップ ヘッドアップ 違い

 

ギャッジアップとヘッドアップ、あなたはこの二つの言葉をご存じですか?

「そんな言葉使ったことないけど、どっちもおんなじ意味でしょー」

 

私も最初聞いたときはそう思っていました。

でも、言い方が違うのだから、使い分けがされているのも事実です。

 

ではこの2つの言葉にどういう違いがあるのか、それぞれの違いを見ていきましょう。

 

 

ギャッジアップの意味と使い方の例

 

ギャッジアップとは、「ベッドの頭や足の部分に角度をつけること」です。

 

介護施設や病院のベッドは、頭の部分と足の部分が上げられるものを使用しています。

頭と足の部分の両方に角度をつけて、誤嚥防止を目的としてよく使われる言葉です。

 

この言葉、介護職の人にとっては聞きなじみがあるような言葉なのです。

逆に、介護・医療の場面でしかまず使われない言葉でもあります。

 

例文としては、

「誤嚥防止のためにギャッジアップをしておいてください」

というように使われます。

 

 

ヘッドアップの意味と使い方の例

 

ヘッドアップとは、「ベッドの背を立てて、上半身を起こした状態にすること」という意味です。

 

ヘッドアップは利用者様の床ずれ防止のために行う、体位交換の際に使われやすいです。

こちらも介護・医療の場面で使われやすいです。

 

ただし、私の経験から言いますと、ギャッジアップに比べて使われにくい傾向にあります。

 

例文としては、

「側臥位にする際にヘッドアップ30度以下にしておいてください」

という風に使われます。

 

しかし、ヘッドアップという言葉を使う時は、ギャッジアップの意味で使う時もあります。

 

 

ギャッジアップとヘッドアップの違いは?使い分けと簡単な覚え方は?

 

ではギャッジアップとヘッドアップ、どのように違うのかについて以下の項目別にお話しします。

  • 角度をつける位置
  • 上げる角度と目的

それぞれを詳しく説明していきます。

 

 

角度をつける位置の違い

 

ギャッジアップは、頭と足の両方を両方を上げて角度をつけます。

一方ヘッドアップは頭だけを上げて角度をつけます。

 

 

上げる角度と目的の違い

 

ギャッジアップは、特に食事を取るときの誤嚥防止のため、頭を45度から80度上げます。

 

頭を上げる角度が低いと、食事をとるときに食事が食道の方に行かずに、気道の方に行ってしまう危険性が高いのです。

 

あなたも食事をする際、寝たまま食べるってことはなかなかないですよね?

利用者様だって一緒なのです。

 

その為、結構体を起こした状態で使われます。

 

一方でヘッドアップは大体30度未満とされています。

なぜなら、床ずれ防止のため、利用者様の体の向きや角度をつけるために使われるからです。

 

床ずれのためには利用者様の体を側臥位にしたり、更にヘッドアップして体圧がかかる部位を分散したりすることがあります。

 

あなたもリラックスするときにただ横になるのではなく、少しだけ頭を上げる経験ってないですか?

 

こうすることで、身体全体の床ずれ誘発部位への体圧を他の場所にも分散できるのです。

 

特に、介護を有する利用者様の場合は、皮膚状態もよくないことが多く、大事になってきます。

その場合に使われる言葉がヘッドアップです。

 

ですが、利用者様の頭をあまり上げすぎると、ベッドから身体がずり落ちてくることがあります。

そのため、30度未満で使われます。

 

ギャッジアップとヘッドアップを区別する際に覚える簡単な方法があります。

 

ヘッドアップは文字通り「頭」だけを上げるのに対し、ギャッジアップは頭と足を上げることにより、ベッド上で起きずに浅く座るイメージです。

 

また、ギャッジアップは時に、ヘッドアップと混同して使われますので、ギャッジアップのみを覚えるというのもアリです。

 

 

まとめ

 

ギャッジアップもヘッドアップも、医療や介護の現場の専門用語のようなものです。

あなたも覚えづらいことでしょう。

 

そういう時はギャッジアップだけ覚えましょう。

普段使いは大抵ギャッジアップです。

 

ヘッドアップの意味もギャッジアップが指すときもあります。

覚えられそうなら、ギャッジアップは頭と足、ヘッドアップは頭と覚えてくださいね。

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