「部活を辞めたい!でも辞めるとどうなるの?」
中学生の部活動。
毎日楽しく、充実しながら過ごせることが理想ですよね。
でも部活は楽しいことばかりではありません。
- 練習が厳しい
- 人間関係が難しい
こんな悩みもあることでしょう。
もしかすると、さんざん悩んだ結果、「部活を辞める!」という選択肢を選ぶことになるかもしれません。
こんな時は、いったいどうすればいいのでしょうか?
一人では、なかなか簡単に解決できませんよね?
そこで今回は、そんなあなたの気持ちを踏まえて・・・
- 部活を辞めるとどんな影響があるの?
- それでも部活を辞めたい!うまく辞めるには?
この順で、部活を辞めるにあたって、知っておいてほしいことをお伝えしていきます。
あなたがこれらを知っておくことで、今の気持ちがずいぶん楽になるはずです。
話を聞いてほしい時って、誰でもありますもんね。
それではどうぞ。
部活を辞めるとどんな影響があるの?
部活を途中で辞めてしまうと、「内申点に影響が出て、高校入試に不利に働くんじゃないかなぁ?」と心配しているのではありませんか?
この点については、以前、懇談会の時に、学校の先生に聞いたことがあります。
基本的に内申書に書く内容というのは、「良かったことばかり」だそうです。
つまり、あなたが途中で部活を辞めたとしても、それはマイナス事項なので、内申書には影響がないということです。
ただ、「部活による推薦」で高校進学を考えているなら、推薦がなくなることは覚悟しておいてください。
「よかった~内申書に響かないんだったら、すぐにでも部活やめよっかな」と、あなたは思うかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
部活を辞めることによって、内申書よりも大きく影響を与えるものがあるかもしれませんよ。
それはズバリ!人間関係です。
この人間関係について、具体的には以下のようなことが予想されます。
- 「裏切り者!」と言われる
- 当分の間、無視される(ある程度時間がたつと、元に戻る)
- 仲間外れにされる
- 意外と今まで通り接してくれる
「うわぁ~やっぱりか~」って思いましたか?
確かに、周りから白い目で見られるのはツライですよね。
でも逆に考えれば、それだけ部活の友達も、あなたのことが必要だったんです。
途中であなたに抜けられると、仲間もツライんですよ。
しかしそんなあなたの思いも、時が経てば、そのうち理解されるようになリます。
とは言え、部活を辞めてしまったのだから、「今までのような人間関係には戻らない」ということだけは、覚悟しておいてくださいね。
「それでも・・・少し勇気がいるけど、やっぱり辞めたい!」と、あなたが思うなら、次章へ進んでみてください。
それでも部活を辞めたい!うまく辞めるには?
さてこれからは、「覚悟もできたし、本当に部活を辞めたい」と思っているあなたに、知っておいてほしい4つのポイントをお伝えしていきます。
そのポイントとは・・・
- まず辞めたいと言ってみる
- 辞めたい理由を明確にする
- 転部も考慮してみる
- 部活を辞めたら後悔する?辞めたあとはどう振る舞う?
の4つです。
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
まず辞めたいと言ってみる
あなたの今の悩みは、あなたしか知りませんよね?
それとも、ほかの誰かに相談しましたか?
辞めるか辞めないかの決定はどうであれ、まずはあなたの今の気持ちを、誰かに素直に話してみましょう。
そうすることによって、少しは気持ちが楽になるからです。
では誰に言えばいいのでしょうか?
それはあなたの身近な人です。
例えば・・・
- 理解してくれそうな先生
- 両親、お兄さん、お姉さん
- 仲の良い友達
- 相談できる大人(公共の悩み相談コーナー)
などです。
実際に悩みを話すことによって、あなたが思いもしなかった考え方を、教えてくれる人が現れるかもしれません。
それが解決策になり、今の悩みを乗り越えられるかもしれないからです。
そして相談した結果、「辞める」にしても、「辞めない」にしても、相談に乗ってくれた人が、その後もあなたの助けになってくれますよ。
辞めたい理由を明確にする
あなたはなぜ部活を辞めたいのですか?
