「絶対スナックエンドウやって!」
「いいや、スナップエンドウや(-"-)」
先日、スナップエンドウとスナックエンドウに違いはあるのか?
息子とちょっとした議論になってしまいました。
端から見たら、しょーもない親子の言い争いにしか聞こえないかもしれませんね?
でも、その時は私も息子も真剣だったんですよ!
調べた結果わかったことは、
スナップエンドウもスナックエンドウも同じものを指すのです!
この豆は、1970年代にアメリカから輸入された品種で、
両者は言い方の違いだけだったんですね!
では、スナップエンドウとスナックエンドウ、どっちが正しいのでしょうか?
スナップ派、スナック派、どちらも言い分があるようですけど、
あなたはどっち派ですか?
そこで今回は、決着をつける意味で、
どっちが正しいのかを、とことん調べてみましたよ!
次の3つの視点で、スナップエンドウとスナックエンドウを比較しています。
- 名前の由来は?
- 検索需要と検索結果は?
- 生産者(メーカー)はどっち派?
この記事を読んでいただければ、あなたのモヤモヤもきっと解消できますよ~♪
そして、モヤモヤが解消されれば、
豆知識として友達や家族にも教えてあげてくださいね!
それでは参りましょう!
名前の由来は?
スナップエンドウとスナックエンドウ。
どちらの名前にも由来がありました!
それぞれどんな意味があるのかを見て行きましょう!
スナップエンドウの名前の由来
先ほど言ったように、この豆は元々アメリカから来たものです。
ということは、英語でどう呼ばれているのかが気になりますよね?
この豆を英語では、「Snap garden peas」と言います。
それぞれの単語の意味は・・・
- Snap=パチンと音を立てる、ポキンと折れる
- garden=庭
- peas=えんどう豆
なんですよ。
したがって、スナップエンドウ=「パチンと音を立てるえんどう豆」という意味です。
スナップエンドウという言い方は、本場アメリカに習ったものだったんですね!
スナックエンドウの名前の由来
この豆は1970年代に輸入されました。
当時、スナップエンドウのことを聞き違えたのか、
軽食のスナックのように食べられるというイメージで、
スナックエンドウと呼ばれるようになったのです。
その後、1983年に農林水産省が統一名称(正しい呼び方)として、
「スナップエンドウ」に決めたのですが、それまでは
- スナップエンドウ
- スナックエンドウ
- スナップタイプエンドウ
- スナックタイプエンドウ
などの呼び方が乱立していました。
実は、スナックエンドウというのは商品名で、
大手の種苗メーカーである「サカタのタネ」が名付け親だと言われています。
スナックエンドウという呼び方が、ここまで世間に浸透していったのは、
余程、豆の食べ方のイメージにピッタリだったからなんでしょうね!
こういった商品名が市民権を得て、
一般的に使われるようになる例は結構あるんですよ(゚д゚)!
例えば、
- 入浴剤→バスクリン
- 絆創膏→バンドエイド
- 洗浄機能付き便座→ウォッシュレット
などのように、商品名で言ったほうが、伝わりやすかったりすることがあります。
以上、名前の由来から考えると、スナップエンドウが正しいとなります。
でも、サカタのタネさんのファインプレーで、
スナックエンドウも一般的には正しいということになるんですね(^^)v
検索結果と検索需要は?
わからない言葉があれば、とりあえず検索してみましょう!
ここでは、大手検索エンジンであるヤフーに
「スナップエンドウ」と「スナックエンドウ」を入れてみました。
スナップエンドウ(上)
スナックエンドウ(下)
やはり、正式名称であるスナップエンドウの方がヒット件数が多いです。
しかし、スナックエンドウのヒット件数も20万件以上もあることから、
根強く使われているということがわかりますね!
では、実際に検索されているのはどっち?
ということで、グーグルトレンドというサイトで、
「スナップエンドウ」と「スナックエンドウ」を比較してみました。
青のグラフがスナップエンドウで、赤のグラフがスナックエンドウで、
グラフが高いほど、多く検索されているということです。
グラフでは、スナップエンドウに分があるようですね!
以上の検証から、現在ではスナップエンドウが多く使われていて、
あなたがこれから使うなら、スナップエンドウの方が良いということがわかります。
生産者(メーカー)はどっち派?
先ほど言ったように、
スナックエンドウはサカタのタネが名づけた商品名でしたよね。
では、他の種苗メーカーはどっちを使っているのでしょうか?
以下の表にまとめてみました(^^♪
種苗メーカー名 | スナップかスナックか |
サカタのタネ | スナック |
タキイ種苗 | スナップ |
松永種苗 | スナップ |
丸種 | スナップ |
トーホク | スナップ |
表を見る限りでは、スナックエンドウの名付け親である
サカタのタネ以外はすべてスナップエンドウを使用していました。
やはり、ここでもスナックエンドウは、
サカタのタネだけが使用している商標だということがわかります。
ただ、面白かったのは、販売する側の大手である楽天では、
スナックエンドウを使用していた点で、
商品によっては、両方表記しているのには笑ってしまいました(^o^)
まとめ
いかがでしたか?
これで、あなたなりの結論が出たのではないでしょうか?
これまで調べたことを、息子にも説明してあげたら、
「そっかー!よくわかった」と言って納得してくれましたよ。
簡単にまとめると、
- 正式にはスナップエンドウ
- スナックエンドウは商品名
- 一般的にもスナップエンドウの方が多く使われている
- 生産メーカーもスナップエンドウ
ということです。
逆に考えると、ここまでスナックエンドウという言葉を普及させた
サカタのタネの功績には驚かされますよね。
ちなみに、同じエンドウの仲間である、
さやえんどうとスナップエンドウの違いも気になりませんか?
こちらも楽しくお伝えしているので、ついでに見ていってくださいね~♪
⇒ さやえんどうと絹さやは同じもの?スナップエンドウとの違いは?
あなたも、スナップエンドウとスナックエンドウのどっちが正しいのかを
また誰かに教えてあげてくださいね!