艦これが、若い世代にブームになっています。
睦月、如月、弥生という、戦艦についている名前の由来が
実は昔の月の呼び方だったと
あらためて気付いたんではないでしょうか?
睦月、如月、弥生・・・というのは、昔の月の異名です。
単に一月、二月、三月・・・というよりも
風情があって、日本の良い文化の内の一つですね。
また、昭和の時代から、赤ちゃんの名前に生まれた月を
あてるのが人気です。
例えば、
- 1月生まれ⇒睦美ちゃん
- 3月生まれ⇒弥生ちゃん
- 5月生まれ⇒さつきちゃん
など、平成の今でも「かわいいなぁ~」と
思ってしまう名前ですね~♪
中学生になると、国語のテストでも
月の異名の読み方や穴埋め問題は頻出です。
月の異名のなにか良い覚え方はないの?って
思ってしまいますよね。
ゴロ合わせで丸暗記もいいですが、
月の異名の意味や由来を知ったほうが
すんなり頭に入ってくるんですよ~!
そこで今回は、月の異名の最初の3ヶ月である
睦月、如月、弥生について、
- 旧暦の月の異名だった!
- 睦月、如月、弥生の意味と由来は?
- 異名シリーズ!睦月、如月、弥生だけではなかった?!
を見て行きましょう!
意味を知ることによって、日本の良い慣習に親しむことができます。
そうすると、あなたは知識が深まって、
ますます歴史や古文にも興味が出てくるようになりますよ。
それでは参りましょう!
旧暦の月の異名だった!
睦月、如月、弥生というのは、
旧暦における月の異名なんですよ。
あくまで、「異名」なので、通常は使われることはありません。
旧暦でも今と同じように、
一月、二月、三月が一般的に使われていました。
それに比べて、英語はJunuary、February、Marchのように
ちゃんと月の名前が使われているので、
めちゃくちゃオシャレですよね~♪
また旧暦と新暦の違いを知っておくと、
季節感をイメージしやすいので、おすすめです!
まず、旧暦というのは今の新暦よりも、
約1ヶ月遅いと覚えておいてくださいね。
簡単に言うと、旧暦の一月(正月)は
新暦(現在)の二月くらいになるということです。
それを踏まえて、睦月、如月、弥生の意味と由来を
見て行きましょう!
睦月、如月、弥生の意味と由来は?覚え方は?
睦月(むつき)=旧暦一月=新暦二月頃
今でもお正月には、親戚や兄弟が実家に集まって
お祝いをしますよね。
昔も一緒で、親族一同が集まって、仲睦まじく
宴会をする月ということで、正月を睦び月と呼びました。
睦び月が転じて睦月となったのです。
覚え方は、家族が和気あいあいと仲睦まじく、
お正月を楽しんでいるイメージですよ。
如月(きさらぎ)=旧暦二月=新暦三月頃
今でも三月は、まだまだ寒さが残っていますよね。
寒いので、服をさらに重ねます。
昔は服のことを衣(きぬ)と言いました。
衣を更に着る月なので、二月を衣更着(きさらぎ)と呼びました。
如月という漢字は、中国の二月の異名をそのままあてただけなので、
特に意味はありません。
ということは、国語のテストで如月を「にょげつ」「じょげつ」と読むのは、
あながち間違いではなかったんですね!
覚え方は、まだまだ寒いので、服を更に着込んでいるイメージですよ。
弥生(やよい)=旧暦三月=新暦四月頃
春になると暖かくなって、草花が育ち始めますよね。
弥生の弥は「いよいよ」という意味です。
また、弥生の生は「生い茂る」という意味です。
木や草がいよいよ生え始める月なので、
三月を木草弥生月(きくさいやおいづき)と呼びました。
それが転じて、弥生となったんですよ~
覚え方は、暖かくなって草花がいよいよ生え始めるイメージですよ。
異名シリーズ!睦月、如月、弥生だけではなかった?!
実は睦月、如月、弥生というのは
数ある月の異名の中でも代表的な異名だったのです。
それぞれの月のほかの異名も知っておくと、
さらにイメージしやすくなりますよ。
主なものを以下の表に挙げておきますね(^O^)/
一月の異名 | 二月の異名 | 三月の異名 |
霞染月(かすみそめづき) | 梅見月(うめみづき) | 早花咲月(さはなさきつき) |
太郎月(たろうづき) | 初花月(はつはなつき) | 花見月(はなみづき) |
年端月(としはつき) | 雪消月(ゆききえつき) | 夢見月(ゆめみづき) |
まとめ
いかがでしたか?
異名を用いることによって、
一月、二月、三月のような
無機質な数字の並びよりも
ずっと季節感を持たせることができますよね。
その異名も、一つ一つの意味や由来を知ると
イメージしやすく、覚えやすくなります。
注意するポイントは、旧暦と新暦のズレでしたよね。
旧暦については、こちらでもわかりやすく説明していますので、
ぜひ参考にしてください。
⇒ 朔旦冬至とは?2014年の次はいつ?簡単にわかりやすく!
他の月(卯月、皐月、水無月・・・)も
同様に意味や由来を調べて、しっかり覚えましょう!
あなたがこれを機に、古き良き日本の文化に
興味を持っていただければ嬉しいです。