「現在分詞と過去分詞って、どう使い分けるの?」
分詞にはいろいろな用法があります。
その中で基本中の基本で、現在分詞と過去分詞という部類があります。
- なぜこの場合は「ing」 を使うのか。
- なぜこっちは「ed」を使うのか。
これらを理解できないと難しいですよね。
分詞構文が苦手なあなたに、今回は分かりやすく説明していきます。
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分詞には現在分詞と過去分詞があります。
それぞれ簡単に説明します。
現在分詞(ing)は進行形(I’m studying)のように、「今〜していること、目の前で行われていること」の意味があります。
過去分詞(ed)には大きく2つの意味があります。
- 受動態(The cake was eaten)のように「〜された(受動)」
- 完了形(Have you finished your homework?)のように「〜してしまった(完了)」
この2つです。
【分詞構文】「ing」と「ed」の見分け方は?
現在分詞(ing)は「〜している」という能動の意味を持ちます。
- crying boy 泣いている少年
- developing countries 発展している国→発展途上国
過去分詞(ed)は他動詞の場合、「〜された、〜されている」という受動の意味を持ちます。
- a spoiled child 甘やかされた子供
- frozen food 凍らされた食品→冷凍食品
自動詞の場合、「〜してしまった」という完了の意味を持ちます。
- developed countries 発展してしまった国→先進国
見分け方のコツは、動詞に注目することです。
動詞に対する主語が何なのかを考えて、主語と動詞の意味上の関係性を見ましょう。
- 能動なら、「ing」
- 受動なら、「ed」
- 完了なら、「ed」
です。
これなら見分けられますよね。
【分詞構文】現在分詞と過去分詞の使い分け方、判断する方法は?
能動、受動の関係について少し説明します。
能動というのは主体が行なっている状況です。
主語が人や動物の場合がほとんどです。
その動作を行なっているのは、なんなのか考えることが大事です。
人や動物でなくても ingの形を使う場合もあります。
この場合は、間違えやすいので注意です。
例文
- She told me about her fiancé, her eyes shining.
目を輝かせて、彼女は婚約者のことについて語ってくれた。
こういう文章です。
「目が」輝いているので、能動となっているわけです。
一方、受動はその動作を受けている状況です。
例文
- These are the photos taken in NewYork then.
これらはその時ニューヨークで撮られた写真だ。
写真は「撮られる」という受け身です。
「撮る」という動作を受けています。
これらの状況を考えると判断がしやすいと思うので、動作の主体に目を向けて見てください。
【よく出る】頻出現在分詞と過去分詞をそれぞれ4つ!コレだけは覚えておこう
理解してもいざとなるとこんがらがりますよね。
ですから、頻出の現在分詞、過去分詞をピックアップします。
例文などを含めてイメージがつきやすいように取り上げていきますね。
頻出の現在分詞
- Developing countries 発展途上国
- A surprising rumor 驚くべき噂
- A boring lecture 退屈な講義
- A tiring job 疲れる仕事
頻出の過去分詞
- Developed countries 先進国
- A surprised girl 驚かされた女の子→驚いた女の子
- A bored student 退屈した生徒
- A tired look 疲れた表情
さいごに
分詞はすごく種類も多くて、覚えるのが大変と感じてしまいます。
もちろん全て覚えることができれば楽なのですが、そうもいきませんよね。
一番に着目すべきなのは分詞と主語の関係です。
主体が何なのか。
この動作を行なっているのか、もしくは行われているのか。
上手に見極めることができれば分詞にすぐに慣れてきますよ。
最初は難しいですが、関係性を一つ一つ書き出してみたりして徐々に整理していきましょう。
きっとその努力は実になる時がきますので、がんばっていきましょう。