「分詞構文の付帯状況の書き換えが特に難しい!コツなんてあるの?」
英文法を学んでいく上で、分詞構文はすごく重要です。
でも苦手とする人が多いですよね。
あなただけではありませんよ。
分詞構文は便宜上、大きくは
- 〈付帯状況〉
- 〈時〉
- 〈理由〉
- 〈条件〉
これらに分かれています。
その中でも、特にわかりにくいとされる付帯状況について、今回は詳しく説明していきます。
難しいので、分かりやすく説明していきます。
最後まで読んでいただいて、苦手意識をなくしていってくださいね。
分詞構文の付帯状況ってなに?意味や種類を簡単にわかりやすく解説!
分詞構文の基本とは異なり、2つに分けられます。
- ①同時動作
- ②連続動作
の2つです。
①の同時動作とは「〜しながら…する」というAとBという動作を同時に行なっていることを表したものです。
例えば、
- The mayor shock hands with each of us, smiling brightly.
明るく笑いながら市長は私たち一人一人と握手した。
「市長が明るく笑う」のと「市長が私たち一人一人と握手する」という動作は同時に行われているということです。
②の連続動作とは「〜していて、そして…する」という、Aの動作の後にBの動作を行うというふうに時間の流れに沿った話を表しています。
例えば、
- Turning off the light, Mike went to bed.
電気を消して、マイクは就寝した。
「電気を消す」と「就寝する」の二つの動作が同時に行われるものではなく、連続して行われているということです。
分詞構文の付帯状況!書き換えのコツは?例文でわかりやすく
同時動作の場合は、前半の動作と後半の動作が同時に起こっているものということを意識しなければいけません。
①同時動作の場合は、分詞句が後半にくることが多いということも頭に入れておくと良いでしょう。
例文を紹介します。
- He always eats breakfast reading a paper.
彼はいつも新聞を読みながら朝食をとる。
- She was making sandwiches, talking with her daughter.
彼女は娘と話しながらサンドイッチを作っていた。
これらの同時に行われていた動作を表す部分は後半に来ていますよね。
分詞句を意識すると簡単に作れますよ。
②連続動作の場合は、先に起こる動作や出来事が分詞句として前に置かれることが多いです。
例文を紹介します。
- Taking off her hat, she went into the room.
帽子を取って、彼女は部屋に入った。
この文章で大事なのは、「帽子を取る」という動作が「部屋に入る」動作よりも先に行われているということです。
先に行う動作を前半部分に持ってくるということですね。
分詞構文の付帯状況!接続詞の選び方は?
分詞構文は基本的に接続詞を省略しますが、文の意味をはっきりさせるために、あえて残す場合もあります。
その際の接続詞の選び方について説明します。
基本的に省略される接続詞は主に次のものです。
- When
- and
- because
この3つです。
例文を用いて考えてみましょう。
- I made her upset, saying something hurt hurtful to her.
「何か傷つくことを言って彼女を怒らせてしまった。」
ここで省略されているのはbecauseです。
何か傷つくことを言ってしまったことが原因で彼女を怒らせてしまった、ということです。
ですからbecauseを使って文章を書き換えると、
- I made her upset because I said something hurtful to her.
になります。
カンマの前後の文章の関係を考えると、何の接続詞を使うのか明確です。
さいごに
今回は、分詞構文の付帯状況について説明しました。
確かに難しいですよね。
私も英語が苦手だった頃は苦戦しました。
カンマの前後で意味は関連していますので、その関係性を考えてみるといいですよ。
あなたの英語学習の一助になれば嬉しいです。