2014年の冬至は朔旦冬至と言って、
19年に1度しか訪れることのない、大変めずらしい
冬至なんですよ~♪
んっ?読めない?ちょっと読み方が難しいですよね?
朔旦冬至は「さくたんとうじ」と読むんですよ。
2014年を過ぎると、次は19年後ですので
2033年まで来ないのです。
冬至といえば、柚子湯に入って、かぼちゃをいただく日という
イメージが強いですよね。
でも、2014年の冬至は特別なので、
なにか願い事をするのもいいかもね(*^^)v
だって、日本人って「〇〇年に1度の△△!」が
大好きじゃないですかっ!
ハレー彗星とか金環日食とか、すごく神秘的なんで
私も大好きです。
そんな特別な朔旦冬至ですが、結局のところ、
- どういう意味なの?
- なんで19年に1度しか来ないの?
って思いませんか?
そんなあなたの疑問にお答えしますよ!
ただ、朔旦冬至の意味を理解するのは
少しややこしいので、今日は簡単にわかりやすく
順を追って説明していきますね。
それでは参りましょう!
冬至とは?簡単に
冬至とは二十四節気の一つで、
1年の間で、昼が最も短く、夜が最も長い日です。
毎年12月22日頃ですね。
なんで昼の長さと夜の長さが変わるのか?
不思議ですよね?
下の図を見て下さい。
地球は太陽の周りを1年かけて1周します。
地球の地軸は傾いていて、日本は北半球に位置します。
冬至では、太陽の光が北半球にあたる時間が
一番短いことがわかりますよね。
それでは朔旦冬至の朔旦とは、どういう意味なのでしょうか?
朔旦(さくたん)の意味は?
朔旦を1文字ずつ分解して考えましょう!
まず朔とは、新月のことです。
旧暦(太陰太陽暦)は月を基準にした暦なので、
朔日すなわち新月の日をその月の1日としました。
そして旦とは日の出の意味です。
正月の日の出のことを元旦という事を考えると
納得できると思います。
旦という漢字をよく見ると、地平線から太陽が登っているようにも
見えますよね。
まとめると、朔旦とは、新月の日の日の出という意味になります。
朔旦と冬至の意味がわかりましたが、
朔旦冬至の意味を理解するには、少し物足りません。
その前に暦の事を勉強すると、しっくりくるんですね。
簡単に説明していますので、見て行きましょう!
新暦と旧暦とは?朔旦冬至をわかりやすく!
現在、私たちが使っているのは、新暦(太陽暦)と言います。
明治時代に新暦に代わるまでは、旧暦(太陰太陽暦)を使っていました。
新暦は太陽を基準にした暦です。
それに対し、旧暦の日付の部分は月の満ち欠けを基準にしていて、
月の部分は太陽を基準にした暦なのです。
それを踏まえて、旧暦が使用される以前のお話です。
冬至は、
太陽が見える時間が一番短い=これから太陽のパワーが強まっていく
と考えられ、冬至を1年の始まりにしていたのです。
現在の1月1日=元旦の考え方と同様です。
なので、旧暦では冬至を含む月の朔日(新月の日)を11月1日としました。
冬至は二十四節気の一つなので、新暦の12月22日頃と決まっていますよね。
12月22日を旧暦に直すと、大体11月中旬くらいになります。
しかし、19年に1度の割合で、朔日と冬至が重なるんですよ!
これが、朔旦冬至と呼ばれる、とてもおめでたい日なんですね。
月のスタートと太陽のスタートが重なるってことなんだから!
それはもうドンチャン騒ぎもしたくなりますよね~♪
なぜ19年に1度しかないの?
旧暦の1ヶ月は月の満ち欠けの周期なので、29日か30日となり、
1年は約354日です。
新暦(太陽暦)はご存知の通り、1年は約365日ですね。
この新暦と旧暦のズレを調整するために、閏月(うるうづき)と
いうものが使われるんですよ。
このズレをほぼピッタリ合わせるには、
19年に7回の閏月を入れれば良いのです。
ということは、二十四節気の一つである冬至と旧暦とのズレは、
19年単位でリセットされるんですね。
これが、朔旦冬至が19年に1度しか来ない理由なんですよ~
まとめ
朔旦冬至の意味が分かっていただけたでしょうか?
簡単にまとめますね。
- 冬至は二十四節気(太陽暦の考え方)の一つ
- 冬至は毎年12月22日
- 冬至は古代では1年の始まり(元旦)だった
- 旧暦の11月の朔日(11月1日)は1年の始まりだった
- 月の暦の始まりと太陽の暦の始まりが重なる日が朔旦冬至
- 朔旦冬至は19年に1度しか来ない
でしたね。
2014年の朔旦冬至では、
ぜひスピリチュアルな雰囲気で
月と太陽のパワーをもらいましょうね!