部活を辞めるにあたって、両親、先生、友達にも納得してもらえるような理由でありたいです。
ちなみに中学生の部活を辞める一般的な理由は以下のようなものです。
- 練習がきつく、体力面でついていけない
- 受験勉強に専念したい
- 顧問の先生の厳しさに耐えられない
- 人間関係(縦と横のつながり)の悩み
などです。
もしあなたに、上に挙げたような正当な理由があるなら、無理をすることはありません。
部活を辞めることで、あなたがこれからも頑張れるのなら、なおさらです。
だからあなたなりの理由を明確にしてみてくださいね。
ちなみに、辞めることを親に言ってもらうのと、自分で言うのとでは、どっちがいいのでしょうか?
確かに、辞めることを先生に伝えるのは、勇気が必要かもしれません。
でもあなたはもう中学生なので、退部の意思は、自分で直接言う方がいいです。
なぜなら、これもあなたの経験になるからです。
これからのあなたの人生では、様々な困難が待ち受けています。
その困難を乗り越えるのは、最後はやはり自分の力なのです。
もしあなたが自分で言ったにもかかわらず、退部が受け入れられないのであれば、その時は親に言ってもらいましょう。
転部も考慮してみる
もし人間関係の悩みが辞めたい理由なら、部活を辞めるのではなくて、転部することも考慮してみてください。
もしかしたら、今の部活が単にあなたに合ってなかっただけなのかもしれません。
ツラい部活もあれば、楽しい部活もあります。
すべてはあなたの感じ方次第なんです。
転部することによって、あなたのこれからの人生に、もっと良い影響を及ぼす活動や仲間に出会えるかもしれませんよ。
どんなことも、思っているより、実際にやってみないとわからないということです。
「転部したら、周りから白い目で見られるのでは?」と、あなたは思うかもしれません。
でも今あなたは、部活を辞める覚悟があるんですよね?
その覚悟があるなら、新しい部活に代わることは、簡単にできるはず。
実際に周りの人たちに、あなたの悩みを理解してもらえている状態であれば、周りから白い目で見られることはありませんよ。
さらに転部先に仲の良い友達がいれば、もっと安心です。
仮に周りからの視線を感じたとしても、気にしなくてもいいです。
そんな感情は、時間が経てば消えていくものですし、なんといっても、あなたには味方がいます。
今の覚悟と勇気があれば、転部しても、きっと乗り越えられますよ。
部活を辞めたら後悔する?辞めたあとはどう振る舞う?
部活を辞めて、後悔するかどうかはあなた次第です。
つまり、辞めた後にがんばりたいことを、今のうちに決めていれば後悔することはありません。
ただし、次にがんばることは、簡単に辞めないでくださいね。
今の部活をやっていたときの悩みや、つらかったことなどの経験をバネにすれば、次はきっとがんばれるはずです。
次に部活を辞めた後は、周りに対してどう振る舞っていけばいいのでしょうか?
時には無視されたり、意地悪を言われたりするかもしれません。
でも、あなたは堂々としていてくださいね。
非難や中傷をされるがままにしていると、周りは余計に面白がって、エスカレートするだけです。
あなたが毅然とした態度をとっていれば、そのうち嫌がらせもされなくなりますよ。
そもそも「何のために辞めるか?」という理由が明確で、辞めた後も頑張っているものがあるのであれば、悪びれる必要はまったくありません。
バシッと気持ちを切り替えて、これからの新しい生活を楽しんでいきましょう。
さいごに
さてこれまでに、「部活を辞めたいあなたが、今はどうすればいいのか?」を話してきました。
でも本心を言うと、私はあなたに部活を簡単に辞めてほしくはありません。
なぜならみんな多かれ少なかれ、同じような悩みを持っているからです。
私も中学生の時は、部活を辞めたいと思っていました。
練習も辛いし、人間関係も難しい。
でもつらかった分だけ、最後までやり遂げた時の充実した気持ちは、今でも忘れられません。
あの時辞めていたら、このような物事を達成したときの喜びは味わえていなかったことでしょう。
ただ、あなたの場合は、今日からがスタートです。
これからどんな道を選んでいくにしても、必ず何か得られることがあります。
ですから部活を辞めることが、決して逃げではありません。
最後まで読んでいただいて、あなたに少しでも勇気が持てたのなら、私は嬉しいです。