「行きたい大学は見つかった。だけど、基礎はいつまでに完璧にしたら良いの?」
大学受験を控える高校生ならこう思うでしょう。
ここではそんなあなたに向けての助言や基礎固めの方法等について解説していきます。
大学受験の基礎固めの期間とは?いつまでにやればいい?
基礎固めの期間は、現在の「志望大学と自分の実力」によって異なってきます。
なので、「いつまでに基礎を固めておくべきだ!そうすれば受験に合格できる!」とはとても言えません。
理由はとても簡単で、志望大学は同じでも、個人の実力は異なっているからです。
実力が似ている人はいても、全く同じ実力の人はいません。
例えば、私の兄と比較してみました。
自分と兄は同じ大学を受験しようとしています。
兄は現役での大学受験に失敗してしまいました。
1年間常に1日5時間以上の勉強をしたとして、自分は現役で兄と同じ大学に受験しようとしています。
この場合、兄の方が実力が上になります。
つまり、他人と比べて基礎固めの期間を考えるのではなく、自分の実力を正確に把握して、基礎固めの期間を考えると良いです。
ただし、周りよりも少しだけ早く基礎固めが終了した場合、休まず勉強し続けると、その分だけ受験に合格する確率が上がります。
ざっと受験日から現在までの期間をイメージしてみてください。
あなたの現在の実力がどのくらいで、志望大学の合格レベルがどのくらいかを把握しましょう。
そのギャップがわかれば、いつまでに基礎固めをしなければならないかがわかってくるはずです。
基礎がちゃんとできていれば、実践問題は暗記するほど数をこなすだけです。
数をこなせば、急激に点数が伸びますので、基礎固めの期間は長めにとっておきましょう。
基礎固めの範囲とは?どこまでやればいい?
基礎固めの範囲は人によって意見が分かれます。
私が考える基礎固めとは、大学受験の問題を解けるようになるための勉強の事です。
志望大学の過去問を解いてみて、答えにまでたどり着けなくても、考えが模範解答と同じならば、基礎の方は問題ないと思って良いでしょう。
もしくは、模範解答を読んで理解できるレベルなら、基礎はできています。
基礎とは、その問題を解くための手段や考え方を身に着ける事だと考えます。
なので受験生の場合は、志望大学の問題を解いてみて、考え方が間違っていなければ「基礎は問題なし」と思っても良いです。
つまり基礎の範囲は問題の解き方が間違っていなければ大丈夫です。
問題の正解までではなく、途中式や考え方まで身についたら基礎の方は「バッチリ!」と思って良いはずです。
基礎固めにおすすめの参考書や問題集は?
あなたのレベルによっておすすめの参考書や問題集は変わってきます。
私は、「頭が良い受験生」向けの参考書が分かりません。
しかし、「自分はあまり頭が良くない」と思っている受験生には、
- 英語の文法に関しては〈next stage〉
- 英語の長文に関しては〈英語長文 ハイパートレーニング等〉
- 数学に関しては〈チャート式 解放と演習〉
をおすすめします。
理由は、これらの問題集すべて単元別になっているため、「どの部分が一番できていないのか」がすぐに分かるからです。
例えば、色んな単元が混ざっている場合、「自分の実力が分かっていて、過去問もある程度解ける」という人にとっては、自分の実力を上げることができます。
しかし、「過去問があまり解けない」という人がやっても、あまり意味がありません。
つまり、「過去問があまり解けない」と思っている受験生には、単元別になっている参考書や問題集をおすすめします。
さいごに
大学受験に向けての基礎固めは、他の人たちよりも早めに終わらせましょう。
過去問に早く取り掛かることで、より受験に合格する可能性が上がります。
なぜなら、自分の実力と志望大学の合格レベルとの差がその時点で明確になるからです。
ギャップが明確になれば、基礎固めに戻っても構いませんよ。
ただ基礎が終わったからと言って、怠けて勉強をさぼると、それまで積み上げた基礎の部分が無駄になってしまうかもしれません。
人間は忘れる生き物なので、日々の努力が必要になってきます。
継続は力なりです。がんばってくださいね。