本ページはプロモーションが含まれています

介護 入浴介助

入浴介助時の羞恥心への配慮の仕方は?利用者様の恥ずかしい気持ちに寄り添うには?

入浴介助 羞恥心への配慮
なや美

「恥ずかしいからお風呂はイヤ!」と利用者様に言われてしまいます。

羞恥心にはどう対処すればいいですか?

分かります、私も入浴介助をしようとしたら利用者様に拒否されたという経験もあります。

でも大丈夫です!

入浴介助における配慮の仕方次第では、多少なりとも羞恥心を和らげることができますよ。

あなたもこれからお話しすることを聞いていただければ、入浴介助の時にどのように配慮すればよいか理解することができます。

そうすることで、利用者様からの信頼を得ることができ、スムーズな介助ができることにつながりますよ。

それでは入浴介助時の羞恥心に対し、どう配慮すればよいかについてお話ししていきますね。

入浴介助が恥ずかしいと思う現状とその理由は?

利用者様に入浴介助は恥ずかしい、そう思われることも多数あります。

ではなぜ恥ずかしいのでしょうか?以下のような理由が考えられます。

  • 裸を見られるのが嫌だから
  • 上手く洗えないところを見せたくないから

それぞれについて説明しますね。

羞恥心の理由1:裸を見られるのが嫌だから

介助者に裸を見られるのが嫌だからです。

異性の介助者に対してなら、なおさらでしょう。

あなたも他人に自分の体を見せるのってためらいますよね?

利用者さんだって一緒です。

たとえ日頃関わっている介助者にでさえ、裸を見せるのは恥ずかしいと感じるのです。

羞恥心の理由2:上手く洗えないところを見せたくないから

介助者に、自分でうまく体を洗うことができないところを見せたくないからということもあります。

利用者様も介助者に自分の弱みを見せたくないと考えるからです。

普段接している人に自分の情けなく感じる姿って見せたくないものなのです。

介助者からすれば、介助することは当たり前と感じることでしょう。

でも、利用者様はそう考えないこともあるのです。

自分でできるように見せたいけど、出来ない。

でも、そんな姿は恥ずかしいから見せたくないと考えがちです。

よって、うまく自分の体を洗うことができないところを見せたくないことも、理由になります。

入浴介助における羞恥心への配慮の仕方は?(介助者の対策は?)

入浴介助における、介助者ができる羞恥心への配慮の仕方は以下の通りです。

  • タオルで前面を覆う
  • 介助する際には後ろから介助する
  • 出来ないところだけ介助することを説明する

それぞれ説明しますね。

羞恥心への配慮の仕方1:タオルで前面を覆う

タオルで前面を覆ってあげましょう。

なぜなら、前面は利用者様も見られることに敏感で、隠すことによって少なからず羞恥心が和らぐからです。

タオルを使うことで、利用者様は前面でなくても、見られたくないところを隠すこともできます。

よって、タオルを使って覆ってあげることは有効です。

羞恥心への配慮の仕方2:介助する際には後ろから介助する

介助をする際に後ろから介助してみましょう。

なぜなら前から行うと、介助者に見られていると感じやすくなるからです。

後ろからだったら、利用者様から介助者は見えず、若干羞恥心を感じにくくなります。

よって、後ろから介助することもよいでしょう。

羞恥心への配慮の仕方3:出来ないところだけ介助することを説明する

「出来ないところだけを介助させていただく」と説明することで、羞恥心を和らげることができます。

なぜなら、利用者様も動けることを示すことができるからです。

入浴介助で背中は洗いにくいけど、頭なら洗えるということは多々あるでしょう。

出来ることだけでも自身でやってもらうことで、自尊心を守ることもできます。

また、利用者様のADL(日常生活動作)の維持にもつながります。

よって、出来ないところだけ介助させていただくことは、羞恥心へ配慮することにも繋がります。

入浴介助における羞恥心への配慮の仕方は?(施設側の対策は?)

施設ができる羞恥心の配慮は以下の通りです。

  • 可能な限り同性介助が出来るように人員を配置する
  • カーテンなどの仕切りを用意する

それぞれについて説明しますね。

施設側の対策1:可能な限り同性介助が出来るように人員を配置する

入浴介助を担当する介助者を、利用者様と同性になるように配置しましょう。

利用者様も異性なら恥ずかしいと感じるからです。

でも同性が介助するならそこまで恥ずかしくない、という可能性は高いです。

よって、同性介助できるような人員配置をすることは重要です。

施設側の対策2:カーテンなどの仕切りを用意する

脱衣所や浴室にカーテンなどの仕切りを用意することも有効です。

なぜなら、仕切りがあると不特定多数から見られる可能性が減るからです。

介助者だけでなく、他の人にも入浴介助を見られると、介助者だけにみられるよりも恥ずかしいです。

そんな時に仕切りをしておくと、むやみに見られず羞恥心は和らぎます。

「入浴介助時の羞恥心への配慮について」のさいごに

入浴介助は、あなたが思う以上に利用者様にとっては恥ずかしいことなのです。

ただ無心で介助なんてしては、利用者様も決して良い思いはしません。

利用者様にとってはデリケートな介助です。

そんな介助に対しては、誠心誠意対応してくださいね。

利用者様の入浴介助への意識を良くするのも悪くするのも、あなたの対応次第なのですから。

-介護, 入浴介助