おからがダイエットにいいとよく聞くので、
最近注目しています。
カロリーも制限できるし、満腹感も得られるので
重宝しているんですよ~♪
ある日、スーパーでおからを探していると、
卯の花と書かれたパックが置いてあったんですね。
その卯の花パックを購入したのですが、
これが豆腐屋さんでもらえるおからと
まったく一緒のものだったのです。
「んっ?おからと卯の花ってなにが違うんだ?」
って思いませんか?
そこで今回は、おからと卯の花の違いについて
詳しく見て行きましょう!
話は次のように進んでいきますね。
- 言葉の意味の違い
- 一般的な使われ方の違い
- 地方での呼び方の違い
おからと卯の花の違いがわかると、
今までのあなたのモヤモヤが取れて、
スッキリすること間違いなし!
さらに、うまくダイエットにも活かしてくださいね\(^o^)/
それでは参りましょう!
言葉の意味の違い
まずは、おからと卯の花、
それぞれの意味や由来を見て行きましょう!
おからの由来とは?
おからは漢字で書くと、「御殻」となります。
殻(から)という漢字は、
- もみ殻
- 貝殻
- そば殻
などの言葉で使われるように、中の物を保護している
皮みたいなものですよね。
おからの場合、豆腐を作る過程で、豆乳を絞った後に
搾りかすが出ます。
搾りかす=大豆の殻の部分なので、
この搾りかすのことを、おからと呼ぶようになったのです。
卯の花の由来とは?
もともとは、おから=御殻だったのですが、
おから=お空のように聞こえることが、
昔の人達にとって縁起が悪かったのですね。
そこで、きれいに聞こえる別名を考えました。
それが「卯の花」なんですね!
なぜ卯の花と呼ばれるようになったのかを
見て行きましょう!
初夏(旧暦4月頃)に白い小さな花を咲かせる
ウツギという植物があります。
ウツギは別名を、ウツギのウだけを使って「卯の花」と呼びます。
旧暦の4月を卯月(うづき)と呼ぶのは、
卯の花が咲く季節だからという説もあるんですよ。
おからを都合の良いように見れば、
「卯の花に似ているではないか!」と
昔の人は思ったのですね。
これが、おからを卯の花と呼ぶようになった由来なのです。
したがって、卯の花とは、おからの別名であって、
一緒の物のことを指すんですよ~♪
でも、実際はおからも卯の花も両方とも、
言葉として、普通に使われていますよね。
一般的な使われ方の違いも考えていきましょう。
一般的な使われ方の違い
言葉としては、おからも卯の花も、同じものを指すことは
わかりましたが、一般的には使い分けられているようですね。
レシピ本などを見ると、
- おから・・・材料
- 卯の花・・・調理したもの、おかず
となっています。
スーパーの惣菜コーナーでも、
調理したおかずは卯の花で売られていますよ。
よって、一般的には
- おからは材料そのもの
- 卯の花は材料も調理後のおかず(卯の花煮など)も含めて、
広い範囲のもの
と使い分けることができますね。
(下図参照)
地方での呼び方の違い
おからと卯の花は主に関東と関西で
呼び方が違います。
- おから・・・主に関西
- 卯の花・・・主に関東
で言葉が使われています。
関東では、真空パックに詰めたおからを、
卯の花として実際に売っています。
おからには、ほかにも色々な別名があるんですよ。
- 雪花菜(きらず)・・・おからを雪に見立てて付けた別名です。
きらずとは、調理をする時に包丁を使う必要がないのが
由来となっています - 大入り・・・おからが空っぽを連想させるので、商売人の間では
縁起よく、おからの事を大入りと呼んでいました
どちらも、シャレが効いてておもしろいですよね(^^♪
こういったゲンを担いだ結果、おからのように、
呼び方が変わってしまった物って
意外と多いんですよ~
例えば、
- スルメ⇒アタリメ・・・お金をスるのは縁起が悪いことから
- 植物の葦(アシ)⇒ヨシ・・・「悪し」よりも「ヨシ」
- 宴会などの閉会⇒お開き・・・「閉じる」よりも「開く」方が縁起が良い
などですね。
日本語って奥が深いですよね~
まとめ
いかがでしたか?
おからと卯の花の違いがわかりましたか?
物は一緒で、呼び方の違いだけだったんですね!
意味がよくわかったら、頭もスッキリします。
ついでに、栄養価が抜群のおからを使って、
体もスッキリさせたいところですね。
おからは日持ちしないのが玉にキズなんですけど、
いろんなおからと卯の花レシピを作って
ダイエットもがんばってくださいね!