たくあんとたくわんって違うもの?
どっちが正しいの?
先日、家族でラーメン屋さんに行ったんです。
最近のラーメン屋さんは、ラーメンがおいしいのもさることながら、サービスもすごく良くって、キムチやたくあん(たくわん?)が食べ放題なんですねぇ!
そんな時、息子がふと・・・
「たくわんの食べ放題って、嬉しいよね!」って言ったんです。
それを聞いた時、私は、
「んっ?何かおかしいぞ(・・?
たくわんじゃなくってたくあんじゃあなかったっけ?」ってツッコんだんです。
どうやら、息子(中学2年生)たちの世代では、「たくわん」が当たり前だと言うんですね。
もともと「たくあん」派の私にとっては、変な自信があったので、息子を説得するべく、色々なことを調べた結果、ある結論に至りました~!
後日、その説明を聞いて、息子は「すごく良くわかった!納得した(^^)」と言ってくれました。
そこで今回は、以下の順で、あなたにも「たくあん」と「たくわん」論争の結末をお教えしますね。
- たくあんとたくわんの違いは?
- 由来から考えると・・・
- 漢字変換するとどうなる?
- 検索件数ではどっち?
- たくあんとたくわん!どっちが正しいの?
順番に見ていただければ、あなたもきっとお子さんにわかりやすく説明することができますよ~♪
それでは参りましょう!
たくあんとたくわんの違いは?
結論から言うと、たくあんとたくわんは同じものを指します。
いわゆる、世間でよく見る大根の漬物です。
発音と表記の違いだけだったんですねぇ。
では、同じものを指すのなら・・・
「たくあんとたくわん、どっちが正しいねん!使い分けせんとアカンの?」
って思いますよね?
そこで、どっちが正しいのかを徹底的に検証してみたので、さっそく見て行きましょう!
由来から考えると・・・
たくあん、たくわんは、漢字では「沢庵」と書きます。
この沢庵、正式には沢庵漬けと言って、作り方を考えだしたのが、沢庵宗彭(たくあんそうほう)という、江戸時代のお坊さんだったんですよ。
人の名前が沢庵の由来だったんですねー!
そうすると、漢字の読み方から言って・・・
沢庵漬け ⇒ 沢庵 ⇒ たくあん
が正しいということがわかります。
漢字変換するとどうなる?
わからない漢字などが出てくると、パソコンやスマホに入力すると、答えを出してくれるので便利ですよね?
ということで、早速入力してみましたよ(^^)v
グーグル日本語入力の場合
パソコンでは今や代表的な辞書となっているグーグル日本語入力です。
グーグル先生の見解は果たして・・・
たくあんと入力してみた↓
たくわんと入力してみた↓
2つの写真を比べたら、しっかりと漢字変換してくれているのは、「たくあん」だということがわかります。
iphoneの変換候補の場合
たくさんのユーザーがいるiphoneではどうなんでしょうか?
たくあんと入力してみた(左)
たくわんと入力してみた(右)
さすがに、スマホは予測変換が優れているのか、両方とも正しく漢字変換されましたね。
これを見ると、「たくわん」と入力する人が、すごく多いんだということがわかります。
以上の漢字変換だけを見ると、「たくあん」がやや優勢のような気がしますね。
では次の視点だと、どうなんでしょうか?
検索件数ではどっち?
普段わからないことがあると、検索窓にわからない言葉を入れて検索をします。
ここでは、大手の検索エンジンであるヤフーで検証してみました。
たくあんと入力してみた(上)
たくわんと入力してみた(下)
写真にある件数というのは、「入力した言葉が含まれているサイトがどのくらいあるのか?」という意味です。
これを見ると、「たくわん」が使われているサイトの方が圧倒的に多いことにビックリします(゚д゚)!
ちなみに画像検索をかけても・・・
- たくあん⇒65400件
- たくわん⇒859000件
で、これも圧倒的に「たくわん」の画像が多いんです。
ということは、「たくわん」の方がより一般的に使われていると、予想できますね。
でも、ちょっと待って。
ヤフーの画像検索に「たくわん」と入れてみると・・・
天下のヤフー先生は、わざわざ教えてくれているではありませんか!
これを見ると、「たくあん」の表記が正しいということがわかります。
そこで、実際に検索されているのはどっち?
ということで、グーグルトレンドというサイトで「たくあん」と「たくわん」を比較してみました。
うわぁ~逆転しましたねぇ。
赤のグラフが「たくあん」で、青のグラフが「たくわん」です。
圧倒的に「たくあん」の方が検索されています。
検索ユーザーの人たちは、ヤフー先生の言う通りに検索できているので、少し安心しました。
たくあんとたくわん!どっちが正しいの?
ここまででわかったことは、
- たくあんの方が需要が多い
- インターネット上では、たくわんの方が多く供給されている
- ヤフーやグーグルはたくあんを推奨している
です。
この需要と供給のギャップがおもしろいですね~♪
では、一般的に「たくわん」を使っている人が多いのは、なぜなんでしょうか?
これを考えるために、ちょっとしたゲームをしましょう。
「たくあん」を早口で10回言ってみてください!
・・・
・・・
どうですか?
言いにくいですよねぇ~(T_T)
「く」と「あ」をつなげて発音しようと思えば、どうしても「わ」になってしまいませんか?
そうなんです!
発音は「たくわん」でもまったく問題ないのです。
そこで結論!
- 「たくあん」と「たくわん」のどちらでも間違いではない
- 表記は「たくあん」が正解
- 発音はどちらでも良い(たくわんの方がいいやすい)
というのが私の考えです。
つまり元々、「たくあん」が正解だけれども、「たくわん」の方が言いやすいし、そう聞こえるという理由で、「たくわん」が後から普及していったのではないでしょうか?
まとめ
いままでのことを表にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
たくあん | たくわん | |
PC漢字変換 | ◎ | × |
スマホ漢字変換 | ◯ | ◯ |
検索でのサイト数 | × | ◎ |
検索エンジン推奨 | ◎ | × |
検索需要 | ◎ | × |
言いやすさ | × | ◎ |
これであなたも、お子さんにも自信を持って説明することができますよね?
細かいことを気にして調べることは、実は脳トレにもなるんですよ~♪
あなたも、お子さんも、これで合点が行ったのであれば、私も嬉しいです。