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ベッドでのギャッジアップとギャッジダウン!手順を現役介護福祉士がわかりやすく解説!

ギャッジアップ ギャッジダウン 手順

 

利用者様の介護でベッドをギャッジアップするとき、あなたはどこから上げますか?

頭から?

足から?

 

どっちから上げるか、手順が非常に重要なのです。

 

そんな介護現場でのギャッジアップやギャッジダウンについて、私なりに解説していきますね。

 

 

ギャッジアップとギャッジダウンの手順は?

 

ギャッジアップとギャッジダウンの手順は以下の通りです。

 

ギャッジアップの手順

  1. 足側を10度程度上げる
  2. 頭側を30度程度上げる
  3. 足側を更に5度程度下げる
  4. 背抜きする

 

ギャッジダウンの手順

  1. 足側を5度程上げる
  2. 頭側をフラットにする
  3. 足側をフラットにする
  4. 背抜きをする

 

それぞれをわかりやすく説明します。

 

ギャッジアップする際は、まず最初に足を上げます。

足から上げる理由は後ほど詳しく説明します。

そのあと、頭側をしっかり上げてください。

 

頭を上げきったら、少し足を下げて状態の安定を確認しましょう。

この体勢でよいと思ったら、忘れずに背抜きしましょう。

 

しかし、ギャッジアップした状態で背抜きをするのは大変ですよね。

その際は、利用者様のひざを軽く立てて、ひざと肩を軽く支えて手前に引きましょう。

そうするだけでも背抜きすることができます。

 

ギャッジダウンする際は、基本的にギャッジアップするときの逆の操作になります。

しかし、背抜きをするのは一番最後になります。

 

あくまで背抜きの目的は除圧になりますので、最後に忘れずにしましょう。

 

例えギャッジダウンするとはいえ、体圧はかかります。

忘れずにするようにしてください。

 

 

ギャッジアップを足からする理由は?

 

ギャッジアップをする際に足からする理由は、先に頭側を上げてしまうと、身体全体が足の方にずり落ちてしまうからなのです。

なぜそうなるかというと、滑り台を思い浮かべていただければ分かりやすいでしょう。

 

あなたも滑り台を滑り降りた経験がありますよね。

滑り台のように頭が上がっていて、足が少し低めの状態だと、重力に逆らわずに滑ります。

 

利用者様の場合、筋力が弱まっている場合が多いのです。

その為、足がフラットであっても、先に上体を起こしてしまうと滑り台に乗っているような感じになります。

 

逆に足から上げておくと、そのあとに頭側を上げても、お尻の部分で身体のずり落ちが止まるようになります。

ちょうど足が上がることによって、お尻の部分が突っ張り棒のような役割となるのです。

 

よって、ギャッジアップの際には、足側を先にあげたほうが良いのです。

 

 

ギャッジアップとギャッジダウン時に注意するポイントは?

 

ギャッジアップとギャッジダウンをする際に気を付けるポイントは以下の通りです。

  1. 側臥位では行わない
  2. 背抜きを忘れずに行う

それぞれについて説明します。

 

ギャッジアップ、ギャッジダウンは側臥位では行わない

 

ギャッジアップとギャッジダウンは側臥位で行ってはいけません。

想像してみてください。

あなたは身体を真横に容易に曲げれますか?

 

側臥位でギャッジアップするということは、そういうことなのです。

利用者様の体は弱く、いとも簡単に骨折などアクシデントを招きます。

 

その為ギャッジアップする際には、基本的に仰臥位で行いましょう。

 

ギャッジアップ、ギャッジダウンは背抜きを忘れずに行う

 

ギャッジアップとギャッジダウンをする際には、背抜きを行いましょう。

どちらも、行った後は背中に圧がかかります。

 

背中に圧がかかったままにしておくと、それがもとで床ずれ(褥瘡)が出来やすくなります。

 

そのリスクを避けるためにも、背抜きは必ず行いましょう。

 

 

さいごに

 

参考になったでしょうか。

私も最初は何も知らずに頭側から上げていました。

でも原理を考えると、足側から上げたほうが安全なのです。

 

ただ頭を上げたらよいのではないのです。

正しくギャッジアップ・ギャッジダウンをすることにより、事故を防げるだけでなく利用者様に安楽な体勢を提供できます。

ちょっとした気遣いで利用者様の笑顔を見ることができるのです。

 

そんな喜びを身近な介助によって手にしていってくださいね。

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