入浴介助ってお湯を使うし、すぐに手が荒れてしまいます。
でも、手袋をしても、水が溜まってしまうからしたくないんです。
私も以前、入浴介助をし初めの頃には、手荒れ対策はどうしようか迷っていました。
でも大丈夫です!正しい手荒れ対策をすれば、入浴介助をしても手荒れしにくくなります。
あなたもこれからお話しすることを聞いていただければ、入浴介助中の手荒れについて、どんな対策をすれば良いかを知ることができるでしょう。
そうすることで、手がきれいに保てるようになりますよ。
それでは、手荒れ対策と手袋の関係性についてお話ししていきますね。
入浴介助でなぜ手荒れになってしまうの?対策は?
入浴介助をすると手荒れになってしまう原因は、皮脂が取れることにあります。
皮脂には人の肌や手を保護する機能があります。
でも皮脂はすぐ取れてしまうのです。
入浴介助の際に使用するお湯や、体を洗うために使うシャンプーは、皮脂にとっては天敵なのです。
直接お湯やシャンプーが手に触れると、皮脂が取れて、手荒れしやすくなります。
では手荒れしないようにするにはどうすればいいでしょうか?
その方法は、以下の通りです。
- 手荒れしにくいシャンプーなどを使う
- ワセリンで保護する
- お湯やシャンプー、リンスに直接触れないようにする
それぞれについて簡単に説明しますね。
入浴介助の手荒れ対策1:手荒れしにくいシャンプーなどを使う
シャンプーによっては手に優しい成分配合のものもあります。
そういった製品を使うことで、手荒れは軽減できます。
しかし、入浴介助の物品に関しては、利用者様や施設が決めることも多く、自分で決められないこともあるため注意しましょう。
入浴介助の手荒れ対策2:ワセリンで保護する
ワセリンで保護することはお勧めです。
なぜならワセリンは油を含み、水をはじくからです。
入浴介助前にワセリンを塗布しておくことで、入浴介助中に多少なりとも手荒れを防ぐことができます。
ワセリンはドラッグストアでも取り扱っていて、用意しやすく、手軽にできる対策となります。
入浴介助の手荒れ対策3:お湯やシャンプーに直接触れないようにする
お湯やシャンプーに直接触れないのが一番の対策です。
原因に触れなければ手荒れしない、分かっていても難しいですよね。
でも、手袋を使えばどうでしょうか。
入浴介助の手荒れ! 手袋はする?しない?
私は手荒れ対策に手袋をすることをお勧めします。
なぜなら、手袋をすることで、手をお湯やシャンプーから守ることができるからです。
入浴介助をしていると、気を付けていても、手に様々なものがつきやすくなります。
でも手袋をしておくことで、手に何かついても気にせずに介助を続けられます。
また、手荒れの心配もありません。
よって、手袋はしておいたほうが良いでしょう。
ではどのような手袋をつけておいた方が良いのでしょう。
入浴介助の手袋はどんなものを選べばいい?
入浴介助の際に私のお勧めする手袋の種類は「使い捨てロング手袋」です。
使い捨てロング手袋には、以下のようなメリットがあります。
- 清潔を保てる
- 水が入りにくく、脱げにくい
それぞれについて説明しますね。
使い捨てロング手袋のメリット1:清潔を保てる
使い捨てロング手袋は清潔状態が保ちやすいのです。
なぜなら、使い捨てなので汚れたりしたら、すぐ新しいものに交換できるからです。
入浴介助時に利用者様の便などで汚れたりしても、交換すれば綺麗な状態で介助できます。
また、利用者様ごとに手袋を交換できるため、感染症などの予防にもなります。
そのため、清潔を保てる点はメリットです。
使い捨てロング手袋のメリット2:水が入りにく脱げにくい
ロング手袋は水が入りにくく脱げにくいのです。
通常の手袋ならば手首までしかなく、水が入ってしまいますよね。
でも、ロング手袋ならば肘まであります。
肘を曲げて介助することも多く、まず水が入ることはありません。
また、袖口がしまっていることも多く、脱げにくい事も多いのです。
ロング手袋を着用することで、水濡れや脱げる心配をしなくてよいことはメリットになります。
ただし、費用が掛かりやすいことと、締め付ける強さが強いことがあり、注意が必要です。
こちらは通販でも購入できます。
「入浴介助の手荒れについて」のさいごに
入浴介助はお湯を扱うために手荒れが起きやすい介助です。
でも、手荒れをしにくくする方法はあります。
しっかり対策して、あなたの手が荒れないように介助してくださいね。
また、利用者様の体にも同等の負担があることを忘れず、気を付けて介助してくださいね。